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【保存版】インナーチャイルドの基本

こんにちはAkaneです。

この記事では「インナーチャイルド」というものについて
私自身がその言葉をどのような意味と解釈で使っているか、
そして「インナーチャイルド」とは何なのか、ということを
改めて解説したいと思います。

過去のインナーチャイルド関連の記事と重複している部分もあると思いますが
【保存版】ということで、改めてまとめたいと思います。

※この記事は「インナーチャイルドの癒し方」のガイドではありません。


「インナーチャイルドの抑圧とそれを癒す必要性」の仕組みを解説する記事です。




【インナーチャイルドは「自分自身」のこと】

皆さんはインナーチャイルドを何だと思ってますか?
どのような解釈で捉えていますか?

「インナーチャイルド」という言葉のイメージから、
「何かスピリチュアル的なもの」とか「どこか遠くにいる幼い自分(今の自分とは別の存在)」
のように捉えている方もたくさん見受けられますし

「インナーチャイルド=家庭の問題、心の問題」
と捉えている方も多く見受けられます。

これは全くの勘違いです。

インナーチャイルドとは「自分の感情、本音、願望」
インナーチャイルドとは「自分自身」のことです

つまりインナーチャイルドは自分自身の「心」と言ってもいいかもしれません。
「心」つまり「全く嘘偽りのない、ありのままの自分」それが「インナーチャイルド」です。
なので、インナーチャイルドを癒したら消失するということでもないし、「自分自身」なので、全ての人がずっと付き合っていくものです。むしろ「インナーチャイルドが自分の本体」だということです。

では、「インナーチャイルドを癒す」とはどういうことなのでしょうか?



【問題なのは「思考」】

先ほど記述した通り、インナーチャイルドとは自分のありのままの「心」です。

人が「生きづらさ=苦しさ」を感じる時、それを"感じている"のは心ですが、
ではその原因はどこにあるかというと「思考」です。

私たちの「心」はいつも常にありのままで、何の問題もありません。
問題は、その心を苦しめている、心からありのままの喜びを奪う「思考」です。

「思考」というのは非常にフレキシブルで、なんでも学び、なんでも吸収します。
「自分を苦しめるような考え方や価値観、信念」も簡単に作り上げることができます。

「生きづらさ」を「心で感じている」のは、
「自分の心が幸せでない、求めていないことを、思考で考えたり選択してしまうから」です。

例えば
心はAを求めているのに、「思考」でBを選択してしまう。
心はAで幸せを感じるのに、「思考」でBを信じてしまう。
心は「悲しい」を感じているのに、「思考」で「こんなことどうでもいい」と処理してしまう。
心はAが素晴らしいと感じているのに、「思考」で「Bの方が素晴らしい」とジャッジしてしまう。
心は「自分について考えてほしい」のに、「思考」で他人の事ばかり考えてしまう。
心は自由を求めているのに、「思考」で「こうしなければならない」と縛り付けてしまう。

こんな感じで、「思考」で自分の心を無視して、自分が本当に求めている幸せや自由とは全く違うことを考えたり選択して自分を苦しめる。
これが「生きづらさ」です。

「思考」こそが正義で、思考がリーダーで、思考が自分を支配する。
と思っている人は驚くほど多いですが(学校教育もその1つの原因です)
私たちの「本体」は「心」です。魂という言い方もできます。
リーダーは「心」。「思考」は補佐です。

バシャールやエイブラハムが「ワクワクと安心が大事」「ワクワクで選択するのが大事」と言っていますがこれはまさにこういう事です。
私たちの本当の幸せや望みは「心」が知っているものであり、「自分の心が幸せを感じること」それが本当の幸せです。

「思考」は「心の本当の幸せ」のために働く補佐です。
だから今の時点で生きづらさを感じている人は、
心が何を感じて、何を求めているのか、それを理解できる「頭」に育てていく必要があります。

「インナーチャイルドを癒す」というのは、この「頭を心に添わせる(思考で心をしっかりと認識する)」作業になります。
つまり「心をリーダーに戻す」のが「インナーチャイルドの癒し」であるということです。

あなたの「思考」は、あなたの「心」に寄り添えていますか?
あなたの「思考」は、あなたの「心」をいつも理解しようと働いていますか?



【なぜ「自分の心を無視する思考」に育ってしまうのか】

なぜインナーチャイルドを癒す時に「幼少期と親子関係」を必ず振り返る必要があるのか?

の理由がここです。
「自分の心を無視する思考」に育った最初のきっかけが親子関係と家庭環境にあるからです。
小さな子供にとって最初の世界は「親と自分の家」です。幼少期ほど頭は見境なくグングンと様々なものを吸収して学習していきます。だから親の価値観や考え方はが自然と「自分の思考の礎」になるわけです。
親がYES と言うものはYESだし、親がNO と言うものはNO。そのような感じで、自然にインプットする訳です。子供は親とのコミュニケーションで多くのことを学びます。親とのコミュニケーションが「自己対話」の礎にもなります。

小さな子供は本能的にそこで守ってもらわなければ自分が生きていけないということを分かっています。なので、そこに居られるように、両親や家庭の環境に適応しようとします。

この時、親が「子供の気持ちを全く聞かない」「子供の意見や自立心を尊重しない」「子供とのコミュニケーションが少ないか一方的」つまり「子供の心を大切にしない」人たちだった場合、子供はそのような「思考の使い方」に適応して学んでしまうので、自分を大切に尊重したり、自分の心が何を感じて何を求めているかの言語化の方法を知らずに育っていきます(もしくは、試みても親に拒絶されて自己否定や諦めを選択してしまう)。これで「自分の心を無視する思考」の完成というわけです。

また、親に怒られたり無視されたり拒絶されることへの悲しみや恐れから、その苦しい感情をこれ以上味あわないように、という「防衛」の手段として「思考」で様々な「信念」を作り上げてしまう(自分が悪いんだ、とか私は愛されない存在なんだ、とかどうせ人生は自由には生きられないんだ、とか)、という側面もあります。

この話の論点は「親が悪いか、子供が悪いか」ではないです。
ただ「幼少期の自分が親に(家庭に)適応しようとしたことでそのような思考に育った」というだけの話です。

で、「親に迎合する(適応する)思考」のまま生きることがつまり「愛されようとする生き方=親に見捨てられないように、という他人軸の生き方」だというわけです。

幼少期、自分の「心」が何を感じていたのか。
それをじっくりと丁寧に見ることで「自分の心に寄り添う脳」になっていきます。
それによって、自分で自分を否定したり無視したり虐めるということがなくなり、生きやすくなる。
ということです。


思考は、とてもフレキシブルです。いつからでも新しく学習していくことができます。そのポイントは「自分の思考を意識的に使う」ということ。



【「思考」と「感じていること」をしっかりと分けて認識する】

幼少期から「思考でアレコレ理由づけして対処することで自分を守ろうとした」という人は
「自分が頭で考えていること」と「心で感じていること」の区別がつかない人が多いです。

日本には「思う」という、考えていることなのか感じていることなのか、その境界がハッキリしない言葉が存在しますが、これも区別がつかない人が多い原因かなと思います。

ここでは簡単に解説してみます。

「お父さんも会社とかで色々大変だったんだと思う」→思考
「お父さんが家で急に怒鳴るのがすごく怖くて悲しかった」→感情

「でも他の家族に比べたらうちは恵まれてる」→思考
「私は家でいつも苦しかった」→感情

「思考」によって、「自分が何を感じていたか」に蓋をしている人はとても多いです。思考というのはフレキシブルで、いくらでも妄想できてしまうし、事実を捻じ曲げることができます。

でも感情には、心には嘘がありません。

この「嘘のない、自分の完全にクリアな真実」だけを認識することが
インナーチャイルドを癒す上でも「自分軸」を取り戻す上でもとても大切なんです。

あなたの心が何を「感じているか」そこがまず揺らぎない事実です。

「自分の心に寄り添う脳」にしたい時、
"まずは"ただ自分が「感じていること」だけを頭で認識してみる、というのはかなり大事なポイントになります。

自分は気持ちいいのか?不快なのか?
嬉しいのか?悲しいのか?怒ってるのか?寂しいのか?

まずはまるっきり無視してきた「幼少期」の感情から、じっくりと見ていく。
そして「脳」がしっかりとそれを認識できるように、紙に書き出す。

さらに寄り添っていって、何が悲しかったのか、何が嫌だったのかを書き出す(感情)。
両親に言えなかったこと、直接言いたかったこと、自分の考えや意見を書き出す(本音)。
私はこうしたかった、親にこうして欲しかった、親にこう言って欲しかった、を書き出す(願望)。

両親だけでなく祖父祖母や兄弟姉妹や親戚、友達や先生など
「これまでの人生であなたが強く"感情"を感じた出来事」
はしっかりと振り返っていきます。

で、そこから「自分との二人三脚」をどんどん進めていきます。

「私は何をしている時が幸せなんだろう」
「私は"どんな考え方"で幸せや自由を感じるんだろう」
「私は今何が不安なんだろう」
「私はどんな風に生きていたいんだろう」
「私は何にワクワクするんだろう」
「私は何を感じていたいんだろう」

そして"自分への問いかけ、声がけ"
も思考の仕事です。

「今、何が不安?」
「何が嫌だ?」
「どれがいい?」
「どうしたい?」
「大好きだよ」
「大丈夫だよ」
「自由に生きていいよ」
「よくがんばったね」
「ありがとう」
「ごめんね」

など、これらの言葉を「親に言ってもらえなかった」人はインナーチャイルドを抑圧している人にはとても多いです。
今日から自分に言ってあげましょう。

なんでも自分がやりたいことを実際にやってみて、感じてみて、またやってみる。
「なんでも自分がやりたいことを、やりたいようにやってみる」「自分への許可は自分で出す」これが私たちの魂の喜びです。

ということで、「インナーチャイルドの基本」を改めてまとめてみました。

・インナーチャイルドとはあなた自身のこと
・心には何も問題はない。問題は「思考」にある
・インナーチャイルドの癒しとは、自分の思考で自分の「心」をしっかりと見て認識して理解する(言語化する)こと

こんな感じです。

保存版とは書きましたが、インナーチャイルドには大切なポイントが沢山あるので、ここで書きそびれていることも多々あると思います。

「インナーチャイルドの癒し方」については別の記事にまとめていますので関連記事もご参考にしていただければと思います。

この記事を読んだだけでインナーチャイルドを癒した気になっている方がいらっしゃいましたら、それは全くの勘違いです!のでご注意ください。大切なのは自己対話です。

また、記事を読んでやってみても理解できない、サポートが必要だと感じた方は私のセッションをご利用いただければと思います。


【関連記事】

なぜインナーチャイルドを癒す必要があるの?
https://note.com/precession_astro/n/n08b41273d3a8

インナーチャイルドを癒す目的は「自己肯定」と「思考の書き換え」。思考と感情のメカニズム+インナーチャイルドの癒し方。
https://note.com/precession_astro/n/nd2f4731d8917

生きやすくなる、自己対話のやり方と7つの手引き。 https://note.com/precession_astro/n/n8e0f21b62577

自己解放で大事なのは「ホッとする」「気持ちいい〜」という『体感』
https://note.com/precession_astro/n/n13863de71a6b

「自分軸」と「他人軸」の仕組みと、自分軸の作り方
https://note.com/precession_astro/n/nea9a5d1d95be

インナーチャイルドを癒す時に「見落としがちなポイント」6つの解説
https://note.com/precession_astro/n/n00a82824648f





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