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プレゼン資料のクオリティを高めたいならストループ効果を意識すること

ストループ効果とは、「文字の色の情報と文字の意味が持つ情報、それぞれ2つの持つ情報が矛盾している場合に、答えを導き出すまで時間が掛かってしまう現象」のことを指します。

色から読み取れる情報と、意味から読み取れる情報が一致しない場合に、ひとは直感的に情報を理解することができないのです。
この理解するまでに時間がかかってしまう現象をストループ効果といいます。

例えば、「文字の色を答えてください」と言われ、黒色で「黒」と書かれていた場合、すぐに「くろ」と答えられる。

例えば、信号機。
赤、青、黄から配色される信号機には、それぞれの色に意味があります。

赤:止まる、黄:注意する、青:進む、ですよね。
信号機のように「色の情報」と「意味」が社会に広く行き渡っているものであればあるほど、先入観などが邪魔をして情報処理に時間が掛かります。そのためストループ効果は、不快感やストレスを与えてしまう効果といえます。

商品開発や企画などの企業的なマーケティングの場において、誤った表記や画像を使ってしまうとストループ効果が働き、顧客へ「考える時間」というストレスを与えてしまうことになります。

ストループ効果は、「情報を理解するまでの時間を生む」効果を与えるため、無意識に対象を長く注視させて印象を残させることもできます。

でも、同時に矛盾を解くために脳が考えてしまうので、考えている間のもやもやした感覚などの不快感を与えてしまいます。

見る人に不快感を与えないマーケティング活動をするためには、発信したいメッセージ(情報)と、与えたいイメージ(色彩など)がぴったりとかみ合っているか、整合性を重視すると良いのです。


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