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高尾歳時記 2023年7月15日(土)

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天気:曇り
気温:26.5℃(高尾山山頂 11:30)
人出:混雑
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高尾の夏の花の代表格、ヤマユリの花が開花しました。

直径30cmに迫ろうかという、大輪の花です。遠目にも、とっても目立ちます。近づくと甘くかぐわしい芳香が漂ってきます。

小仏川遊歩道などのふもとと、高尾山山頂付近でも満開の姿を見かけました。

今週半ば関東地方は猛暑になり、12日水曜日は八王子市で最高気温39.1℃を観測するなど、記録的な暑さになりました。

今日はそこまで暑くはなりませんでしたが、湿度が高く、日中は蒸し蒸しして流れる汗を拭きながらの山行になりました。

ですが、耐えられないほどの暑さではありません。統計との比較では例年より高い気温かもしれませんが、この季節暑くなるのは当たり前。想定内で、山歩きを諦めるほどではありません。通常モードで、夏の花が次々に開花しているルートを中心に、あちこち巡ってきました。

ふもとや山中あちこちで見かけます。ヘクソカズラの花。
葉や実を潰すと悪臭がするのは事実ですが、そのような植物は他にいくらでもあります。
不幸にもこのような不名誉な名前をつけられてしまっていますが、花はご覧の通り可憐で、この季節高尾を彩る植物です。
あまりにも気の毒なので、サオトメカズラという雅名もあるそうです。個人的には、こちらを推したいと思います。
本日小仏川の河原のあちこちで見かけました。アキノタムラソウ。高尾では夏が深まるとあちこちで見られるようになります。
セミの抜け殻を見つけました。昆虫は詳しくありませんが、何のセミでしょうか。
フジカンゾウ。夏の花です。高尾ではあちこちでみることができます。
オカトラノオはそろそろ終盤です。
ツユクサ。夏が深まるにつれ、あちこちで見かけるようになります。
こちらは夏から秋にかけて多く見かける、ミゾソバの花。少々フライング気味で花をつけています。
こちらも夏から秋にかけて多く見かける、ヤブラン。フライングの個体。
ダイコンソウ。この時期高尾ではあちこちでみかけます。
こちらも高尾では多く見かける、キツネノボタン。ピークを超えて、そろそろ終わりです。
蛇滝のイワタバコは見頃を迎えています。
このように、日がささない湿った岩の斜面の小さな隙間に根を張って、タバコの葉によく似た大きな葉っぱを垂らします。
毎年蛇滝のイワタバコを楽しみにしていらっしゃる方が大勢おられます。
アジサイは梅雨のイメージだと思いますが、高尾では梅雨明けに咲くアジサイがあります。タマアジサイ。蕾が順調に育っています。
高尾の落葉広葉樹林の森はすっかり夏模様です。
こちらも高尾の夏を代表する花。キキョウ。
霞台からの遠景。今日は曇りでしたが、空の霞が少なく見通しは比較的良い日でした。
ムラサキニガナ。個体数は少ない。
高尾山山頂に到着。丹沢の稜線には厚い雲がかかっていましたが、雲の隙間から富士山の勇姿を望むことができました。雪はすっかりなくなり、夏の富士山です。
同じく高尾山山頂から、丹沢主脈方面。丹沢の稜線には厚い雲がかかっていました。眺望は望めなかったでしょうね。
イワタバコは蛇滝が圧倒的に有名ですが、高尾山6号路の某所でも、個体数は少ないものの見られます。開花していました。

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