【19年9月】読書まとめ

2019年9月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1702ページ
ナイス数:76ナイス

https://bookmeter.com/users/54142/summary/monthly
■世界のかわいい民族衣装―織り、染め、刺繍、レースなど手仕事が生みだす世界の色と形
表紙のポーランドの衣装に射抜かれて。さすが表紙になるだけある。お裁縫の知識があればより楽しめたのかな。どれも手が込んでいる。国立民俗学博物館に行ってみたくなった。
読了日:09月29日 著者:国立民族学博物館
https://bookmeter.com/books/6514989

■公衆サウナの国フィンランド: 街と人をあたためる、古くて新しいサードプレイス
サウナが理想郷のように描かれていた。ように感じた。羨ましくもある研究です。確かに家と職場意外の居場所はとても大事だと思う。サウナにルールを貼りださないし貴重品もむきだしで預けるのにも驚き。そもそも電車にも改札がないし、信頼で成り立っているというか、自立が求められている気がする。
読了日:09月28日 著者:こばやし あやな
https://bookmeter.com/books/13269661

■池上彰の世界から見る平成史 (角川新書)
とてもいい本だと思う。私でも読める簡潔な平成史。唯一言うとしたら表紙がもう少し地味だったら良かったかも(笑)
学校で習っていても試験のために覚えたからか、恥ずかしながらきちんと理解していないことが多かった。もっといろいろ知りたくなる一冊でした。それにしても日本はテロ先進国というのはなかなか衝撃的な言葉。北朝鮮がどうして日本人を拉致するのか初めて知った。平成生まれなので平成が終わってしまうことに少しだけさみしさがあったけれど、お祝いの雰囲気で明るくて良かったし、令和という響きは結構気に入っています。
読了日:09月24日 著者:池上 彰
https://bookmeter.com/books/12545588

■何様 (新潮文庫)
約6年半前、ちょうど自分が新卒の就活の時期に話題になっていた「何者」を読んだ。その登場人物が出ているみたいだけど記憶が薄れてあまり分からなかった。最後の話と二人組の話が好きかな。1秒でいいのか、と少し肩の荷が降りた気がしました。むしゃくしゃも良かった。最初の話は私には幻想のようでした。解説はオードリーの若林さん。朝井リョウはオードリーのラジオのリスナー。
この前に読んだ本の影響かもしれないけれど台詞や心理描写が多いように感じた。
読了日:09月20日 著者:朝井 リョウ
https://bookmeter.com/books/14023720

■大人のための残酷童話 (新潮文庫)
職場の人が貸してくれました。ぞっとした。あとがきと解説を読んで理解が深まった。つまりいい仕事をしていた。「童話」と「小説」は全く別物なのね。
読了日:09月17日 著者:倉橋 由美子
https://bookmeter.com/books/580199

■ムーミン谷の名言集 (講談社文庫)
原作はスウェーデン語で、それをフィンランド語に訳したものをさらに日本語に訳しているので、スウェーデン語から直接日本語に訳した場合と微妙な意味合いが違うというようなことが書いてあった。翻訳ってただ訳せばいいだけではなく、文化とか細かいところとか、語学だけでなく知識がいりそうだなあと、普段は日本の本ばかりを読むのでそんな基本的なことを思った。秋の表現が素敵だった。フィンランドを観光するには夏と冬がおすすめされるけれど、ムーミン谷の住人にとっては冬の準備をする秋も大事なのね。
読了日:09月14日 著者:トーベ・ヤンソン
https://bookmeter.com/books/7991655

■金米糖の降るところ
海外のにおいがした。日本の反対側のアルゼンチン。どういうところなのか画像検索をすると想像していたよりもきれい。この作品を読むと魅力的に感じる。金平糖の降るところってそういう意味なのね。映像で見たいなあと思いつつ、江國さんの文章で読むからいいのかもしれない。描写が圧倒的に美しい。なめらかというか。登場人物への共感とか話の組み立て方とかを楽しむ作品ではない。江國さんの世界観が堪能できました。
読了日:09月13日 著者:江國 香織
https://bookmeter.com/books/4071685

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フィンランドに想いを馳せております。

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