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教師が最期に教えてくれた事

※身バレ防止の為、この記事はフェイクを入れています。

私は現在成人済み。中学の頃は不登校もあり教師を不安にさせていたりした。特に学年主任は私のことをずっと寄り添うような目で見ていたと思うが当時の私は反発的な態度を取って「うざい」と感じていた。

あれから何年か経ったある日、学校のグループLINEに一通の連絡が来た…

突然の事だった

その連絡はパッと見でも分かるようなくらいに深刻なものだった。すごく胸騒ぎがする中、LINEを読んだ。

「‪✕‬‪✕‬先生から連絡が入りました。突然ですが学年主任の○○先生がお亡くなりになりました」

私は思わず声を上げてしまった。信じられなかった。信じたくなかった。
学年主任は当時は確かに「うざい」と感じていた。けど、いつも明るくて熱血で時に厳しい先生だった。そんな先生が急逝したと考えたくなかった。

何があったのか…

葬儀などは近親者と教職員のみになった。悲しむ中で母にこの事をLINE。急なことで母も驚いていた。
学年主任にはよくお世話になっていたので何があったんだと…学年主任の年齢は母より年下らしいので若くして亡くなってしまったと思うととても胸が苦しい。それは他の学校の人や教職員もそうだろう…

私が「成人式の時に中学の先生来てたけど学年主任だけは来てなくて…」と母に話すと「ずっと身体悪くしていて入院していたのかもしれないね…」とその日はずっと学年主任のことを話していた。

喪失感で気付く「生きる価値」

心に穴が空いたような気持ちになり中学の卒アルを見た。すると学年主任が書いてくれた寄せ書きがあった。私の存在意義、将来へ繋ぐメッセージ、ものすごく肯定的に書かれていた。

「私…そんな風に見られていたんだ…」

感謝のあまり涙が…

今回の先生の訃報を聞いて、先生へ伝えたいことがあります。

私は夢は果たせなかった。時々病んでどうしようもない時に自傷行為してしまうことがありますが辞めます。それは先生が私たちに今生きていることのありがたみ、生命の大切さ、自分に価値があるということを教えてくださったからです。

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