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インドスパイスの魅力について

先日、ANAの講座で、インドの世界遺産とインドスパイスのお話しを聞いて来ました。二人の現役CAによる講義です。
ぼくは、世界遺産検定2級は持っていて、世界遺産に関する知識はより多く知りたいので、その願望はある程度満たされました。
かたやインドスパイスについては、漠然とした興味は持っていましたが、実際の行動は起こしていませんでした。今回の講師(世界遺産とは別の講師)は、インドスパイスについては10年以上学んで来てはいるものの、人前で話すのは初めてとのことでした。それでも、沢山の工夫を凝らしていて、充実していました。まずは、クミン茶の試飲です。スパイスのクミンは知っていましたが、それがお茶になるなんて思ってもいませんでした。
それが香り高く美味しくてなんとなくエキゾティックな雰囲気です。クミンの実を焦がさないように炒ったものを使うのだとか。納得の香りです。
他のスパイスの実もお茶にするそうで、アジョワンというスパイスも紹介してくれました。殺菌作用が強く、インドの家庭では常備薬として、傷の手当やお腹の調子を整えるのに使うそうです。
その話を聞いて、西洋ハーブに頭が飛んで行きました。ぼくが滞在したことのある南仏では、マリーゴールドからその成分であるカレンデュラを抽出したカレンデュラオイルが各家庭に常備されていて、傷薬としてつかわれるのです。また、保湿力も高いのでアンチエイジング美容液になったり、マッサージオイルになったりもするのです。
そのアジョワンをお茶にすると、去痰作用もあり、喘息にも良いのだという記事を見つけました。

講座では、その他にも色々なスパイスを紹介して下さり、参考文献としてアーユルヴェーダの本を2冊紹介してくれました。
その2冊は、香取薫・佐藤真紀子『アーユルヴェーダ食事法 理論とレシピ』、径書房、2012とイナムラ・ヒロエ・シャルマ『アーユルヴェーダ健美食』、径書房、2018です。
また、ぼくは、川島一惠・若山曜子『アーユルヴェーダ治療院のデトックスレシピ』、エンターブレイン、2012というレシピ集も見つけました。

講座の終了後、講師に個人的に質問して、都内のスパイス屋さんを教えてもらいました。

お店は新大久保にあるアンビカという名前です。
後日訪ねてみました。もの凄い数のスパイスと食材が置いてあります。とりあえずクミンとアジョワンを100gのペットボトルで、また生カシューナッツ1kgを買いました。買う時にお店の人にクミン茶のお話しを聞いたら、クミンはお茶に入れないよとのことで、お茶にいれるならティーマサラが良いということで紹介してくれました。これは、シナモン、カルダモン等10種類位のスパイスパウダーをミックスしたものです。家に帰って紅茶にふりかけたら、得も言われぬ香りが立ち込め、味も濃厚になりました。
実は、ティーマサラがいちばんのおすすめかもしれません。

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