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【雑誌ベストカー提携企画】水野和敏が斬る!! … 紙面では書ききれなかった確かな検証… TOYOTA CROWN 2.5L HYBRID Z と、BMW i5 M60 xDrive <プレミアム>

『雑誌 ベストカーを読んで全般がわかり、Youtubeで取材の様子を観る、そして このライブ配信で正しい本当の知識や見識を知る』
多次元に渡るメディアの媒体を一元化した、ユニークで唯一の配信!!
「本当の自動車技術講座」との交互配信です。

 今回は、新しく発売されたほぼ同じサイズのセダン、TOYOTA CROWN と、BMW i5 を取り上げてみました。
 先に発売されている クロスオーバーやスポーツの後にセダンとして発売されたCROWN。外観はどう見ても… 生活実用型で利便性を追ったハッチバック・プロポーション、しかし実際の中味は トランクスルーも無いセダン。
FCV仕様の設定もあり、既に発売されているトヨタ ミライのプラットフォームを改良して使っているので、この様な外観のデザインと内部の仕様となっていますが…。車格や価格から観ると、居住性が良いとは言えない後席周りと、狭いトランクルーム…。確かに、先進的なエコロジーシステムの装備かもしれませんが、クラス感に見合った必要な定番の商品力は前型より低下しています。アメリカナイズされていくデザインやコンセプト、そして定番条件から乖離していく車両仕様と機能性のスペック
 見方によっては「新しいセダンの提案」、しかしその一方「セダンの価値と離別したセダン」。どちらとも受け取れる、今回の CROWNセダン。
マーケットがだす答えに注目しましょう。

デザインの基本プロポーションは「実用的なスタイリッシュハッチバック」しかし、トランクスルーが無く狭いラッケージ、後席の着座位置はセダンと言うよりSUVに近くシート座面も小型車並みに薄い。インダストリー(商品)デザインの役割は「その商品の特徴や優位性を解り易く顧客に伝えるための表現」。以前のCROWNは「他社とは違う、日本的な高級感や高質感や所有の誇らしさ」をデザインで表現していた。しかしマーケットが大きくドル箱のアメリカ市場に向けてクラウンは改革されたのか? そしてアメリカ人の担当副社長に集約したデザイン開発はアメリカンナイズ化を完成させた?

 一方で、定番通りに成熟させたセダンの正常進化と、時代に即した新しいプラットフォームの採用により、BEVと 通常エンジン搭載を両立させた効率的な進化を図った新型 BMW 5シリーズ。 今回は 時代の要請によって新しくラインナップに加わった、i5の中でもスポーツ性能を向上させた M60 xDriveを取り上げてみました。 BEVの特異性や商品力を特徴づける為に従来のエンジン搭載車と完全に切り離し、新しい価値を持つ商品ラインナップとしている Mercedes や VWの戦略とは真逆に、エンジン車と BEV車を共用プラットフォームで造り、更に加速フィーリングや 各種サウンド、そしてハンドリングの味付けなど、今まで BMWが築いてきた、BMWのスポーツテイスト(走りの楽しみのエッセンス)を、BEVという動力機構の変更とは切り離して守り続けているBMW。 この様な企業の戦略は、とても興味深いものがあります。

BMW i5とCROWN 2.5L HYBRID Z の、バンパーコーナー部の空力処理と
ヘッドランプの照射角範囲の造形間口の違い。実際の効果とデザインは…?

 今回は、商品の特徴だけでなく、今後のBEVを取り込んだ商品戦略の違いやその背景等も踏まえて、ベストカー編集委員の梅木さんも交えて探ってみました。

事前に皆さんから頂いた質問や、ライブの中で寄せられた質問にもお答えしました。(ちょっと時間が押してしまいましたが・・・(;^_^A)

<このコーナーに向けて、事前に頂いた質問への回答>
・フルラインナップメーカーのプレミアム(クラウン)と、プレミアムメーカー(レクサス)の違いは…?
・クラウンに使われている接着剤について…?

<ライブの中で寄せられた、質問の例 >

・クラウンのライバル、セドリックやグロリアは消えたが、その理由は…?
・タイヤとフェンダーとの隙間は何ミリぐらいが「狭い 又は 広い」のか…?
・V35スカイラインが、後席を犠牲にせずにフロントミッドができた理由…?

 この様に身近にある話題やテーマを探ってみる事は、クルマに限った話ではなく、日頃のビジネスや日常生活の中で 新たな視点で視る応用ができると思います。 是非 色々な場面の中で参考にしてみて下さい。
ここから先は、雑誌の紙面や Youtubeの動画には出されていない「計測したデータの結果や、デザインと機能&性能の分析、そして各部位の作りや仕様の細部」などの解説を織り混ぜた 正しい評価と検証の結果を、ベストカー編集委員 梅木さんとの「語り合い形式で解りやすく伝えている」動画をお愉しみ下さい。


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