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人の道を示す、モラルとルール


人の道・心の道標-モラル

一燈照隅&🔥一隅を照らす

🔥一燈照隅-〈在り方〉

最初は一隅を照らすような小さな灯火
 でもその灯火が十・百・万と増えれば
 国中を明るく照らすことになる

🔥一隅を照らす-〈生き方〉

一人ひとりが自分の居る場所で自らが
 光となり周りを照らしていくことこそ
 私達の本来の役目であり、それが積み
 重なることで世の中がつくられる

【天台宗 最澄の名言】

🔳コンプライアンスの自覚

日本人の義-コンプライアンス

辞書検索で、コンプライアンス
社会の法令遵守だけでなく倫理観、
公序良俗の社会的な規範に従って
公正公平に業務を行うことの意味。

ここ迄は普通の社会人なら誰もが
知識として持っていると思います。

しかし、国内で毎日のように起きる
犯罪、公僕のモラル欠如やセクハラ、
など様々な場所でコンプライアンス
の無視行為態度と受止められる事例
は数え切れません。

こう書いている私も恥ずかしいですが
還暦前迄はコンプライアンス無視行為
をしたことがあります。

この様な体験をした後運良く母の看護
介護で実社会と触れ合う時間が少なく
なり独りで自分の心と向き合う内省の
時間が取れ、刹那的で脆い弱く自分の
心があることに気付きました。

若しこのような気付きが無かったらと
思うと、何とも言えない気持ちに成り
これも運命?(宿命)と受止めています。

プロフィルにも書きましたが、今現在
こうしてnoteに投稿するのも過去
の忘恩不義の細やかな罪滅ぼしになればと、の思いからです。

コンプライアンスやモラルに関心を持つ
ようになったのは思い遣る心がマナーの
原義であり、それを表わす所作がマナー
であると学び知ったからが大きな理由で
就業規則、人事システム作成、社内心得
などの作成に携わったことにあります。

また、銀座のクラブで人間の持つ煩悩や感情、内面外面と言う多種多様の心の学びや気付き、著名人や政治家、経営者の方との触合いからの学びがあったからかも知れない?と受止めます。

HPやnoteでこうした発信が出来、多くの
読者の皆さんから得る心の中に生まれる
エネルギーがあることが心の原動力です。

年頭に書いた
🔥一燈照隅🔥一隅を照らすの取組みは
忘恩不義の罪滅ぼしの気持ちの他に
1.多くの人に支えら生かされて今日がある
2.謙虚さが脆く弱い貧しい心を満たしてくれる
3.認められている感動の体験
4.独りの日本人として生まれた有難さ
5.利他の意識での心身の活動の素晴らしさ
6.『先ず人を想う』思い遣る心の影響力の認識
7.日本文化を愛し大切にする情熱
8.数知れない失敗や挫折から立ち上がること
 を学んだ人の出会い
9.自然災害の実体験
10.一日一生の意識

このような心のバックボーンがあって
こうして活動できる場のある有難さと
言うことの体現?を目的とする故です。

ここで言うモラル(倫理・道徳観)は、
社会生活上や会社組織の規則・規定
倫理の意識を大雑把に捉えました。

モラルは、心の【在り方】に属ます。

🔸日常生活上での土台石(礎)と受止め
 社会で人間として生き抜くため
 必要最小限の規則と意識出来る人。

🔸確りとしたモラルの修得は自分の心
 に在ると考え情欲(煩悩)に勝てる人

🔸必要な時自分の感情と正対出来る人

このような生き方が出来る道標です。


ルールについてこのnoteの記事を幾つか
読ませて戴きました。

私見でルールの捉え・受止め方に関して
縛られているとか、社会生活を円滑する
為に必要であるとか、ネガティブな意識
でなく人の道を歩むための道路人の心
の「在り方」を教え導くためにある
謙虚な
気持ちで受容れる
支え生きて居ることを
気付かせてくれるもの、など
とポジティブ
に捉えることが大切であると思われます。

コンプライアンスルールは、社会的な
地位や立場を支える土台と受止めること。

人の心は顔と同じで多種多様です。
この人の道(コンプライアンスモラル倫理)
に興味が湧かず対人関係、物事を自己中心
に考え楽をして気楽に生活して行きたい人
知識としては一応知って置きたい人と思う
方には以下の解説は不要かもしれません。

🎌日本人の倫理・道徳心


世界中が認める唯一無二の文化
「日本人らしい和の心」倫理道徳心です。
日本人独自のモラル≒倫理観(倫理道徳心)
に共通することは人としての意識は
人として行う社会的正しい行為の基準
と言えます。

この行為の基準には
道徳と倫理の二つ心身の活動があり、
道徳」は考える余地のない社会規範で、
倫理」は考えた後の自己規範です。

「道徳」が土台石となり、
その後の相手との関わり=触合いで矛盾
が起きた時にそれを解決する為に考え
自らの判断を規範が「倫理」と解します。

この倫理は大きな意味が含まれており、
社会的な行動の規範となるもの」を言い、
一方の道徳
人間が社会の一員として守る行為の基準
を指すとも解します。

詰り、
道徳」は、人間としての生きる道≒「在り方」、
倫理」は、社会で人間として生きるための
「生き方」の心身の活動を指す自己規範です。

🎌私達日本人のモラルの確立

自らの頭で考え、行動する従業員を
どう増やすか現代社会環境(会社組織)
では従業員の量より質の向上に重きを
置き、自主性、自発性、自立性の高い
人が求められます。

そのために、先ず人として対人関係力
「マナー」の基礎となるモラルとルール
の意識を確りと持つことが必要です。

💟モラルとルール(規則)の違い

モラルは私達が人として備え目指すべき
心(気持ち)の根底(中心)に存在するもので
古より道徳とも言われ人間としてマナー
(思い遣りの所作)の礎=原点と解します。

同時にこれは、
その根底に近ければ近いほど高くなり、
根底から離れる程モラルは低下します。

一方ルール・コンプライアンスは、
モラルの土台(礎)でありその土台石が
確りしていなくて人の道は歩けません。

それを守るか否か、即ち心の礎となる
土台石が無くては、人間(社会)と言う
建物は決して立ることはできません。

コンプライアンスが叫ばれる昨今、
行政機関や企業は以前に増して多く
のルール・規律を導入しています。

ルールが強調されし過ぎると、境界線
上の内側ぎりぎりに立つ人か増えます。

人としての心の礎であるモラル(道徳観)が
無いのにも関わらず、最近は平気な顔を
して「私は、ルールは遵守しているから」
と言う人が増えているように感じます。

言い方を変えれば、
ルールは自分達がモラルを意識して、
己を律する一つの手段に過ぎません。

また、
モラル・コンプライアンスは、
年齢や社会経験によってその人のそれ相応
に備え持つものと解します。

私達社会人が目指すべきことは
年齢や地位に見合ったより高いレベルの
モラル(倫理道徳感)を身に着けることです。

人間はこのルールを強く意識し過ぎると、
ルールを遵守が目的化することになり、
モラルを軽視する逆転現象が起きます。

即ち、
ルールを過剰に意識することが返って
モラルの低下を引き起こすことなります。

🔲モラルとルールの違いをマネジメントする


自らの頭で考え、行動する人をどう増やすか
現代社会の組織では量より質を求められて、
自主性、自発性、自立性の高い人が必要です。

それには、
先ず人として対人関係力の「マナー」の基礎と
なるモラルとルールの意識を持つことです。

ルールを守れ」と言われ続ける内に、
多くの人は形式主義に陥ってしまい、
それは社のルールで決めあるからダメ
と硬直的な対応対処をします。

これは、
会社や組織の成長を妨げ停滞させる要因
の一つになる場合が多々あります。

モラルは、形の定まったマニュアルでなく
解説書やテキストを用いたガイドライン
思考するように意識することが大切です。

ルールやマニュアル依存の危険性が顕著に
現れるのは想定外の事態・事故や
不測の災害・事態などに直面した時です。

このルールとモラルを文書化すると、
ルールは形が一定のマニュアルであり、

モラルは形が曖昧なガイドラインです。

マニュアルは、
その内容が具体的に記されています。
ある意味では親切丁寧ですが、
想定外の事態に直面すると役に立ちません。
例えば歩く先に障害物があったとします。

マニュアル頼りの人は、想定外の事態が
起きた時お手あげになってしまいます。
それは次の一歩をどう踏み出せばいいか、
【自分で考える訓練制御や自心の制御】
を普段から積んでないからです。

一方、
ガイドラインは目指すべき行き先(目的)が
きちんと示されています。

具体的な手段は読んだ人の器量に委ねられ、
ここをすれば良いと言う縛りはありません。

方法を自分で考える苦労はありますが、
故に予期せぬ不測の事態に強いのです。

障害になる物事や事態を迂回するなり、
飛び越えるなり、いつもと同じように
自分自身の頭脳で解決策を導き出せば
良いと言うことです。

会社や組織から見てより頼もしい人は、
ガイドラインで動ける社員(スタッフ)です。

中でも、
管理職やマネジャーがマニュアルに頼り、
言動や対処することがあれば問題です。

不測の事態に直面した時、
即座に判断し決断を下さなくてはならない
役目(役割)を担う人が、
その方法は、マネジメントの仕方は
 マニュアルに書いてないので解りません

では話にもなりません。

このようなことに成らないようにする
ために、普段からガイドラインを元に
自分自身で判断や決断する訓練を積む
必要があります。

また、個々人と真摯に向き合いながら、
その資質に合わせた適切なガイドライン
作りを個々の職場の中で考えることは、
社員やスタッフの目的意識、積極性、
自主自発性を育みます。

この自主自発的な意識を持つことは、
自由な発想を呼び込む起爆剤になり、
仕事の「質」と「生産性」を高めます。

そして、
自分の頭で考えられる社員やスタッフを
どのようにして増やして行けば良いのか?
それに対してマニュアルや☑リストなどは
社員自身の制御性(自制心)を育てます。

この自制心の制御性が高い社員は、
仕事の「量」や「質」を追求する時、適切に
処理する能力のコントロールに制御性
自制心を最大限に発揮します。

どちらも一長一短です。
市場が多種多様にリンクして「量」より
「質」が求められる現代時代では自発性
の高い社員が多い会社や組織(店舗)ほど
多種多様な企業競争やブランディング
で優位に立てると言えます。

厳しい市場環境を克服するためにも、
管理職やマネジャーは自らを指さし、
己の積極自発性を高めるだけでなく、
社員夫々が積極自発性を発揮出来得る
職場環境を整備する必要性が生まれます。

その時に、
頼りになるのはルールよりモラルの自覚、
マニュアルよりガイドラインの充実です。

管理・監督職、店長やマネジャーは、
適時適切な目指すべき方向を明確に
示す一方で、余計な縛りを省き社員
が自分の頭で考えて動く裁量を与えて
行くことを心掛け職責を遂行すること。

これは、
これからの情報過多時代に求められる
組織・店舗のマネジメントではないか
と考えています。

そしてこのマネジメントの礎(土台石)=基礎
となるのが認知(承認)能力と非認知能力です。


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