中島会長

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中島会長

絶対バグらないシステム作ろうぜの会では、バグを生まない完璧なシステムを作るためのノウハウを拡散していきます! 基礎アーキテクチャーの設計から、バグ/リスクの管理、役割分担・評価/考課の仕方まで、あなたのチームのシステムをバグなしにしていくために必要なことを、何でも配信します!

最近の記事

バグを出しやすい人の考え方の特徴

チーム内で1人だけ品質の低い人がいる。 そんな状況になると、その人個人に嫌な視線が集中してしまいがち。 でも本人だって別に悪気があるわけじゃなし、そう強くも注意できない。 本人も周りも、どうしたらいいか分からない。 ときとして、開発チームはこんな悪循環にハマりがちです。 こんなこと、なぜ起こるんでしょうか――。 いつもお読みいただきありがとうございます。 または初めての方も、この記事を見つけてくださって嬉しいです。 私は、IT業界で20年だか30年だか働いております、

    • 「なに焦ってるの?」と言われがちな人は何に焦ってるのか

      何かにつけて焦りがちな人っていますよね。 デパートで買い物中、こっちはもっといろんな買い物がしたいのに、急に「早く行こう」って急かしだす人。 仕事中、こっちは腰を据えて作業してるのに、頻繁に「まだですか」って確認してくる人。 はてさて、そういう人達は一体なにをそんなに焦っているのでしょうか。 時限爆弾のタイムリミットでも迫ってるわけ? はい。実はそうなんです。 彼らは頭の中に時限爆弾を抱えていて、その導火線が短くなると焦りだすんです。 だとするとその時限爆弾とは一体な

      • 「そんなの個人の意識の問題じゃん」と考えがちな人に欠けている視点

        道を歩いてて、車とぶつかりそうになる 仕事の締め切りを守らない人がいる 1人だけ、ミスの多いメンバーがいる こうしたケースの原因を考えるとき、人はよく「意識が足りないから」という結論に逃げてしまいがちです。 歩行者と車が、互いを意識していればぶつかることはないはず。 締め切りを意識できていれば、提出は必ず間に合うはず。 とりわけ、みんながしないミスを1人だけやるとなると、その人個人のせいにもしたくなるというものでしょう。 でももし個々人の意識を高めなくても、新しいル

        • “誰がやってるのか分からない仕事”ありませんか?

          皆さんの会社に、誰でも常に自由に使える物品がないでしょうか。 業務と関係のない福利厚生品は別として、ないと仕事に支障をきたす物品が『仕事に支障がないように』という理由で自由に使えるようになっている。 消耗品置場の物品、 社内システムのアカウント、 お客様へ出すお茶のストック、などなど。 その物品、いったい誰が管理してるんでしょうか。 まさか、“誰も管理していない” なんてないですよね??? ――いつもお読みいただきありがとうございます。 または初めての方も、この記事を見

        バグを出しやすい人の考え方の特徴

          相手も人間だと理解することの重要性

          先日、漫画のドラマ化に関連し、原作者さんが亡くなりました。 物語をどれくらい原作通りにするかを巡ってトラブルがあり、『自身で現場に入る』という選択をして相当な無理を重ねられたようです。 この事件を巡っては様々な意見が出ています。 が、一部の原作者の立場の方から、ちょっと気になる声明が発表されることがあります。 「原作者はとても苦労して原作を作っている。だから黙って従え」 まるで、『芸術家でいる権利は原作者だけのもの』と言わんばかりです。 もちろんあくまで極論するとこうい

          相手も人間だと理解することの重要性

          「頭を使う」ことへの苦手意識を克服する方法

          “頭を使う” って、大変ですよね。 得意なことならまだしも、慣れない分野に頭を使うのって大変。 ときには思考がストップして、何も考えられなくなることもあります。 ですが世の中には、どんな問題にも果敢に立ち向かっていく人もいます。 そういう人達と、思考停止してしまう我々。 同じ人間のはずなのに、何が違うのでしょう? 《地頭》 なる謎スキルを持って生まれたかどうかの違い? ――いつもお読みいただきありがとうございます。 または初めての方も、この記事を見つけてくださりありがと

          「頭を使う」ことへの苦手意識を克服する方法

          “人の身になる”って、なぜこんなに難しいの?

          “俺の部下は気が利かない” “お客さんの気持ちを先回りすれば、やるべきことは必然的に見えるはずだ” たまに、そんなふうに部下を叱責する人がいます。 もっともそういう人は、“特定の仲良しの” お客さんが理解できているだけで、先回りスキルそのものが高いわけではなかったりします。 このような人々を例に出すまでもなく、人の気持ちとは察するのが難しいものです。 ですがよくよく考えてみれば、人間は群で暮らす生き物だったはず。。。 家族・学校・地域・会社などなど、人は様々な形態の “

          “人の身になる”って、なぜこんなに難しいの?

          “悪い思いやり”は反省の機会を妨げる

          この世に絶対悪なんてものはありません。 たとえば嘘をつくのは悪いことですよね。 でも “どんな状況でも常に必ず絶対に” 悪いことでしょうか。 つまり、生まれてから死ぬまで1度たりとも一切確実に嘘をつかなければ、その人は最高の人生を送れるのか、ってこと。 そんなことはないですよね。 むしろ絶対かつ頑なに嘘をつかない人は、トラブルの多い人生を歩みます。 同じように、普段我々が “絶対善” だと思ってるものの中にも、負の側面はだいたいあるものです。 “思いやりの心” を持つこ

          “悪い思いやり”は反省の機会を妨げる

          そもそも“タスク”ってなに?

          突然ですが問題です。 “タスクとは何か” を一言で説明することはできますか? つまり、世界中のあらゆる “タスク” に共通する特徴はなんでしょうか、ってこと。 世の中には、タスク管理が苦手な人、自分がやる分にはいいけど人に割り振れない人なんかもいるかと思います。 そういった人達は、タスクをどのように捉えれば仕事がうまくできるようになるのでしょうか。 今回はそういったことについて考えていきたいと思います――。 皆さん、いつもお読みいただきありがとうございます。 または初め

          そもそも“タスク”ってなに?

          トラブルを招きやすい人に特有の考え方

          世の中には、なにかにつけて災難にばかり遭っている人がいます。 もちろん過去の災難を避ける努力はするのですが、そのような対策をとってもとっても、次から次に新しい災難が降りかかるのです。 そういう人はなぜ、災難に見舞われるのでしょう。 ラノベ主人公体質だから? そんなわけはないですね。 本日は、人としての基本的な考え方のうち、トラブルを招きやすいものを紹介します――。 皆さん、いつもお読みいただきありがとうございます。 それから初めて見てくださった方もありがとうございます。

          トラブルを招きやすい人に特有の考え方

          マネジメントを“受ける”技術

          社会人として働くってことは、先輩・上司・チームリーダーなどからマネジメントを受けるってことでもあります。 ですから人は基本的に、“マネジメントされる適正” がないと、そもそも生きていくことができません。 それゆえか、この 被マネジメント適正 とも称すべき能力は「あって当たり前」「できて当然」と受け止められることも多いです。 ですが現実には、この能力が低いゆえに、結果的に社内でトラブルを起こしがちになる人もたくさんいます。 さて、あなたは、この能力が 高い側・低い側 どっち

          マネジメントを“受ける”技術

          そもそも図解とは何か

          よく、分かりやすい説明を書くには、図解が大事だと言われます。 でもよく考えたら、図解って意外とハードルが高いですよね。 図解すれば分かりやすくなるってことは、そもそも図解化不可能な場合はどうするの? 図解したって無駄なケースとかないの? そもそも「分かりやすい」かどうかは受け手が決めるんだから、伝え手がどう工夫したって無駄なのでは? などなど、疑問は尽きません。 さてさて、 図解とは、具体的に何をどこまで図にすれば “正解” なんでしょうか。 なぜ、図解化すると分かりやす

          そもそも図解とは何か

          難しいロジックを噛み砕く思考法

          非常に複雑で高度なシステムをプログラミングするには、そのロジック・アルゴリズムをどのように発想すればいいのでしょうか。 たとえばAIを使用するサービスではなく、そうしたサービスから使用されるAIそのものを作る場合なんかです。 素人や初心者は、「そういうのは上級者じゃないと無理」と突発的に考えてしまいがちです。 ですがプロになると、できないからって拒否もできない場合や、多少無理をしてでも受けた方がいい場合もあり、できないからって何でも断ればいいわけじゃないこともあります。

          難しいロジックを噛み砕く思考法

          新しいテスト仕様書の書き方を紹介します!

          プロとして仕事をするプログラマーなら誰だって、テスト仕様書を作ることがいかに難しいか、身に染みて知っていることでしょう。 決められた期間できちんと完了し、かつ十分な精度でテストしたものを納品する。 プログラマーの残業の多くは、その両立が難しいために起こると考えても、もしかすると差し支えないかもしれません。 一般論では、理論上ありうる全てのパターンを完璧に網羅するテストは不可能です。 従ってテスト仕様書は、多少なりとも優先度での絞り込みが必要です。 ですがなにをもって重要と

          新しいテスト仕様書の書き方を紹介します!

          情報処理の高度試験って何が高度なの?

          ITとは、インターネットを経済に活用する技術のことをいいます。 コンピューター使って何かをすることの総称ではなく、経済への活用を前提としなければ、それはITではないのです。 それゆえIT関連の資格試験は、数学や天文学の試験のように、どこまでも無限に難しくはなりません。 ITそれ自体に “経済活用するための技術である” という明確な線引きが存在する以上、試験もまた、それを逸脱した設問を出しようがないからです。 にもかかわらず、IT関連の試験には莫大な数があり、その難易度も様

          情報処理の高度試験って何が高度なの?

          “見える化”って結局なにを見えるようにするの?

          “見える化” という言葉が初めて提唱されてから、20年と少したちました。 最近ではこの言葉自体を聞くことは少なくなりましたが、とはいえ見える化することの重要性は変わっていません。 だって見えるべきものを見えるようにするって、大事なことですからね。 ところで、見える化って、何を見えるようにすることなんでしたっけ? つまり普段私達には、いったい何が見えていないのでしょうか――。 いつもお読みいただきありがとうございます。 それから初めて見てくださった方もありがとうございます

          “見える化”って結局なにを見えるようにするの?