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【知・情・意】-心の構成要素

正しい「知」の認識と心のバランス

今の日本の社会生活環境は、
古からの賢人や成功者の書かれた
自己啓発に関する様々な本やビデオ
成功経験者のビジネス本を読み、
セミナーや講座などに自主的に
参加する機会が多くなりました。

心の大黒柱と4本の支柱

数多くの書や学びの場で、
仁は広く人を敬い愛する
「思い遣り」
触合う相手を心有る人と認め
「認知」=承認欲求満足
無私の心の素直な態度
「謙虚さ」
有難い気持ちを表わす、
「感謝」
正直で偽りのない、
「誠実さ」
敬意を表現し伝える
「リスペクト
などと言ったことが書かれた、
先人達や賢人からの本などから
学び知ることが自由に出来ます。

でも、現実として夫々の語彙を
解ったつもりになって聞き流して
しまっているのではないでしょうか?

実際に、
この一つひとつの語彙を理解していたら、
啓蒙書やビジネス本、セミナー、 講座、
研修での受け止め方や理解度も
より一層増すのではないかと考えます。

例えば私の場合、
現場優先で知識の乏しかった私は、
「思いやり」「誠実さ謙虚さ」「感謝」
「敬意」「立場転換」「信頼」「敬意」
と言ったことを何となく解っている
と錯覚したまま人生の後半まで
本質を知らず生きて来てしまいました。

ところが、
何気なく訊ねられた一言、
「思い遣りってどんなこと?」
の問いかけに即答出来ずその答え
を学び知る為に色々な方面から
学ぶプロセスに於いてその一つひとつの
ことを知る大切さに気付きました。

ましてや、
それが「心の基礎体力」の原点、
人間の心を形成する源(元)とも言える
知情意と言われていることだと、
微塵も気が付きませんでした。

知情意の解説

それを学び知り得たことで、
様々な人物や事象が理解が
出来るように成れたのも事実です。

この【知情意】は、
予期せぬ想定外の何らかことが起きた時に、
平然と人(相手)や物事(事象)に立ち向かえ、
対応・対処の出来る心(意識・気持ち)と、
その能力のバロメーターであると解します。

【知】:テクニカルスキル

・知識とか知性などに相当する領域
・知っているか、知らないのか?の自覚
・出来るのか、出来ないのか?の認識
・スキルやテクニック、
・知識を現実の社会生活に活かせるか?の可否

このと言われるテクニックやスキル
とい言われる資格ばかりに意識が
向いてしまい、夫々の心を生かす
元となる人としての
「思い遣り・感謝・誠実さ・敬意・謙虚さ」
などの人の「心」に関する知識が不足し、
「技」が先走りそれを具体的に表わす
[体]が伴っていないのが現状です。

即ち、「心・技・体」のバランス
が崩れていると言うことです。
それは、テクノロジーと言う言葉に
表れ、個人の知を優先する《対応
(意識)と言う表現に如実に表れています。

お客様は神様やお客様を柱に思考行動する
接客サービス業・おもてなしのスタートは
お客様の好み、個性、感性に合わせて
接客やおもてなしをする<応対>
サービス業の本質であるにも関わらず

おもてなし対応・接客対応・電話対応
と言うサービス業の本質から外れた
言行・意識が大手を振ってまかり通る
社会環境になっている現在の日本の
社会環境は、古より今日迄の日本で
培われて来た世界に唯一無二の【文化
そのものを否定することに成る
のではないか、と危惧しています。

20世紀までは、
このような「心の基礎体力
を先人・先達や親の「背中」を
見ながら身に着けてきました。

現在のように情報過多の社会環境では、
目先・目の前の様々な情報に振り回され、
自分自身と「向き合う」ことさえ疎かになり、
その結果、如何に世渡りを上手にして行くか、
と言う対人関係力(コミュニケーション)に目が向き、
人として必要とされ大切な心の基礎である
「心の基礎体力」=EQに意識が
向いていないと思われます。

即ち、[心・技・体]の[技]
=【知】の中のスキル(能力)やテクニック
(技)の知識ばかりに意識が向き、
それを生かすための知識が不足し、
[体]が伴わず頭でっかちになって
しまっているのではないかと思います。

私達は、震災復興や2050年問題
と言われている「ジャパンシンドローム」
に対処するためにも 様々な素晴らしい環境が
齎されている現在社会に於いて、
この【知】を生かす方程式を解く学び、
即ち上記した「思いやり」「誠実」「謙虚」
「感謝」「立場転換」「敬意」などの知識を
先ず身に着ける必要があると思います。

この人間の原点に立ち戻ることによって、
ひとり一人の心に齎されるものは計り知れません。
少しでも多くの大人がこの「心の基礎体力」創りに、
直ぐにでも取組まれることをお薦めします。

その結果として、心豊かな人間形成に成るばかりか、
自殺、いじめ、犯罪の予防にも繋がります。

【情】:ヒューマンスキル

・感情とか人情などに相当する領域。
・自己の感情や好みを、いかにコントロールし
 社会に適合し得るか?の可否
・どれだけ多くの人と関わったか?
 或は深く付き合ったか?の多小
・冷静であれば自覚でき、身体にも反応が出易く、
 激しい怒りや凄く落ち込むと見失うものです。

人間関係力に関する情報は、
ネットでも本でも、テクニック盛り沢山です。  

その有り余る情報を自分に合わせて選別し、
如何に上手く使い対人関係に活かすかです。

忘れてはならないのは、【情】の豊かな
人としての個性(感性)が有るか、否かです。

【意】:コンセプチャルスキル

・意志とか意図などに相当する領域
・自分の明確な意思を表現し、
 実社会の人間関係に通用させられるか?の可否

自らの「意」と言われる将来に
向けての意思や意図を確認するのは、  
現在や将来で過去を振り返った時、
初めて自分で確認理解出来るものです。

そのために偉人・賢人たちが記した
心の在り方と生き方に直接関わる
新旧の書物を読み込むことをお勧めします。

知・情・意と心の基礎体力


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