『Perfect Days』観た感想
先日『Perfect Days』を観ました。
平山さんの丁寧な暮らしを見守る約2時間。
10代の頃、師と仰ぐひとに
「重要なのはどんな珍しい音楽を聴いたかではなくて、
みんなが聴いてるような音楽から何を思うか、だよ」
と教わりました。
今おもえば、それは音楽に限った話ではなく
じぶんを取り巻く環境に対して
どういう姿勢で生きるかちゃんと決めなさいという、
そういうメッセージだったのかもしれません。
ただ、それは
「ワタクシは◯◯という姿勢で生きさせて頂いて居りますハイ」
と、はっきり言語化できるようなものではなくて、
なんとなく世界を愛おしくおもう瞬間があり、
そのたびごとにふわっと感情や仕草としてあらわれ出る、
そういうものなんじゃないかなとおもいます。
今もどこかで平山さんが
公衆トイレの掃除をしてまわりながら
木々の木漏れ日を愛でているのではないか。
観終えた後もしばらくそんなことを考えてしまうほど
実在感のある映画でした。
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