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マーケティングを学ぶには非合理性の探求から

マーケティングを学ぶときには、合理的なことからやろうとする人が多いです。

できるだけ無駄な時間を使いたくないと同時に、無駄なお金を使いたくないからです。

そのため、最短の道を歩もうとしますが実際にはマーケティングで成功する人の多くが遠回りをしています。

最初は最短の道を歩んでいたとしても、結果が出ず遠回りをしないといけなかったわけです。

そこで、これから本格的にマーケティングを学ぶならば、行動経済学から考えても遠回りをする覚悟で行うことが必要になります。

まず、すぐに結果を出すことは忘れて、お客さんのデータで傾向を見ることからスタートしましょう。

例えば、おもちゃを販売する場合どのような商品が売れるかと同時に、どれぐらいの年齢層が購入しているかです。

この点に関しては、一見わからなそうですが大きなおもちゃ屋などに行くとデータが残されているケースがあります。

購入する場合も、予想外に年配者が多いことが少なくありません。これは年配者がおもちゃで遊んでいるのではなく、孫のプレゼントとして購入するパターンです。

そうすると、ペルソナを子供にするのではなく年配者にしてみる方法もありますが、実際には高齢者はペルソナとして考えない方が良いかもしれません。

年配者が購入するものは自分の子供に指示されたものが多いです。
あるいは直接自分の子供から孫はどのようなものを欲しがっているかをヒアリングし、結果的にそのものを購入します。

おもちゃ以外の商品を見ても、情緒的価値の追求も必要になります。特にブランド品は情緒的価値が高いと言われています。

その商品を使うことばかりに主眼を置くのではなく、その商品を持つことに喜びを感じる人が多いからです。

このような価値を情緒的価値と言いますが、商品によってはこの価値を追求した方が良いものもあります。

ただし、コモディティなどのような商品は情緒的価値を探求する意味があまりないためもっと別の心理に訴えた方が良さそうです。


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