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脂肪細胞を殺す  〜アディポチド〜

1. アディポチドの効果


アディポチドは現在、体脂肪を減少させる薬の中で最強であると言えます。
アディポチドは「脂肪選択的アポトーシス促進ペプチド」という医薬品の一種です。

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よってアディポチドは「綺麗に脂肪細胞を死滅させ体脂肪率を低下させる薬」ということになります。医療現場でも「高肥満薬」として使われており、個人輸入も可能です。その効果は服用量にもよりますが体脂肪率で10%〜20%の低下が報告されており、非常に強力である事がわかります。

アディポチドの特徴は直前にも述べた様に「脂肪細胞を死滅させる」という事です。通常のダイエットやファットバーナーは脂肪細胞内の細胞を次図の様に「減らす」だけですが、アディポチドはこの脂肪細胞ごと死滅させます。即ち、脂肪を備蓄庫を無くすことになる為、体脂肪を溜められなくなるため再度太る事がなくなります。

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この様に強力なアディポチドですが、その分副作用もあります。その為、アディポチドを利用する際は原理・服用量などについて確かな知識をつける必要があります。また海外の広告では「安全に確実に痩せられる」と書いてあったり一部の美容クリニックでは特に説明なく使用されている場合もあるようです。これらの情報に惑わされない為にもこのnoteで正しい知識をつけてください。

このnoteはアディポチドの利用を推奨する為の物ではなくアディポチドについて正しい知識をつけ、各々が使用するかしないかについて正しい知識をつける為に執筆しています。



2. アディポチドが体脂肪を減らす仕組み


まずアディポチドがどの様に脂肪細胞を死滅させるのかを説明する前に、新しく生まれた過剰な脂肪細胞はどの様に生きているのかを解説します。

ほぼ全ての細胞は血管からの栄養供給や酸素の供給がないと生きていくことはできません。よって成長に伴い細胞分裂した細胞に対しては自然と新しい血管が作られる為、増殖した細胞は生きていく事ができます。しかし、脂肪細胞は成長に関係なく過剰な栄養を摂取した際にエネルギーを貯蔵する為に新しく作られます。その為脂肪細胞は、自ら新しい血管を作る次の様な仕組みを持っています。

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