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「地道」を楽労して歩いていくエンジニア

社会人として、iOSアプリエンジニアとしてはたらいて2年が経過しました。

noteのコンテストで #私らしいはたらき方 というお題で募集されているのを目にしたので自分の現在の仕事やはたらくことに対しての考えをまとめる良い機会かなと思い、今回記事を書くことにしました。

普段の業務については以前まとめたので、そちらも合わせてご覧いただければと思います。

技術の進歩と学生時代の夢

少しだけ昔話をします。

初めて手にしたケータイは中学時代にガラケー

受験生になって、ケータイを変えるときはスマートフォンの普及が始まっていたので、iPhoneを手にした。

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要するに自分らが最後のガラケー世代だったわけだ。


スマホの台頭によってアプリという存在が普及し、生活がより便利で楽しいものとなった。

友達と一通一通メールでやりとりしていたのがLINEでポンポンとできるようになり、ゲームも、ガチャを引いてボタンを押すだけのものが多かったのがパズドラのように画面をタップ、スワイプ、フリック等の多様な操作で遊べるようになった。


技術の進歩が生活に大きな影響を与えたことを当時は感動して、気づいたら

🚩 自分の作ったアプリで、世の中の人の生活を便利にしたい 

と自分の将来の夢のようなものになっていた。

だから進学先はITのことが学べる大学が良いと思い、情報系の大学に進学しました。

やりたいことが苦手なことだった

大学の序盤の講義でC言語を触れましたが、無事撃沈。

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思った通りに動かないし、用語多くて覚えられんし(カタカナ多い)、エラー出ても英語で怖いしで軽くトラウマになった。


大袈裟だけど、自分の夢を叶えるにはとてもハードルが高いんだという現実を突きつけられた感じがした。

それでなるべくプログラミングを避けてしまっていました。

でも夢を諦めたくなくて、、苦手でもやりたいことで働きたかったんです。

だから大学生活の後半は仲間とハッカソンに出て、MVP(最低限の成果物)を作るみたいなことは何度か経験して、その中でコーディングに少しずつ慣れようと足掻いていました🏃‍♂️💨💦💦💦

その結果、やりたいことに対する熱意とこれまでの成果を評価していただいてか、第一希望だった今の会社に入社🙌
学生の頃からやりたかった夢のアプリ開発業務に携われています。

それだけでも今考えると幸せです。


チーム配属後の葛藤と克服のためのアクション

学生時代にハッカソンにちょくちょく出ていたのもあり、成果物(アプリ)に対してはなんでもいいからとにかく動けば良いマインドでした。

作ったらそこでもう終わりだし。


しかし、会社の運用するアプリの開発業務となると何もかも違った...!😵

既に記述されている膨大なコードとそれらの設計から現状どういう仕組みかを把握し、それを踏まえてどういう作り方で実装するかを考えなければいけません。

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コードの拡張性、再利用性、可読性等を考えて作ることで、アプリの品質を高く維持する必要がありました。

それに合わせてアプリそのもの以外の仕組み(連携している外部サービスやAPI、アーキテクチャ等)の周辺知識も求められました。

チーム配属当初はマジで知識がなさすぎてわからないことだらけで、

😥 俺やっぱエンジニア向いてないんじゃないかな...

なんて思うことも少なくなかった。。


なので、業務外でも勉強が必要だなと思い、書籍を買ってそれを参考にコーディングしたり、インプットしたことをシェアハウスの住人にもわかるようにプレゼンしたりしてアウトプットすることで知識を自分の中に落とし込んでいます。

一時は、チームのアプリエンジニアの先輩方と、始業前にもくもく会と称してサンプルアプリをアーキテクチャを意識しながら作ってみる時間を設けたりして勉強したりもしていました。

学生時代の自分ではありえない笑

でもこれまで勉強をコンスタントに続られています。


苦労→楽労というマインドチェンジ

これまでは(今も少し思うが、)

🤤 退勤後とか休日くらいはボケーっとしたり好きなことしたい

と思っていたし、同時に勉強を始める前と始めた当初は

🤔 やらないと業務でついていけないからやらなきゃ...!
😰 この先エンジニアとして生きていけないかも...
😥 今勉強していることって、本当に自分の身になっているのかな

といったさまざまな使命感や不安もありました。
初めは負の感情が大きく働いていたと思うので、それが苦労することを想起していました。


でも、業務内での経験勉強で得た知識を活用して、物事を進められる部分が少しずつ増えてきているのを感じました。

顕著に表れたのは、アプリに対する自分の貢献度合いが明確に大きくなっていたこと。
配属直後とその2年後を見比べるとざっとこんな感じ。

配属直後:ボタンのUI(見た目)を変える軽微な修正
配属2年後:iOSの特性や機能を理解した上で、アーキテクチャを意識した実装が必要な機能追加

やれる幅も広がってより影響度の高い施策を任されるようになって、自分もやればできると自信もつきました


業務と日々のインプット/アウトプットの双方の経験が実を結んでいるのを感じるし、吸収したことを次どう活かそうかを考えることでワクワクしています。

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この地道な経験を積むことが大事だと思ったし、近道はないって改めて感じました。

この「地道」を歩んでいくのは、負の感情で進んでいくと辛い😰
だからこそ、これまで成長してこれたという一種の成功体験が自分にはあるので

😎これを学べばもっと俺は強くなれる💪

と考えることで自分を奮い立たせ、そのビジョンに向けて動けたら仕事も勉強も楽しくなり、結果苦しみから解放されていたのだと思う。


学生時代から苦手なものと向き合っていた中で、それでも一歩ずつ成長してきたことを感じたから、成果それまでの過程を楽しみながら1日1日を過ごしていこうと思えた。

これが、タイトルでも言っている楽労するという僕が辿り着いた考え方。

このマインドを持てば同じ勉強でも嫌にならないし、頑張るための動力源になった。
使命感のような焦りもなくなり、勉強が習慣化できているんだと思う。


自分をより楽労させてくれる要因

自分のマインドチェンジをする以外にも楽労する仕掛けが働く中にも散りばめられています。

考えるに、要因としてあげられるのは大きく3つ

1️⃣ 挑戦を推してくれる文化
2️⃣ 定期的に自分を振り返る1on1
3️⃣ サービスの作りがい


1️⃣ 挑戦を推してくれる文化

勤めてる会社自体がこの文化。

アプリの施策で技術的なアサインを決める際も、やりたいと手を挙げればそれを了承して任せてくれます。

任せてあとはよろしく〜じゃなく、困ったらいつでも上司や先輩に相談できるようになっているので安心して挑戦に動けるのです。

やったことないことに対して手を挙げるのは確かに不安だし、何度か詰まることもあるかもしれないですが、その分自分に経験値として返ってくるので、たくさんのことを学べます。

新しいことを吸収できるのでシンプルに刺激にもなるのが良い✨


2️⃣ 定期的に自分を振り返る1on1

毎週上司と30分1on1をします。

そこでの自分は絶対時間(エンペラータイム)が発動するので、言いたいことを何でも言えます。

その週で話したいトピックを自分で用意しますが、主にやることは前週1on1までの振り返り。 + 雑談

あの時のあの動き良かったなぁとかポジティブな面についてはなぜそうできたかを深掘りして、うまくいった理由を明らかにして成功への再現性を高めることを目指します。

逆にあそこうまくできなかったとかここら辺の技術がよくわからなかったとかのネガティブな面については上司に相談したり、次の1on1までにわからなかったことについて調べて資料にまとめ理解の足りてない部分を突っ込んでもらうことで知識を深めることを目指します。

定期的に自分の行動や技術的な理解を振り返る機会があるので、能力として定着しているのかを振り返ることができるので、効率的に学習し、かつ成長を実感する確率を上げます。


3️⃣ サービスの作りがい

ここでまたこちらの記事でも紹介していますが、チームメンバー全員のサービスに対する情熱がかなりあるので作りがいがハンパないです。

細部の見せ方でも企画/制作/技術の垣根を超えて意見を出し合い、全員が腹落ちするまで話し合います。

年齢とか職種は関係なく、こうした方が良い〜ああした方が良い〜を僕も一緒になって意見を出し合っています。

それだけすり合わせた上で出来上がったものをリリースするので納得のいくものになっているし、社内外の反響も良いです。

😎 この前リリースされたあの機能良いね〜
😍 あのアプリめっちゃ使いやすい!!

こういう声をもらえるのがものづくりをやる上でのやりがいですよね。


わたしらしいはたらき方

この見出しをもとに、文章を書こうと思ったが最後になってうまくまとまらない。


夢でもあった、自分の開発しているサービスが世の中の人々の生活を便利にしていく仕事ができていると思うし、スキルを磨いてより大きい影響を与えるために日々の勉強もできている。

モチベーションが持てて、日々の経験から成長を実感できる環境に身を置いて仕事していると思う。

良い職場環境で、ユーザに寄り添ったサービスを、楽労しながら作っている。これが今の俺。


とにかく言いたいのは

自分のやってきた/やっている仕事は本当に楽しく、まるで遊んでいるかのようにはたらいている

ということ。

たまに大変だったり壁にぶち当たることもあるが、それでもこの感覚を忘れず遊んでいきたい


俺は本当に恵まれている。

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