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イギリスのロシア嫌いはどこから来たのか/ジェフリー・サックス

🇺🇸ジェフリー・サックス :

「私はそれを、#覇権 の本当のルーツである1840年代のイギリスに戻したいと思います。

これほどの野心と好奇心旺盛な世界観を持った覇者はかつて存在しませんでした。

そこで、イギリスは19世紀に世界を支配しようとし、アメリカにすべてを教えました。

最近、J.H.グリーソンという歴史家が1950年にハーバード大学出版局から出版した興味深い本を読みました。

『イギリスにおけるロシア恐怖症の起源』という非常に興味深い本です。

問題は、イギリスの #ロシア嫌い はどこから来たのか、ということです。というのも、実はちょっと意外なことなのです。

#イギリス は1840年代からロシアを憎み、1850年代にパーマストンが近代議会で選択した戦争であるクリミア戦争を始めましたが、それはロシアを憎んでいたからです。

ここで、この著者は、この憎悪がどこから来たのかを理解しようとしています。なぜなら、それは私たちが現在持っているのと同じ種類の反復的な憎しみだったからです。

ところで、私たちはソ連が共産主義だったから憎んでいましたが、その後の、共産主義でなくなったロシアも憎んできました。まぁ、それは問題ではありません。

つまり、これはより深い現象であり、彼はこの憎しみがどこから来たのかを追跡しようとします。

興味深いのは、1812年から1815年までのナポレオン戦争で、ロシアとイギリスは同じ側にいたことです、ロシアのモスクワの戦いからナポレオンのワーテルローでの敗北まで。

彼らは同じ側にいて、関係は良好ではありませんでしたが、実際、長年にわたって、ある意味普通でした。

そこで、この歴史家は、新聞の断片、書かれた内容、演説の断片をすべて読み、憎しみがどこから生じたのかを理解しようとしました。

重要な点は、それに理由がなかったということです。 ロシアは何もしていません。

#ロシア が卑劣な振る舞いをしたわけではありません。ロシアが邪悪だったわけでもなく、皇帝がどこかレールから外れていたわけでもありません。

ロシアは大国であり、それゆえにイギリスの覇権を侵害する存在であったため、自己実現的な泡が時間をかけて作り上げられた以外に何もなかったのです。

これは、#アメリカ が中国を嫌う理由と同じです。中国が実際に何をするかではなく、中国が大きいからなんです。

今日に至るまで米国と英国がロシアを憎むのと同じ理由、それはロシアが大きいからです。

したがって、著者は、憎悪が実際に起こったのは 1840 年頃である、なぜならそれは瞬間的なものではなく、単一のきっかけとなる出来事がなかったからである、という結論に達します。

イギリス人は、ロシアが中央アジアとアフガニスタンを通ってインドを侵略しようとしているという狂った頭の中で理解していました。

しかし、これは想像し得る限り最も奇妙で、インチキで、間違った考えの一つですが、彼らはそれを全く文字通りに受け取っていたのです。

そして彼らは自分たちにこう言い聞かせました : 「我々は帝国主義者だ。ロシアがインドを侵略しようなんて、とんでもない。」

ロシアはインドを侵略するつもりなどなかったのに。

つまり、私が言いたいのは、根本的な理由もなく、戦争に至るまで、そして今や核による絶滅に至るまで憎悪を抱く可能性があるということです。

お互い、話し合おう。」

アメリカの経済学者で学者であるジェフリー・サックス教授による、デュラン YouTube チャンネルでのアレックス・クリストフォロウ氏とアレクサンダー・メルクーリス氏へのインタビュー、2024 年 4 月 4 日の発言の抜粋。

ソース:

(了)

🤔つまり、帝国主義者の被害妄想か❓

『(自分たちがやってるのだから)きっと大国である彼らもする、やらないわけがない。

しかし、それは自分たちだけに許されることだ。(それは今も変わらない)。』

もっと言えば大国に対する『怖れ』か❓世界征服とは言え、イギリスは小さな島国である。大国に対するひがみというか、コンプレックスというか、もあるか。

今も言い続けてる、ロシアは、ウクライナが終わったら次はヨーロッパに来る。まぁ、今は戦争屋のいい口実でしかないんだろうけど。

世論操作(プロパガンダ)に翻弄される私たちである…


引用元

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