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劇場版ヴァイオレットエヴァーガーデンを観ました

見たのは9月の連休。
9/20か21だったかな?3週間くらい経ってますね。

家族で行ったイオンのシネコンで、何演ってんのかな〜とリストを見て、たまたまあったのが表題の映画。
で、娘に「見る?」と聞いたら「見る」と、そう言った流れ。

実は、僕はTVアニメ版を見ていない。
前の劇場版「外伝」は見たのだが。

外伝を見ようと思った理由は、ちょうど公開前に例の放火事件があったから。
この世にこんな悲劇があるのか。何か自分にも応援できることがないかと思ってやったのが、一つが寄付で、そしてもう一つが映画を見ることだった。
作品の予備知識も無しにただただ見に行った。
多分僕と同じような気持ちの人ばかりだったように思う。ある種独特の雰囲気で、僕も私も事件を知って居ても立ってもいられなくて来ました!そんな空気と一体感。

それがあったから今回劇場版も見てみようという気になったのである。


で、劇場版の感想は、

「言わんのか〜い」

で、ある。(見た人ならわかるかも)

文章でなら思いを伝えられるけど、言葉では思いを伝えられない。それに共感できる人にとっては良作だし、逆に何でも言えちゃう人にとってはもどかしさだけが残るかも。

メールの時代。
言葉での表現が苦手な人は多いだろうと思う。
実際、我が家でもこの世界観を受け入れたのは、素直に生きられない組の僕と娘…

映画の中で、手紙が電話に負ける場面があった。目の前に相手がいなくても言葉が届く。時代の移り変わりを感じさせるエピソードだ。

その一方で、相手を目の前にしながら最後まで思いを言葉にできなかった者もいた。娘に言わせれば「情けなくぐずぐず泣きやがって」である。(偉そうに…笑)

本当に大切なことほど言葉にできない。

そんな人も大勢いるよね。

それが、作品の一つのテーマとは思うのだが、やっぱり最後なんだから聴きたかったなあ。

ドロドロに淀み切ったグラスから溢れた一滴の上澄みのような、止めることができないくらいの心からの言葉を。

その言葉は、きっと宝石のように美しいだろうに


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