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哲学プラクティスに関わる人への9の質問 #8 馬場智一さん

1.肩書き・職業など

長野県立大学准教授

2.現在の主な活動

哲学カフェ(権堂哲学カフェ)、学校での哲学対話(中学/高校/大学が中心)、教員研修での哲学対話、Learn by Creation NAGANOでの哲学対話、NHK長野放送局との企画(哲学対話人生すごろく)、長野県シニア大学との企画。全体として「野外」、「アート」、「多世代」を軸に据えた活動です。
海外の友人とともに運営しているPhilosophy as Global Conversation(研究発表とアートパフォーマンス)でも(海外で)哲学対話をやりたいのですが、コロナのため現在ストップしています。

08馬場智一さん

※画像は、権堂哲学カフェの2021年8月「石を磨いて対話する」の回で、石を磨いているところ。長野県立美術館の石磨きワークショップの後に、ウォーキング哲学対話を行いました。

3.はじめて哲学プラクティスに出会った日はいつですか?

2013年4月6(土)UTCP主催の「母」をめぐる哲学対話にて。
4月からUTCP関連のCPAGという研究プロジェクトで特任研究員として働き始めたばかりでした。

4.はじめて哲学プラクティスを実施したのはいつですか?

2013年12月8日(日)近所の知り合い家族を集めて絵本『100万回生きたねこ』を題材にした親子哲学対話を開催しました(企画、運営、進行全て担当)。

5.哲学プラクティスを、はじめてやろうと思ったのはなぜですか?

4月に哲学対話に出会い、これは面白い、自分がやりたかったのはこれだと思いました。哲学の「研究」だけでは得られないもの(話す楽しさ、人と触れ合う喜び、考えたことのない問い)が得られると感じ、自分でもやってみたいと思いました。

6.今まで哲学プラクティスを続けてきたのはなぜですか?

毎回学ぶものがあるから。いつも新しい人と出会えるから。哲学カフェは、一緒に運営してくれる仲間がいるから。

7.活動の中で、一番大事にしていることはなんですか?

気楽に話せる空気を作ること。

8.あなたにとって、哲学プラクティスとは?

人生の一部。サードプレイス。息抜きの時間。自分の居場所。出会いの場。学びの場。

9.影響を受けた活動、人物がいたら、教えてください。

UTCPで哲学対話に出会ったので、梶谷真司先生からの影響は一番大きいと思います。UTCPで行われたハワイp4c(philosophy for children)の研修にも参加したので、セイフティを大事にする考え方を受け継いでいます。2013年の「母」をめぐる哲学対話では同世代の松川えりさん土屋陽介さんがゲストでした。土屋さんには『100万回生きたねこ』の対話の時に来ていただき、終わった後沢山お話ししました。数年後、カフェフィロの山本和則さん主催の大津の哲学カフェ(びわこ哲学カフェ)に参加させていただき、前後で色々とお話をしました。これらの方々の影響も受けていると思います。

関連サイト


※「哲学プラクティスに関わる人の9の質問」については以下をご覧ください。


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