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再雇用前に会社を辞めました! -95-

こんにちは、ケロヨンです。
先回は明確なヴィジョンを持つ事が自身のキャリアパスに何が必要か?分かって来る、との話を書いたけど、今回は具体的なキャリアパスについて40年前と現在の違いを考えてみようかな。
【40年前と現在のキャリアパス相違点】(続きその5)
 40年前に俺が大学生で就活していた頃に企業が必要としていた新入社員像はとにかく「素直に上長の言う事を聞く事が出来る人物」だったような気がする。
軍隊と一緒で
・上司の言う事は絶対で決して逆らってはいけない
・上司に言われた事は早く理解し、素早く行動に移す事
・プロセスが重要であって結果は(新入社員には)余り期待しない
要は「イエスマン」が一番評価され、上司への忖度が上手い奴が出世していった。
最近の大企業の評価制度は第3者機関を入れたり部下からの評価を聞くなど工夫している企業が出て来てはいるが、結局今の大手日本企業の大多数は未だに40年前の慣習を捨てきれないでいる。
俺は2019年2月末で大手企業を退職したが、最後の上司だったS部長は体育会系で自分に少しでも意見するような部下に対する評価は酷いものだった。
結局忖度する部下をあからさまに重用するS部長のような人材を部長に登用している企業はいつまでたっても変わらないし、今後変わる事も期待できないだろう。
ちょっと話が脱線してしまったが、40年前に大企業に入社した人達が目指していたのは、その会社の社長になる事であり、それが駄目だったらせめて役員には、という目標(これはヴィジョンではないが)が有った。
それを目指す為のキャリアパスは
・事務処理能力がある事
・商品知識や業界知識は必須だが、顧客とのコミュニケーションがしっかり取れる事
・経理や財務の知識は最低限持っている事
・労働基準法、社会保険の知識が多少ある事
・会社経営の知識が多少ある事
・会社内の派閥がどうなっているか?強い派閥はどこか?の情報源を持っている事
などでは無かっただろうか。
企業で働く以上、企業活動で必要となってくる知識を付けて行く事は当たり前の事なのだが、それ以上に社内政治に詳しくならないと目標である役員以上の出世は難しかった(今でも日本の大企業は余り変わっていないと思うが)と思う。

これが現在日本では65%以上の新入社員(中途入社も含む)が転職して行ったり、自分で会社を起こすために辞めて行くそうだから、世の中はかなり変わって来ている。
結局大きな組織の中に居る事が最終目標だった時代が変わりつつある、と言う事だ。
そこで、今は将来自分は何を実現したいのか?と言うヴィジョンを持つ事で企業に所属しているうちに身に付けたい知識や作りたい人脈が自分の中で明確になって来る。
40年前の日本企業は終身雇用が約束された年功序列が当たり前だったのが、現在はその会社が定年まで存続するかどうか?も分からないし、定年まで会社が存続したとしても定年退職した後の人生が長くなっている事で定年後も稼がなくてはならない混とんとした時代になって来ている。
会社が存続している間にとにかく知識を付けたり人脈を構築したりする事が重要になって来ているのではないか?
ただ、果たしてそれに気付いている人はどれぐらいいるのだろう。
日本の企業は定年廃止には消極的であり、今後シニア世代になって行く人たちは自分で稼ぐ術を身に付けて置かないと折角長年ローンを払って購入した家を手放す事になりかねない。
では現在シニア世代の俺のような人はどうすれば良いのだろう。
次回は現在の俺のヴィジョンも紹介しながら今後どのような事をやろうとしているのか?書こうと思うよ。



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