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にんげん力と三現主義-2.


三現主義とにんげん力⇔リスクアセスメント

リスクアセスメントーイメージ

体験談として三現主義とにんげん力-1.
の現実的な例を載せました。
その例にあげたイ)~ホ)の店舗や会社の
ような場合も該当することですが、
各々の問題点や課題を速やかに解決する
ためには、先ず“現場”“現物”“現実”夫々の
持つリスクアセスメントを早急に現況診断
を実施しなければなりません。

実際にリスクアセスメントを実施する際に
必要と思われる項目を拾い出してみました。
皆さんの店舗や会社、店舗の夫々の環境に
合わせて必要な項目を選びお使い下さい。

Ⅰ.リスクの種類

 A. 内部環境・システムのリスク
 (組織=部署の内部・ルール・システム運用)
 B. 就業・労務関連のリスク
 C. 人事関連のリスク
 D. 業務リスク(業務プロセス)
 E. C.S関連リスク(顧客関連)
 F.総括リスク

Ⅱ.アセスメント項目-1.【一般】
 ①単元名
 ②想定される原因
 ③原因の分析
 ④解決策
 ⑤実施案
 ⑥実施者
 ⑦着手時期
 ⑧途中点検時期
 ⑨終了時期
 ⑩進捗表(別途)
 ⑪予想される結果と成果
 ⑫重視度
 ⑬優先順位
 ⑭備考

Ⅲ.アセスメント項目.
【三現主義の三要素とにんげん力】

a.三現主義の三つの要素
 次のイ)~ハ)を、
システム・店舗&環境・現場別人的要素
商品&メニュー・管理体制などを選択し
当て嵌めてリスクアセスメントする。
  イ)現実(現状・現況)
  ロ)現場(現状・現況)
  ハ)現物(現状・現況)

b.にんげん力
 a.の項目で人的要素に当て嵌まることを、
  次のア)~カ)のにんげん力の項目で各々
 のリスクアセスメントして①~⑫の各項目
 に割り当てる。
 また、この項目はⅡ.の表に組み込むことも可能です。
  ア)人元力
  イ)人原力
  ウ)人源力
  エ)人眼力
  オ)人現力
  カ)人言力
   ①原因の分析
   ②解決策
   ③実施案
   ④実施者
   ⑤着手時期
   ⑥途中点検時期
   ⑦終了時期
   ⑧進捗表
   ⑨予想される結果と成果
   ⑩重視度
   ⑪優先順位
   ⑫備考
 このような項目を、
スクアセスメントシートに組み込みます。

リスクアセスメントシートを作るには、
最初は少し手間がかかります。
組立てる際、チャートやマインドマップ
を活用すると解り易いと思います。

リスクアセスメントサンプルシートイメージ

リスクアセスメントサンプル

🔳リスクアセスメントダウンロード上サンプル

三現主義とにんげん力⇔リスクと向合う

リスクマネジメント

リスクアセスメント例
実際のリスクアセスメント例として、
下記カフェで体験を元にアセスメント
項目について考えてみることにします。

<カフェの現況=ホ)カフェでの体験>

そのカフェはテ―ブル数が10卓で
客席数が30程度のお店で客席の七割程度
にお客様がいらっしゃいました。

まだ新人と思われる化粧気のない一人の
ウエイトレスがレジに無表情で腰掛け、
客席やお客様に視線を殆ど向けない状態
で暗い顔でレジの椅子に座っていました。

コーヒーを頼みましたが、笑顔は勿論、
「はい」の返事や「かしこまりました」
「お待たせしました」の言葉も全く無く、
ただ無表情で運ぶだけの方でした。

他のテーブルを見ると、
お客様のお水のない席や飲み終わった飲物
が放置され、とてもサービス業をしている
とは言い難いウエイトレスの状態でした。

出る時に聞いたところ、そのスタッフは
アルバイトで働いているとのことでした。

【リスク単元項目と想定される原因】

Ⅰ.三現主義の三要素“現場”“現物”“現実”
 別の場合.
A.内部環境システムのリスク
 (組織=部署の内部)

 1. 各採用システムの不備
 2. 採用する者の人選(適切か否か)
 3. 採用時の各基準の明確化
 4. 採用される者の各職務の適正診断と方法

B. 労務・C.人事関連のリスク

 5. 勤務時のルールとその説明
  (勤務時間関連・身嗜みなど)
 6. 現場責任者の管理監督スキル
 7. 採用者の研修と自覚度チェック
  (取組意識・役割認識)
 8. 採用者の研修その習得度チェック
  (実務ロールプレイ)
 9.採用者のО・J・Т
  (経験者・未経験者別)内容と方法
   採用者のО・J・Тのサポート
  (誰が行い、どの様に確認するか)
 10.実務ステップアップの内容とその考課
 11. 顧客目線での職場認識
  (モニタリング)

D.業務リスク(業務プロセス)

 12.職場のルール
 13.職務心得
 14.実務ルール(対象者別のマニュアル)
 15.実務テキスト
 (実務上の意識と心の解説・手引き)

◇まとめ上記1~15を次の①~⑬
 に当て嵌める。

 ①単元名
 ②想定される原因
 ③原因の分析
 ④解決策
 ⑤実施案
 ⑥実施者
 ⑦着手時期
 ⑧途中点検時期
 ⑨終了時期
 ⑩進捗表
 ⑪予想される結果と成果
 ⑫重視度
 ⑬優先順位

Ⅱ.にんげん力による場合.

採用≒現場側、採用される者に関して
以下のア~カ記にんげん力参照)で診断。
診断結果を上記①~⑬に当て嵌める。
 
 ア)人元力[採用≒現場側・採用者]
  の各能力有無と課題目標
 イ)人原力[採用≒現場側・採用者]
  の各能力有無と課題目標
 ウ)人源力[採用≒現場側]
  の各能力有無と課題目標
 エ)人眼力[採用≒現場側・採用者]
  の各能力有無と課題目標
 オ)人現力[採用≒現場側・採用者]
  の各能力有無と課題目標
 カ)人言力[採用≒現場側・採用者]
  の各能力有無と課題目標

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