プリンセススクゥエアー LGBTs担当

(株)プリンセススクゥエアーは、LGBTsをはじめ、多様な人々の住まい探しとライフスタ…

プリンセススクゥエアー LGBTs担当

(株)プリンセススクゥエアーは、LGBTsをはじめ、多様な人々の住まい探しとライフスタイルを応援しています。都内中古マンションが得意。住宅購入に役立つ情報やメッセージを発信するnoteは火・土曜日更新。2代目担当は関西出身のトランスジェンダーです。

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東京レインボープライド2024に協賛・ブース出展しました!

今年もやってまいりました、東京レインボープライド(以下TRP)! プリンセススクゥエアーは2018年からTRPに協賛し、LGBTsサポーティブな企業として、多くのお客さまへ住まいの情報を届けてきました。 今年はこちら! それぞれ意味のある6色のリボンをご用意し、お好きな色でブースのゲートを彩っていただくという企画です。 6色の意味はこのようなもの。 「マイプレシャス」、すなわち「自分が大切にしていること」。大切なものは人それぞれ違います。しかしそれらが連なり大きな虹にな

    • 住み続ける資産運用~中古マンションを購入したバイセクシュアル男性の場合

      知人のシスジェンダーバイセクシュアル男性は、20代早々に東京23区内の中古マンションを購入した人です。「仕事が上手く行き始めたらパートナーがほしいと思うし、パートナーと上手く行くようになったら家を買おうと思う、これが世の真実だ」という名言を残した人でもあります。事実、知人は私と知り合う前からずっと、性別を問わず恋人が途切れたことのない人でした。 「その確信の根拠はどういうものなの?」と聞いたところ、知人なりの理由と背景を話してくれました。 *** 就職に伴って東京23区

      • ファミリータイプのマンションがお勧めのケースとは?

        LGBTs二代目担当の初めての記事「LGBTs、新担当よりご挨拶~プリンセススクゥエアーに出会って踏み出した一歩(前編)~」(こちら)を読んでくださった方から、ご質問をいただきました! 「シングルの人にファミリータイプの物件をご紹介するのはどんなとき?」 ご質問ありがとうございます! さっそく回答させていただきます。 *** 1.テレワーク・在宅ワークで部屋数が必要な場合 昨今、一番大きな理由はこちらかもしれません。テレワーク・在宅ワークの浸透に伴い、プライベートを

        • 賃貸物件を追い出された!? あるYouTuberの体験談から考える住まい探し

          皆さまはYouTubeをご覧になりますか? 私は英会話、異文化紹介、精神医学、ペット、DIY、映画の予告編などの動画を見るのが好きで、登録チャンネルは雑多を極めています。 今日は私のお気に入りのYoutubeチャンネルのひとつ「田舎暮らしのビル」(こちら)で知った「賃貸物件の思わぬ事件」「持ち家を探すきっかけ」をご紹介させていただきます。 ビルさん(私は親しみを込めて「さん」付けで呼んでいます)は現在、静岡の山奥の別荘地の一軒家に住みながら、DIYで家を改修している様子を

        東京レインボープライド2024に協賛・ブース出展しました!

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        • キャリアアップや資産の作り方について
          14本
        • LGBTsの住宅購入プロセス
          16本
        • 物件紹介
          6本
        • 住宅購入事例
          7本

        記事

          東京23区でLGBTsが住みやすい街③中野区

          1月の記事「LGBTsならではの資産形成とは? 専門家に聞いてみました!」(こちら)を読んでくださった方から、「東京23区でLGBTsが住みやすい街を知りたい」というご意見をいただきました! 前々回は渋谷区(こちら)、前回は新宿区(こちら)をご紹介しました。今回は再び、「LGBTQあるいはそうかもしれないと思う方々の、キャリア(仕事への思い)・人生設計」を応援する社会保険労務士・キャリアコンサルタント・ファイナンシャルプランナーの永井均さん(こちら)にお話を伺います! *

          東京23区でLGBTsが住みやすい街③中野区

          同性カップルの破局率は高い? 真相と背景について考えてみました(後半)

          「同性カップルの破局率は高い」説、「破局」の認識が人によって違うので信憑性は低いのではないか、とまとめた前回(こちら)に続き、改めて「同性カップルは本当に破局率が高いのか?」を考えてみます。 1.「3組に1組が離婚する」は本当? まずは異性カップルの離婚率を見てみましょう。 しばしば「3組に一組が離婚する時代」と言われますが、「法律婚したカップルが必ず3組に1組が離婚する」という意味ではないようです。離婚弁護士マップ(こちら)によると、離婚率とは人口1,000人あたりの

          同性カップルの破局率は高い? 真相と背景について考えてみました(後半)

          同性カップルの破局率は高い? 真相と背景について考えてみました(前半)

          漫画『作りたい女と食べたい女』(ゆざきさかおみ)の最新第5巻(こちら)で、主人公である野本さんと不動産企業に勤める天貝さんが、同性カップルが賃貸住宅を探すに当たっての課題について、こんな会話をしていました。 この会話に登場するネット記事、私自身も聞いたことがあります。検索しても見つからないので詳しい内容が分からないのですが、私がこの記事の話題を聞いたときに考えたことは主に2つありました。 ひとつは「同性カップルは本当に破局率が高いのか?」 もうひとつは「破局って何だろう?

          同性カップルの破局率は高い? 真相と背景について考えてみました(前半)

          東京23区でLGBTsが住みやすい街②新宿区

          1月の記事「LGBTsならではの資産形成とは? 専門家に聞いてみました!」(こちら)を読んでくださった方から、「東京23区でLGBTsが住みやすい街を知りたい」というご意見をいただきました! 前回は渋谷区についてご紹介しましたが(こちら)、今回は新宿区をご紹介します。話を聞いたのは、新宿区に20年以上住んでいるシスジェンダーゲイ男性の友人です。 *** 開口一番「そりゃ新宿二丁目があるからだよ」 回答が早い! もうちょっと深掘りさせてください。 「二丁目にゲイ向けの

          東京23区でLGBTsが住みやすい街②新宿区

          東京23区でLGBTsが住みやすい街①渋谷区

          1月の記事「LGBTsならではの資産形成とは? 専門家に聞いてみました!」(こちら)を読んでくださった方から、「東京23区でLGBTsが住みやすい街を知りたい」というご意見をいただきました! さっそく住まいに関するデータを探したものの、データだとどうにも味気ないような。そこで、渋谷区の企業に30年以上勤務するシスジェンダーヘテロセクシュアル女性の友人に話を聞いてみました。30年間、渋谷の街を見続けてきた友人の肌感覚は、数字とは別の信頼感があるのです。 *** 「私が渋谷

          東京23区でLGBTsが住みやすい街①渋谷区

          「マツコの知らない世界」で発見したリノベーションの現在

          2月6日(火)に放送された「マツコの知らない世界」をご覧になった方はいらっしゃいますか? 私は料理をしながら何気なく見ていたのですが、この日のテーマのひとつが「オーダーメードの間取りの世界」でした。 おひとりさまの増加やライフスタイルの多様化に伴い、住宅の間取りをオーダーメイドする方が増えているとのこと。これは楽しそう!と見入ってしまったので、私が番組で発見した内容をご紹介します。 間取りについて紹介してくれたのは、住宅デザイナーのタブチキヨシさん。まず、間取りは時代によ

          「マツコの知らない世界」で発見したリノベーションの現在

          不動産会社で経験したアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)

          「アンコンシャスバイアス」という言葉を聞く機会が増えています。「無意識の偏見」「無意識の思い込み」などと訳されることもあります。 (1)アンコンシャスバイアスの例 内閣府男女共同参画局の広報誌(こちら)から一部をご紹介します。 アンコンシャスバイアスは他人だけでなく、自分にも働きます。例えば日本の企業では「やまとなでしこ問題」と呼ばれる現象があります。「自分は女性だから、管理職にチャレンジするには力不足だろう」といった過剰な謙虚さによって、能力のある女性が自分に限界を設

          不動産会社で経験したアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)

          同性カップルに聞いたマンション購入と子育て

          今回は関西圏のマンションで10年以上暮らす40代の同性カップル、NさんとSさんのお話を伺いました。お子さんと暮らすために、マンション選びの一番のポイントになったのは? 同性二人で住むことのメリット・デメリットは? どんな体験が聞けるのでしょうか? ーーNさんとSさんはマンション購入を検討されていた頃、どんな状況だったんですか? N:私はずっと子どもを持ちたいな~って思っていて、その気持ちがぐっと高まっていた頃だったんですよ。でもファミリー向けの賃貸って家賃が高くて。だった

          同性カップルに聞いたマンション購入と子育て

          セクシュアルマイノリティと医療・福祉・教育を考える全国大会2024の活動報告に取り上げていただきました!

          「セクシュアルマイノリティと医療・福祉・教育を考える全国大会」(こちら)は、各分野の専門家や実践者のネットワークづくりを目指して、2013年に始まったイベントです。毎年、10以上の分科会が用意され、開催を重ねるごとに医療・福祉・教育以外にも、生活や仕事などにかかわる専門家や企業人の登壇も増えています。 私は2023年にセクマイ大会の分科会「LGBTQ+と住まい」(こちら)にオンライン参加しました。そして住まいについてLGBTsが抱える問題と解決方法について学び、自分にできる

          セクシュアルマイノリティと医療・福祉・教育を考える全国大会2024の活動報告に取り上げていただきました!

          漫画『作りたい女と食べたい女』に見る、恋愛の味わい方

          ゆざきさかおみの人気漫画『作りたい女と食べたい女』(こちら)、通称「つくたべ」の実写ドラマ・シーズン2が1月29日(月)から放送開始ですね(こちら)。私は漫画の連載開始当初から読み続けており、「食」をめぐる女性たちの在り方に涙したり勇気付けられたりしています。 主人公の野本さんは料理が大好き。しかし一人暮らしで小食のため、ボリュームのある料理やお菓子を作ることができず、悶々としています。 野本さんが住むマンションの部屋の隣の隣に住むのが春日さん。食べることが好きで、その豪快

          漫画『作りたい女と食べたい女』に見る、恋愛の味わい方

          資産形成のスモールステップ、実は意外なところから

          「マンション買いたいなあ〜」とスマホで物件情報を眺めるレズビアンの友人。穏やかな冬の午後、都内のカレー屋さんでラッシーをいただきながらのお話です。 「いいじゃない、いつくらいに買うの?」 「うーん、今住んでる賃貸アパートの更新の時期に、思い切ってマンション買うのもアリかな~と思って」 「あーわかる。アパートの更新って不動産の購入を意識する機会だよね。恋人は何て言ってるの? 一緒に住んでたよね?」 「今は私の単身向けアパートに恋人が居候してる状態だから、ちゃんと家族として一緒

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          LGBTsならではのキャリア形成とは? 専門家に聞いてみました!

          前回(こちら)に引き続き、ながいキャリア社労士事務所所長でオープンリーゲイである永井均さん(こちら)に、LGBTsならではのキャリア形成について伺います。 ーーLGBTsの資産形成は、一般的な資産形成と同じように考えることができると伺いました。永井さんの表現では「同じ土俵」ということですが。 永井:資産形成というのは、主に働いて得た給料の中でやりくりするものです。しかしLGBTsは非正規雇用率が高いことや頻繁な転職によって、資産形成がしにくくなります。だからこそ、まずはや

          LGBTsならではのキャリア形成とは? 専門家に聞いてみました!