【短歌】熱い鍋 茶碗に盛られ一休み 温め直すやさしい友よ

2024/02/16

銀の鍋は、二つそろって木の温かな感触のテーブルに置かれていた。9人くらいが集まって、賑やかな雰囲気で鍋を囲んでいた。おじやの優しい味わいが心地よかった。おじやを食べると、なんだかほっとする、落ち着く。なぜなんだろうか?

ぐつぐつという音、熱気を頭の中で想像した。まるで時間が巻き戻されたかのように感じられた。鍋から立ちのぼる熱気が室内を満たしていたのだろう。

その余韻を感じながら、遅れてきた私は、茶碗に盛られた鍋料理を楽しんだ。温めてくれようとしたり、飲み物を用意してくれようとしたりしてくれて、有り難かった。温かさに包まれながら、心も体も温めてくれるひとときだった。

使いたかった言葉

銀の鍋、二つ。おじや。落ち着く。ぐつぐつしていた余韻を感じる。鍋囲み。胃袋におさまった鍋。熱気はじけた。余韻を感じ。茶碗に盛った。温めてくれた。

以上



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