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高尾歳時記 2023年3月15日(水)

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天気:晴れ。空はほぼ快晴。ただし、春霞で遠景は限定的。
気温:20.5℃(高尾山山頂 正午)
人出:少なめ
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おととい月曜日、関東地方はまとまった雨が降りました。

気温があがると春めいてきた感覚を覚えます。ですが関東の春は、冬晴れのカラッとした毎日が終わり、晴天と降雨のサイクルが戻ることがその訪れを告げます。

この時期は、日照りより雨のほうが一気に季節を進めます。おとといの雨はまさに催花雨。山全体を濡らしたことで、待ってましたとばかりに春の花々が競うように開花しました。

今年は3月に入ってから暖かい日が続いたこともあって、例年より一週間ほど春の訪れが早くなっています。東京では、観測史上最速タイ記録で桜の開花が発表されました。

高尾山も、足早に春の花々の開花が進んでいます。今日は、高尾山を代表するスミレ、タカオスミレの開花も確認しました。

タカオスミレのほかにもスミレの開花が進んでいます。今日は、毎年スミレを楽しめるルートを辿ってきました。

高尾駅至近、大光寺の江戸彼岸桜はすでに開花していて、もうすぐ満開を迎えます。京王線高尾駅のプラットフォームから撮影。
大光寺の江戸彼岸桜は樹齢およそ200年とのこと。樹形も美しい。
同じく大光寺の境内にあるしだれ桜。まさに見ごろです。
小仏川の河原では、アズマイチゲが見ごろを迎えています。
アズマイチゲは、早朝のひんやりとした時間帯は花を閉じていますが、日中陽が照って暖かくなるとその大輪の花を広げてくれます。
小仏川沿いの梅の花は散り始めていましたが、入れ替わるようにハクモクレンの花が満開を迎えています。
ヤマエンゴサクも咲き始めています。小仏川遊歩道にて。
ヘビイチゴの花も咲いていました。
同じく小仏川遊歩道にて。カキドオシも咲き始めています。
やった!今年お初の、ナガバノスミレサイシン。さまざまな色のバリエーションがありますが、純白の個体。これからあちこちで見かけるようになります。
引き続き小仏川遊歩道にて。キクザキイチゲも開花。今年は春の歩みが早いです。
これはヒメスミレです。旧甲州街道の道端で見つけました。山の中ではなく、里山や人家でよく見かける、スミレの基本種のひとつです。
日陰沢では、ニリンソウの開花が進んでいます。
開花したばかりのニリンソウ。ピンク色をまとってかわいいですね。高尾山周辺では、日陰沢以外にも日本有数の大群落の名所があります。
ユリワサビも花のピークを迎えています。
やった!こちらも嬉しい、今年お初のタカオスミレ。
ここにもタカオスミレが。ここは暖かい日差しがふりそそぐ斜面。環境的にはいい場所ですが、それにしても今年は早いです。
ここにもタカオスミレが…いやほんとに幸せな気分です。
高尾山山頂から、富士山方面の遠景。今日も春霞が濃くて、富士山はかろうじて見える程度でした。富士山は写真中央です。
同じく高尾山山頂から、丹沢主脈方面。稜線は見えますが、春霞でかすんでいます。
ヒナスミレを見つけました。高尾山山頂近辺某所にて。
同じく高尾山山頂付近某所にて。エイザンスミレも次々と開花しています。
高尾山6号路のハナネコノメはピーク。見ごろです。
高尾山ケーブルカー麓駅(清滝駅)前の桜の木の蕾は目一杯に膨らんでいます。開花は秒読みですね。

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