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肩甲骨の内側の痛みの話

うちに来るお客さんのなかにこの頃増えてるのが、サムネ通りの「肩甲骨の内側の痛み」なんですよね。

下のイラストの赤線の辺りの痛み。

で、この部分強くやって!みたいなこと言われるんです

揉み返すほどやるんですが、正直3日くらいで戻ります。
結論から言うとこのケースは
「痛いところ押してもこの場合はダメです」
ってやつなんです。

このケースの場合は
緑丸の部分が本当の原因です。赤線は原因ではありません。
神経的なもんで、痛みがそこに出てるってやつです。

じゃあどうするのよ!治し方教えなさいよ!って話なんですが、まず治し方は「胸椎を伸ばすこと」が最優先です。
胸椎ってどこ?
下の赤丸のところ。

よく背中を伸ばしましょう!って猫のポーズとかあると思いますが、背中に痛み出てる人は胸椎の稼動(元々あんまりない)がすごく小さく硬くなってるので動きません。

もし自分でやるなら、ストレッチポールを使った肩甲骨運動(特に全力でのバンザイ)が効果的かなと思います。
このイラスト優秀なので、このまま真似ても良いし公式の運動の仕方を見ても良いです。

で、なぜそうなるかの原因

ほとんどの原因がこれです。右側ね。

この姿勢は「骨に乗る」形で筋肉の動き云々よりも楽なんですよね。
その結果、「背骨が丸まり固まるの」と「腹横筋、腹斜筋が弱まる」ということが起こります。

腹横筋と腹斜筋の場所は赤丸です。


それと追加で「頭の中の体の3Dマップ」がこの形になります。
「頭の中の3Dマップ」って言うとわけわからんと思いますが、頭は体の位置を把握してます。
それでこの時はこう!みたいな形でクセが着くんです。

それでクセついて猫背の完成。

猫背が完成すると頭が前に出ます。
で頭は8-10kgくらいあるので常時筋肉は下に引いてないと頭は前に倒れてしまいます。
で、支点にあたる所が緑丸になります。

背骨の動きが固くなると、支点部分に頭の重みがほぼかかります。起きてる時間は全てね。

それで支点周りの神経系痛めてるのかなってのが見解。
背骨の動きが全体的に固くなければ支点だけで頑張る必要もなくなるので、背骨全体(特に胸椎)の柔らかさが大事なんじゃないかなーと。
もちろん実際見ないとはっきりは言えないけどね。

ここからわけわからんかもですが、経験則による記述
まあもしかしたら同業見るかもわからんしね。参考にどうぞ

基本的に肩甲骨内縁周りの痛みは頚椎7-胸椎1の間で起こっていると考えています。
特に頚椎7胸椎1は矯正できないと言われてることもあるみたいですができます。
胸椎自体の動きの改善と頚椎7-胸椎1と頚椎2の矯正をおこうなうことで肩甲骨内縁の痛みは除去することは可能です。スピードも力もいりません。やり方は各自で研究してください。
内縁の痛みは関連痛みたいなもののことがほとんどです。

体の3Dマップは、毎日気をつけてたら早くて2週間から1ヶ月で書き換えられます。一日ごとにしっかりやること。
腹斜筋が動いてくるまでね。鍛えるだけではダメ。体の位置が大事。ある日体がまるまってきたなぁって感じたら書き換えできてきてるのでそこまではやりましょう。

肩甲骨の内側の痛みは、胸椎で取れる!というか今のところ取れてます。

施術屋25年目のロートルより。

実際あった話しか書けませんが、気が向いたらサポートお願いします