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「知」と「学」を生き様に活かす



「生き方」と「在り方」を知と学で紐解く

現代社会は多種多様の情報過多になり、
先人の学びや名言の書籍・情報、成功者
のビジネス書、様々なセミナー講座と言う
学ぶ場やツールが数多くあり溢れています。

そのような環境の中、人の心に関心のある人、
チャレンジ意識の高い方、スキルアップ目的
の方などが個々の判断で一人ひとりの大切な
人生の時間を割き費やしています。

とても素晴らしい活動、素敵なことだなぁ
と思う一方、人によっては、そんなに名言
や先人の知識を詰め込んで、日々の人との
触合いや対人関係に活かせるのかなぁ?
と考えさせられることがしばしばあります。

また、現在の社会環境ではモラル欠如に因る
様々なコンプライアンス無視行為やマナー違反
そして自制心の欠如と受止められる事件犯罪が
毎日のようにニュースで見聞きします。

人の道を外れたことを数知れずして来た私は、
幸いなことに知人友人、仕事先、学びの場に
恵まれたことは本当に有難いと感じています。

今迄の学びで心に残っている幾つかの学びで
役に立った学びを以下に綴って行きます。

1.結果に至るプロセスを良し悪しに関わらず
 思考する取組み姿勢で行動する。

(例)どの様な起因、要因、誘因、原因、動因で
  この結果が生まれたのか(起きたのか)
  何故の心で源を見付けその対策を練る。
  例えば、
  自制心不足が何故❓生まれたのか❔
  その起因は何か❓その行動をした訳は❔
  原因、誘因、起因に基づいた対策は何か❓
  ルールや規制だけて解決策になるのか❓
  元となる心の対策はどんなことが有るか❓

2.自分の心身の活動に何らかの見返りを意識
  していないか否か❓
 「尊徳」と「損得」に照らす。

3.ゴールデンサークルを用いて思考行動する。

4.利他の心身の活動をしているか❓
5.感情のコントロールが出来たか❓
 (会話に自制心を持てたか?)
6.自分の利は最後に解る
7.恩義、人情に足りた言動・意識を持てたか❓
8.今の姿は過去の写し絵の気持ちを忘れない。
9.数知れない人に支えられ生かされている
 意識に欠けた言動が無かったか❓
10.どうしたら皆さんの役に立てるか❓

こんなことに努めています。


サービス業で多くの人と触合いで知った
「知」「学」を次のような捉え方をすると
効果的であると思います。

例)本の選択・セミナー・講座に参加した場合
◎「知」は、
 未知なこと、未理解になこと知る⇒知識
  ※メモやPCに記録しておく。
◎「学」は、文字を心と始まりの一、終了と解す。
 心の気付き・視点やスキル(技)を学び修得する
 =知恵・知徳・心身の体力を身に着ける。
  ※チェックリスト・文書で日々振り返える

今迄生きて来られた中で様々な心の人に
巡り合い、色々な学=言葉(先人の名言)に
出合ったことに依り今こうして生かされ
生きていられる自分があり、現在の自分の
命がある、と改めて思い知らされています。

私なりの解釈ですが、
これは「学」=学び、であると捉えます。

その中で「知」=知識・生きる知恵として、
私の心の取組み姿勢と生き方を大きく変え、
今も大切にしている言葉【文言】があります。

💟人生を大きく変えた出会いと言葉

40代半ばに御縁を頂いたとある企業の
飲食部門の業務委託を受け週に三度程、
昼前から夜9時位まで現場に張り付いて
汗を流し同じ釜の飯を頂戴しました。

その飲食部門は、
レストラン、和食会席料理、懐石料理の
店舗が山頂近くに有り十数人の料理人と
同じ数程度のおもてなし・接客サービス
の担当者がおりました。

また、飲食部門を率いる料理長は厳しさと
本物の優しさを備え仕事上では決して妥協
をしない素晴らしい方(職人)でした。

今でもハッキリと脳裏に焼き付き、生涯
忘れられないことを貴重な体験をしました。

その一つが教え子からの
<思い遣りって何ですか?>
の質問であり、それが無ければ今の私は
ありえない、と思える人生の節目に当たる
ことであり、もう一つは、指導を終えて
帰る際、雨や雪が降っていても
「先生のお帰りです」のひと声がかかると、
白衣の十数人が整列し、
私の乗る車が見え無くなるまで最敬礼をして
見送って
下さったことです。

最初は、その見送りをお断りしましたが、
約三年間ずっと続けて頂きました。

このような待遇を受け続けると、
受けた人の誰もが感動し心を動かされます。

私も当然ながら心身の取組み方が変わり、
次回の指導内容向上の努力や一人一人へ
の指導法もより良く出来るよう考えたり
改善点や苦手にしていた指導文書作りや
チェックリスト作成にも力が入りました、

因みに今こうして
noteに多くの文言を日々書いていますが、
40代半ばまでは何をしても飽きっぽく
三日坊主、仕事は、現場至上主義で取組み
読み書き大嫌いでしたが、
君が居なくなった時どうすれば良いか?
 要点を細かく書き残して置いて欲しい

との仕事の依頼主の一言からワープロを
買い求め書き始めたのがきっかけです。

また同時期に、
歯科医接遇応対マニュアルの依頼も在った故?
かも、と確かではありませんが記憶しております。

言葉の力は凄い😲

話を戻しますがこちらの飲食部門の皆さん
と御縁を頂いた時に利他愛の言葉を知りました。

実はこの「利他愛」の言葉=思い遣る心の体現が、
その後の人生や仕事ばかりかHP接客マナーは心の礎
を書くことに大きな影響を及ぼすことになりました。

また、
その数年後に知ることになる【思い遣りの心】
を表すとも言える
大切な人の大切を、大切にする
と言う言葉を理解する為やその後に関わる
仕事至らなさ弱さに気付き、それからの人生
での活動の心の礎にもなりました。

この「利他愛」は、
始めて耳にした言葉なので、先ず利他と言う言葉の
意味を知らなくてはと考え、辞書に頼りにその意味
と利他の心について調べました。

また、
」についてはなんとなく理解出来るように
思いましたので調べませんでしたがこの「」にも
大きな意味があることに、後々の仕事や人生で
気付かされることになりました。

辞書によると、
この「利他」は、次のようにあります。

1. 他人に利益となるように図ること。
  自分のことよりも他人の幸福を願うこと。
2. 仏語。人々に功徳・利益を施して救済すること。
  特に、阿弥陀仏の救いの働きを言う。

次に「利他心」は、

 実用日本語表現辞典に下記のようにあります。
 ・他人の利益を重んじ、
  他人が利益を得られるようにと振舞おうとする心。

このように載っていることから
利他」の心は「人を思い遣る心
であると知りました。

さて、その時ことを思い返してみると、
私は辞書で利他についての予備知識を
得たものの不安になり「利他愛」の文言
について色々と思い悩んだ結果携わった
会社で親しくさせて頂いている方に利他愛
がどういう意味のことかを教えて頂けました。

曰く「利他愛」とは、
自分が幸せになるためには、
 他人を幸せにすることが最も早道である

と言うことであり、
自分がどんな困難な立場にあろう
 とも他人を幸せにしたい

と言うことを表現した言葉だと教わりました。

其の時に、ふと閃いた言葉が
リターン・アイ=Return I≒
 与えた愛は自分帰って来る
】です。
(無私の心で他者にしたことは自らに戻る)

後に知ることになった自利利他の言葉も
そのことから理解出来るようになりました。

この利他愛の精神は、
これからの厳しい環境が予想される日本に、
思い遣りを形として表しているおもてなし
の作法やマナーに限らず普段の人との出会い
触合いのある生活でも大切な心です。

と同時に利他の精神は、親が子、子が親を
殺傷すると言った悲しい事件多発している
ことやいじめ・D.V.・多種多様なハラスメント
個人が利己に走ったりコンプライアンス欠如
モラルが低下したりしていることを防ぐ為にも
大切にすべき人として無くてはならない心です。

一般的にマナーやエチケットは、
相手を「思い遣る心」を表わす形と言われます。

言い換えると、
仏教の教えでもある「利他の心」を表現する
ことと同様の意味があると解します。

私は様々な宗教には無関心ですが、
仏教を始め素晴らしい諸宗教の教えの
数々は人の生き様を始め万事に通じます。

今迄に出会った経営者で成功を収めている
人に共通していることを思い返してみると、
その方達は夫々に、何らかの言行や活動で
他者を思い遣る「利他の心」を持ち体現し、
活動している言う共通点が思い浮かびます。

それは、
自分や自社だけの利己的な利益を考えるだけで
なく、社会への様々な奉仕精神を持ち備え
(自己犠牲)相手に出来る限り尽すと言う、
人として最も尊く、美しく素晴らしい
温かな心であると受止めています。

例えば
我社(自店)は、どうすれば利益になるとか、
私個人にとって何が利(損得)になるのか、
何が良いかということではないと考えます。

それは、
一つの企業とか個人の利害や得失を超えたもので、
もっと寛大であり気高く、人にとっても社会にも
何が良いことなのか?なにを成すべきか?を
先ず、じっくり「考えて」から行動する人としての
生き方ではないかと思います。

先年の震災後、日本国民の多くが
自分の為より、誰かの為に」と言う、
利他の意識になり、行動をしていると報道
や様々な情報からも窺い知ることが出来ます。

現在の私達は、温故知新の心で、
古より日本独自の文化であるおもてなしや
習慣を振返り、見直すべき時に来てます。

21世紀の日本は
個の時代とも言われていますが、個々人が
夫々の個性を磨き自らが自らの意思決定し、
復興や社会に貢献する社会になると思います。

利他の心は、人生や人との触合いの原点で、
おもてなしの心の礎である
と信じています。

と同時に、いつどこに居ても、
忘れてはならない人としてとても大切な心
である、と受け留め思っております。

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