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#5 人生狂わされた話part2

自転車置場って校舎の端の方にあって、電気もなければこんな時間もうほとんどといっていいほど人は来ず。

LINEはしたことあるけどまだ1回も話したことない一目惚れしてた人を相手に何を話せばいいのかとずっとドキドキしてるの覚えてるなぁ。

来た!まぁおつかれ〜でいいかとか思いながら近くなって顔が見えるくらいなったら声かけようと思ったら、

一直線にずかずか私のおつかれは無視して真っ直ぐ近寄ってきて、

もう、衝撃的でしたね。一生といっていいほど忘れない瞬間。

声何一つ発さず私の顔に近寄ってキスをしてきたんです。もちろん口に。

「ごめん待たせて」

いやそうじゃない。と思いつつ、

この時の衝撃はもうそりゃあすごかった。

単細胞でできた女だったからこんなマンガみたいなことがあるのかと、こんなことサラッとできる人がいるのかと、びっくりというかその瞬間に心奪われてしまい完全ノックアウトでした。

それから何事もなかったかのようにあれやこれや話して解散。帰り際にさらっとまたキスしてくれました。

なんてキザな男なんだと、感動してしまい、純粋ガールだった私はすぐにどんぐりくんと別れようと思いました。(ほんと最低)

全部話した上でどんぐりくんは「もう一回考え直してほしい待ってるから。別れるんじゃなくて距離置くでもいいから。」

なんて健気な人なんだろうと思いつつ、まず顔面偏差値は40くらいMと違うしあまり心は動きませんでした。(とんだクズ女)

次の日、「俺部活ないから家おいでよ」とMから授業中にLINEが。

私の部活は年に6日しか休みがない部活で、その時期も大会前でとても忙しい大事な時期でした。

勉強よりなにより恋を優先させてしまう癖のある私はもちろん部活をサボってMの家へ。

「なにもしないから安心してね」という言葉を鵜呑みにしていました。今ならさすがにこの言葉の危なさが理解できる。

そもそもどんぐりくんとした2回のえっちにいい印象がなかったから、なんならもう2度としたくないとまで思ってました。

家に着き、部屋に入り、ベッドに座り、お話しして、何もないわけがなく、

大人なキスをされどんどん激しくなって、

どんぐりくんのぎこちないキスしか知らない私はMのとてつもない柔らかい唇と上手なキスに溶けてしまいそうでした。

ブレザーの服を脱がされ、パンツを脱がされ、

嫌という隙もないくらい手際よく事がすすんでいくので身を委ねようと、もうどうにでもなれという感じでした笑

「優しくするから」

あーマンガで見たことあるセリフだ、なんて思いながら

それでもやっぱり最初は痛い!

童貞だったどんぐりくんは痛いと私が言ったら「頑張って」と謎のエールを送り、もう欲のまま腰を振るという感じだったんですが、

Mは私が痛いと言ったらしばらくそのまま止まってくれ、待ってくれました。

"え、痛くなくなった!!!!!、、、この人プロなの?"

いや普通だよ

とこの時の自分に言ってやりたいんですが、

卒業したてほやほやのどんぐりくんしか知らない私は相当衝撃を受けました。

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