チューリップ / indigo la EndのMVの構成に感動した話
突然ですが、ぼくはindigo la Endが好きです。
何が好きって、趣味嗜好にマッチしまくるメロディー。
あんなにイントロからはぁ〜ん、すこ🤤って脳汁が出るような体験をさせてくれるバンドはこれまでにいなかった。
MVも好きで、ある日シェアハウスの住人とMV鑑賞していた時にこの曲のMVヤベエというのを見つけたので紹介させてください。
indigo le Endを軽く紹介
ゲスの極み乙女。やジェニーハイでお馴染み、川谷絵音の参加するバンドの一つ。
川谷バンドの中で最もぼくが好きな世界観を演出しているのがインディゴ。
歌詞よりも先にメロディーで好きになる僕にとって、インディゴのメロディーはクセになるし何回聞いても飽きない。
中でも一番有名なのはtiktokでもBGMに使われていた(らしい)、夏夜のマジック。
楽曲も良いが、MVには美人の女性が出がち。
眼福です😍
で、美人の女性の彼氏役を絵音さんがやりがち。
役得ですやん😔
ちなみに過去のMVでは名の知れ渡った女優(モデル?)さんが登場します。
瞳に映らない:波瑠
心雨:松井愛莉
夜汽車は走る:森川葵
雫に恋して・忘れて花束:小島藤子
チューリップ
そして今回取り上げたいのがこちら。
チューリップ
まずはMVと共に楽曲をお楽しみくださいませ💁♂️
鑑賞しましたか?
一言で言うと女性視点の失恋ソングですね。
付き合っていたときはあなたのことしか考えられなかったけど、終わりが来るのが見えていた恋だった。
別れてからも忘れられなくて苦しいよ...
どれだけ必死にもがいてもみても、あなたが振り向いてくれることはもうないから、この恋は終わりなんだ。
的な。
花言葉と色の関連
そもそも「チューリップ」というタイトルがどう関連しているのかってところなんですが、とりあえず花言葉を調べてみました。
どうやら色ごとに意味が違うそうです。
❤️:真実の愛
🤍:失われた愛、新しい愛
🖤:私を忘れてください
それを踏まえてMVを見直してみると、少し見えてきます。
※ 画像は全てMV内の画像を切り取っています。
曲の始まりにいきなり赤いチューリップに白い煙?がかかっています。
いきなり、真実の愛→愛が失われていくことを比喩しているのが匂いますね(花だけに)
登場人物の服装
服装の色が興味深いです。
わかりやすいように、おそらく時系列であろう順番に並べてみました。
女性:赤 → 白がかった赤 → 黒(ほんの僅かに赤) → 白
男性:黒(ほんの僅かに赤で、インナー白) → 白
まず女性について注目します。
1️⃣ 女性が服が真っ赤であることから本当に男性を好きなのがモロわかりですね。
2️⃣ 赤ではあるものの少し白がかかるようになりました。
若干なんか怪しくなってきたようですね。
というかよくこんな服見つけたなスタッフさん笑
オーダーメイド?🤔
3️⃣, 4️⃣ あんなに真っ赤だった服の色が黒くなりました。
服だけではなく二人の表情も暗くなっており、終わりが近づいてきていることを予感させます。
5️⃣ 完全に白い服になりました。
あぁ...終わってしまったんだな😭
花言葉の意味を知ると一発でわかってしまう。
曲の歌い出しから白い服だったので、あれネタバレやったんか...!となりました。
ゾッコンラブ😍 → あれ、なんか怪しい🤔 → 終わった...😢
女性の心情は服に出ていましたね。
じゃあ男性側は?
1️⃣〜3️⃣ までほぼ同じ服だな...
しかもずっと黒いな?
初めから本当に好きじゃなかったってことなのか?
微妙に赤が混じってるので多少は好意があったかもしれませんが、本気ではなかったと捉えるのが正しいのかもしれませんね。
中のシャツも最初から白いので、もしかしたらもうすでに恋の矢印は別の方向に向いていた可能性も考えられます。
4️⃣ ここで急に真っ白に。
もう花言葉的に「好意が失われた」とも捉えられるし「すでに別の恋人」がいて別れたいと言われたとも捉えられる。
どちらにせよ、女性に気がないことは確かではある。
・まだ本当に好きかわからんからちょっと様子見かな〜 → やっぱ違ったわ
・付き合ったけどもう冷めてきてんだよなぁ → 他に好きな人できた
ざっくり男性的にはこういった感じ?
こう見ると最初から二人の気持ちが交わることはなかったのではないかと思えてきて、切なさがより増してきますね。
女性のマニキュア💅
え、そんなところにも?ってなるけど注目してみた👀
ちなみにこの記事を書くためにもう一度改めてMVを見直している時に気づきました。
どちらの手も良くみないと見逃しちゃいそうになるんですけど、
右手:白
左手:赤
になっています。
これまた怪しい...意味があるんじゃないか...?
と言うわけで調べた👨💻
やっぱり意味があった。
これをみた時ゾワッとしたw
右手:現実的な(今ある)問題
左手:心の中の願望、能力
色と照らし合わせると、
赤い左手:真実の愛 = 心の中の願望
白い右手:失われた愛 = 現実的な問題
こっわw
これもう赤い服着てる時からこの手だから、女性もうわかってるやん😰
爪が全てを物語ってたんですね。
細かい演出
ちなみに歌詞にも色の変化が出ています。
左から1番出だし、2番サビ、最後の歌詞という順番で切り抜いてみましたが、徐々にグラデーションがかかってきています。
グラデーションが赤から白に向かっているので、服装の色の変遷と一致する女性のことを歌っている曲だということもここで改めてわかりますね。
あらゆる箇所に表現が散りばめられていて、他にも何かないかと何回もMVを確かめたくなってましたw
*
*
*
いろんなMVを見てきたけど、こんなに演出を見るためにMVを見返したことはなかった。
それだけ仕掛けがしっかりしていたんだなぁ。
見直すたびに発見があるとすげえええええってなるのは楽しかった。
indigo la End以外にもこういった演出すげえええっていうのがあれば教えてください。
新しい音楽の楽しみ方を知れました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?