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どうしてこんなにもうまく伝わらないのか?

自分は海外での指導経験はほんの数年しかなく、
しかもその大部分は生徒としてだったので、確実な比較ではないけれど、
ロンドンで指導していたときよりも、日本でずっと指導をしていて、
非常に強く思うことが、
pilatesにおいて、【基本の「き」】の、
呼吸
neutral pelvis/ neutral spine
が、なかなかしっくり伝わらない。
そして、クライアントさんの身体に定着しない。

この理由は、
私の指導の仕方が悪い・指導技術が足りない
ってずっと思っていたけれど、

最近、それだけの問題ではない気がしてきた。

前々から、
【呼吸】については、
日本語という言語や国民性・人間性などが影響しているだろうな。。。と、思っていた。
少しずつ、自分なりに分析してみて、
その理由に納得し、そして傾向と対策を試行錯誤もしている。。。
でも結局、ちゃんと出来るようになるには、
その方自身の body/mind/spirit すべてで、
呼吸に、pilatesに、自分自身に、commitment出来るか。。。になってくる気がする。

それにしても、
【neutral pelvis/ neutral spine】に関しては、
正直言って、10年近くpilatesを続けている方でも、マスターしてもらえないことも多々ある。。。

一つは、個人のbody awarenessの問題だとは思う。
身体に対する意識・関心・興味、身体の感覚、体性感覚。。。感度が低いと、一向に覚えてもらない。

でも、ここ1年位で、ふと気がついた。。。
【西欧人と日本人の骨格・筋肉・身体の差】

Pilatesは欧米で生まれ、主に発展し、
偉大なマスタートレーナー・ティーチャー、教育者たちの殆どが欧米人。。。
その人達が、その人達の国で、その人達の身体で、
学び・発展させてきたメソッド・理論・解釈を、
果たして、そのまま、日本人の身体に置き換えていいのか???

neutral が保てないのは、
筋力不足やどこかに過緊張、もしくは可動域/柔軟性の欠如、身体感覚の低さ。。。
そんな理由はもちろんだけど、
neutralって言ってるneutralが、本当にneutralですか?
教科書のneutralが、
その人の・その時のneutaralとは限らない。。。

そもそも、その教科書のneutral。。。
解剖学的なneutralであって、
目の前のクライアントさんの適切なneutralなのか。。。?

欧米の先生方の言うこと・動くことすべてを丸呑みして、
その尺度だけで、◯☓をつけて行くのは、
なんか違うのではないか。。。

だから、ずっと教えていて、
こんなにもうまく伝わらないし、覚えてもらえないし、
マスターしてもらえない。。。
と、思うようになった。

これは、日本人の身体と向き合うのなら、
日本人の身体を理解しないと、
(=目の前のその方の身体を理解しないと、)
ちゃんと伝わらない。。。と思う。

その後、いろいろ本をあさって、
民族的な身体の違いについて、調べているけれど。。。
なかなか難しい。。。

でも、絶対、もっと調べるぞ!

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