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「対話の時間」のちからはスゴイぞ

昨日は、2023年にLT発表した内容を見返しながら、私のアジャイルジャーニーをふりかえってみました。ポジティブな気持ちでアジャイルの活動をできる場を持てたことが、私にとって大きなことだったのですが、この間そのときどきで、ちからをもらうことになったのが、「対話の時間」でした。

自分の思いが磨かれる

2022年7月に発足したシン・アジャイル コミュニティの中で、じゃないアジャイルチームは、LT+「対話の時間」の形式でイベント開催してきました。
LTのあと、Zoomのブレイクアウトルームに分かれて、部屋ごとで自己紹介して対話の時間を始めます。集まった人は、それぞれ異なる現場でやってきていて、起こっていることも違い、考えて行動したことも違うはずなのに、共感することばかり。そして、対話した人から刺激をうけて、ぼんやりだった自分の思いを見つめ直す機会になっています。会を重ねていくと、ぼんやりだった自分の思いが鮮明になっていき、人に話せるものになり、さらに話したくなるものにへと磨かれていく。それが、これだけ頑張ったからとか、これだけ耐えたからとかでなく、自然に磨かれていたという感じなので、「対話の時間」への参加はやめられません。やめてしまうと錆びていくのかもしれません。
「対話の時間」に参加してきた結果、思いがけず転がってきたチャンスを逃さず掴んで、昨日の投稿の中に書いた「品川駅新幹線遅延待ちピッチ」をやって、社内勉強会を始めることとなりました。
自分の思いが対話しているうちに、磨かれて明確になる。これが、「対話の時間」のちからはスゴイぞの1つめです。

いつもより高い視座で自分と向き合う

2つめの「対話の時間」のちからはスゴイぞは、いい問いによって、いつもより高い視座で自分と向き合える。です。
7月に開催した書籍「組織を芯からアジャイルにする」第3章・第4章のLTイベントにも、じゃないアジャイルチームのメンバーが、むしろイベント本編よりも楽しみにしているアフタートークの時間がありました。
その日は、「で、どんなコミュニティがいい?」の問いから、みんなで非日常へと突入してきました。そこでは、自分がどうありたいかに向き合うことがどこまでできるかどうかしかありません。なんだかタフだなと思われるかもしれませんが、みんな一緒に飛び込んでしまうと、気づけば泳ぎきっていたという感じです。泳ぎきるといっても、気の利いた言葉は急には出てきませんので、心の奥から言葉を何とか絞り出しながらの対話になります。言葉が出てこない時もありますが、自分と向き合う時間は、目の前のことで忙しいばかりの日常ではなかなかできないことですので、貴重な機会と思いますし、絞り出した言葉は自分の芯の近くにある言葉で、いざという時の自分の判断基準になんだろうと思っています。
7月のイベントから絞り出した言葉が、こちら。絞り出してますねぇ~www

チームの結束を強める

そして3つめの「対話の時間」のちからはスゴイぞは、チームの結束を強めてくれる。です。
社内勉強会の中で、「大事にしている価値観当て大会」をやりました。メンバー同士の大事にしている価値観を予想して、実はこうなんですと自分の価値観やそういう価値観をもつに至った体験だろうことを話すという流れでやってみたところ、「会社では仕事のコトばかり話していて、自分のことを知ってもらったり、同僚のことを知る機会がなかったことに気が付きました。人のことを知ることができたし、自分のことを知ってもらって楽しかった」という感想がありました。僕はその会がメンバーのことを知るきっかけとなって、前よりもメンバーのことを思う気持ちが増したように思います。
いったん「対話の時間」で少しチームの結束が強まった後は、それまで話したことのなかった「どうありたいか」の思いを話し出しても、メンバーにしっかり言葉を返してくれて、「一緒に考えてくれてありがとう」と、さらに一歩チームの結束が増していったなということがありました。

「対話の時間」のちからはスゴイのです。

明日イベントありますよ

明日12/5(火)19時30分から市谷さんの講演イベントが、ソニー大崎の24階イベントスペース BRIDGE TERMINALで開催されます。明日のイベントの中にも「対話の時間」がございます。その場で、持参いただいた飲み物を飲みながらの懇親会もありますので、自分の思いを磨いたり、自分に向き合ったり、アジャイル仲間とのつながりを持ったり、いい機会になると思います。イベント楽しんでいきましょう!

最後まで、読んでいただいてありがとうございます。この記事はシン・アジャイル コミュニティで作成しているシン・アジャイル Advent Calendar 2023 の12/4の枠に寄稿するものです。







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