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DX人材の育成事例!vol.2:管理職層向け

「DXとは?」「DXって何から始めたらいい?」など、これからDX推進を現場で担っていく管理職層向けに研修を実施しました。特徴的な点は、管理職層研修に経営層が入り、コラボ研修という形で、自社のDX推進における課題やファーストアクションについて具体的に検討しました。そこで、研修の概要や悩みなどをコラムとしてまとめました。
一般職層や経営層向けの事例もまとめておりますので、あわせて覗いてみてください。(リンクは本文最後に記載)

DX研修を受ける方たちはどんな人?

DX大好きな“デジちゅん”とDX推進研修担当の“いしちゅん”

デジちゅん:ねえねえ、いしちゅんはいろんな会社の人たちにDXのことを教
                     えてるんだよね?今回はどんな人たちに研修を行ったの?
                     教えてほしーなー
いしちゅん:そうだよ。
                      今回はB社様に向けて行った研修について紹介していくね。

今回の研修の対象者情報は以下の通りです。
業界:小売業
対象者層:管理職層・経営層
人数:管理職層(149名)・経営層(51名)
実施期間:3時間
実施方法:オンライン
使用ツール:オンライン会議ツール(Zoom)

いざ、DX推進!でも現状の問題点が分からない…実際に何から取り組んだらいいの?

デジちゅん:すごいね!ちなみにB社様はなんで研修を受けようと思ってく
                      れたの?
いしちゅん:B社様は、会社の方針としてDX推進を掲げているんだけど、以
                      前に自社で実施したワークショップでは、「自社をどう発展さ
                     せるか」というテーマが大きすぎて社員のみんなの考えをとり
                     まとめるのが難しかったみたいなんだ。そこで、まず最初に
                    「普段関わらない管理職層と経営層が意見を交換する機会を提
                     供したい」と相談してくれたんだよ。

ご依頼の背景として、以前に自社で実施したワークショップの問題点を教えていただきました。「自社をどう発展させるか」というテーマで意見交換をする機会を設けたものの、テーマが大きすぎ、短時間でグループワークを実施したことにより、各社員の自己主張のみで終わってしまったそうです。
そこで、普段関わらない管理職層と経営層が意見交換を行い、様々な視点でDXについて考える機会を提供したいとご要望をいただきました。また、具体的な解決方法である"手段"を見つけ出す機会ではなく、問題解決のきっかけやモチベーションを上げるための認識合わせを行う方向で研修内容を組み立てていきました。

DXで、どう組織を進化させるか?  管理職層×経営層の合同研修を実現!

デジちゅん:そうなんだ~B社様の気持ちわかるな~初めて取り組むことっ
                      て“何が分からないか“がわからないことよくあるよね!
                      いしちゅんはどうやって悩みを解決したの?
いしちゅん:B社様の悩みややりたいことを聞いて、「みんなの価値観を知
                      って、DX実現に向けての最初のアクションを具体化すること」
                      が必要なんじゃないかと思ったから、「管理職層×経営層の合
                      同研修」を提案したんだ。

相互の価値観を認識しDX実現に向けて、それぞれが最初のアクションを具体化することを目的に管理職層×経営層の合同研修を行いました。
実際の研修の流れと詳細は以下の通りです。

1、事前課題
DXの概要や事例などをオンライン学習で学んでいただき、自部署や業務で抱えている問題を洗い出します。問題は、「現場の解決したい問題」・「挙げた理由」・「問題に名前をつける」といった3点を書き出します。

2、グループワーク:事前課題のシェア
4人1組(管理職層3名・経営層1名)に分かれ、管理職層から事前課題で考えてきた「現場の解決したい問題」を発表します。経営層は、現場で発生している問題の詳細を把握することができ、管理職層は他組織で発生している問題を把握することができ、解決策の優先順位を検討する際に役立ちます。

3、グループワーク
Need/Want分析を活用し、2のグループワークで上げた問題に優先順位をつけ、関係者間で解決したい問題の景色を合わせていきます。

4、講義・グループワーク:コンセプト策定
まず、講義としてコンセプトの重要性やポイントと失敗事例の紹介を行います。そして、ビジョンフレームを作成し、「DXで、組織を進化させる」ためのコンセプトを決めていきます。

出所:note 鵜川洋明 

5、グループワーク:最初のアクションの策定
研修内で行ってきたワークを踏まえ、管理職は現実的に実行に移すことは何か、経営層はDXにおいて自組織の戦略として持ち帰れるものは何かを決定します。

自分の役割を認識!DXに対する意識の変化が・・・

デジちゅん:おお!すごいねーちなみに研修を受けてくれたみんなに、何か
      変化はあったの?
いしちゅん:自分の役割を認識することができて、さらにDXに対する意識の
      変化があったと聞いてるよ。

今回実施した合同研修の目的を理解したうえで進められたため、各層の役割をしっかりと認識することができました。また、こうしたDX研修は今年度からの初めての取組であったため、まずはDXを面白いと興味を持ってもらうことができた点も一つの効果として挙げていただきました。
さらに、今回の研修では普段使用していないツールを使用したことで、最初は戸惑う方も多くいらっしゃいましたが、大半の方が使いこなすことができ、チャレンジしてみてよかったとの感想もいただきました。

この研修を取り入れたい!もっと詳しい話を聞きたい!という方は、ぜひお問い合わせください。

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※記載されている情報は公開日時点での情報です。

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