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63歳になっても綺麗なお姫様が好き。だからバレエが好き。

バレエが好きな理由は人それぞれ、いろいろあると思う。
私の場合は極めて単純。

綺麗なお姫様になれるから。

見出しの写真は10年前に金平糖の精を踊ったときの仲間との写真です(やはり10年前は今より若い~泣)

このお衣装が今までで一番好きかな。
淡いピンクなの。10年前だから53歳の頃ね。

53歳でもピンクのチュチュを着てお姫様になれました。バレエって凄い(怖い?)

綺麗で可愛いものが昔から好き。
バレエは幾つになってもお姫様(気分)になれるから大好き。単純だなぁ、、

先週土曜日のレッスン後の飲茶ランチで、Mさんが
「まりりんてさ、ほんと何だか守ってあげたくなるよね。ご主人がいるんだから大きなお世話なんだけどさ。」と言ってくれた。

そうね、、高校時代からずっと夫に守ってもらいとうとう63歳。そんな生活がいつの間にか性格にも現れているのかな。

仕事は苦手だし、怠け者だし、パニック障害だし、ニコニコして夫に守ってもらうしかなかった。

昭和だから怠け者でも専業主婦になれば生きて来られたけど、今の時代だったら完全にアウトね。。

九州男児はデリカシーがなくて嫌いとか思ってきたけど、昭和の九州男児じゃなかったらこんな私とは結婚してくれなかったかもしれない。。


お向かいのH子さんはずっと東京で仕事をしてきた独身女性だけど、前に「まりりん、旦那さんに感謝しなくちゃよ。神様、仏様、旦那様、って毎日唱えたほうがいいわよ」と言われたことがある。彼女の本音だと思う。

夫がいなかったら私は63歳まで生きてこられなかったかもね。

H子さんみたいに独身で仕事をしていたら、怠け者の私の柔な精神も身体もおそらく病んでいたことでしょう。

まあ、娘たちは反面教師でとてもしっかりした女性に育ってくれて良かった。

娘たちには、3歳から私が好きなバレエやピアノばかりさせました。
ほんとは塾にもっと行きたかったらしいわ、、ごめんね。

今、小学四年生の大阪の孫ちゃんは毎日塾通い。私立中学を目指すらしいんです。

私も夫も福岡育ちで、ずっと大学まで国公立で楽しく過ごしたので、転勤で東京に来て何も考えず、高校まで娘たちを公立に通わせました。

東京の公立は結構大変だったようで、いじめにも合ったらしいの。
わたしは、能天気で全然気がつかなかったわ(泣)

娘たちは私を悲しませまいと自力で乗り越え、強く逞しく育ってくれました。ほんとにごめんね、、

娘たちは私よりずっとしっかりしています。そして私と似ている所もあるけれど、全然違う人間です。

親子でも価値観て全然違うのよね、、不思議。

私は勉強なんてしないで好きなことをするのがいいと思って子育てしたけど、好きなことは結局私の好きなことの押し付けでした、、(反省)

勉強なんてしないでなんて、教育大を出て教師になった人間にあるまじき発言ね。すみません。

私は社会で仕事をするのは男の人達に任せて、自分は家の仕事だけしてただのんびりしていたかった。

令和の時代は男女とも同じように働くから、今だったら誰も結婚してくれないわね。
私は昭和に産まれて良かったのね。


のんびり守られてお姫様気分になれるバレエやピアノやヴァイオリンが私は大好き。
その世界にいる時、私は幾つになっても幸せなお姫様。

これからどんどん歳を取るけどますますへんなお婆さんになっていきそうね。怖いわね。

今日は昼過ぎから、お向かいのH子さんのお家に行きます。
H子さんもヒラヒラしたお姫様は大嫌いなタイプ。きちんと目標を立てて実績を残す人ね。

H子さんは体育大学を出ていて、近くの老人ホームで毎月体操を指導しています。

私もコロナの前に一緒に何回かお手伝いに行ったことがあります。

よくNHKのテレビ体操であるように、H子さんは立って指導しながら体操。私は何にも喋りませんが、ただニコニコして隣で椅子に座って同じ体操をしていました。

月に一度の体操指導のために、毎週H子さんのお家で新しい体操の練習をしたりしていました(H子さんはとても真面目)

コロナになり、しばらくお休みになり、体操が再開した時も私はワクチンを打ってないのでもう老人ホームに行けなくなりました。

H子さんは毎回きちんとワクチンを接種して毎月老人ホームに体操の指導に通っていました。

それがコロナが5類になり、ワクチンを打ってない私も入場を許されたそうで、なんと12月のクリスマス会でH子さんと出し物をすることになりました。

その打ち合わせに今日はH子さんのお家に行くのです。

実は二年ほど前に、最後に老人ホームにH子さんのお手伝いに行った時、そこの80代くらいのおばあちゃまに私は声を掛けられました。

「きれいな人を見るのは楽しいわ」と。

その言葉は、私にとって宝物の言葉になりました。

自分のため、夫のため、綺麗でいたいといつも思ってきたけれど、アラ還になりだんだん綺麗でいることに自信がなくなって諦めが顔を出し始めた頃でした。

60歳の私を見て綺麗、見ていて楽しいと言ってくださる人がいる。
それは私の大きな力になりました。

綺麗でいよう。
私を見て楽しいと言ってくださる人がいる。こんな私でも人の役にたっているのかしら。

なんだかとっても嬉しかったのです。

もしかしたら、そのおばあちゃまは緊張してみんなの前でただニコニコして体操をしている私をなんだか放っておけなくて、守ってあげたくなり声を掛けてくれたのかも。

でも、70歳になっても80歳になっても綺麗で可愛くありたいな~と思える元気を頂きました。感謝です。

さて、老人ホームでのクリスマス会ではH子さんとどんな体操をするのかしら。久しぶりでワクワクです。

それでは昼からH子さんのお家に行ってクリスマス会の打ち合わせしてきますね!

たぶんまたH子さんの横でニコニコしているだけだと思うけど、、

老人ホームのおばあちゃまが一人でも
見ていて楽しい、元気になるって思ってくれたら最高に嬉しいな。

チワワのモナカ、シュナウザーのタルト、二時間お留守番していてね~



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