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馬車馬のように働くとは

”馬車馬のように働く” よく使う表現ですね。
特に今の日本においては。

がむしゃらに、
一生懸命に、
前だけ向かって、
一心不乱に、
何も考えずに、

働く様子を表現するのに、もってこいの言葉

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馬車とは、ある場所から、目的地に向かって、乗せている人を送り届けること。派生した単語として、近年流行りのコーチングは、「人の目標達成を支援する」という意味で使われるようになったようだ。

”馬車” とは、”馬” と ”荷車” の2つから構成されている。馬車の馬だから、”馬車馬” と呼んでいるのだろう。

さらに、荷車に乗っている人には、ムチで叩いて馬をコントロールしている操縦士の人と、何もしないで踏ん反りかえっている人に分けることができる。


つまり、登場人物は3人いて、
・馬車馬
・操縦士
・踏ん反りかえっている人

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よく、”馬車馬のように働く”  という表現を使う時、その背景には、操縦士や踏ん反りかえっている人がいることにみんな気づいているかな?

では、操縦士と踏ん反りかえっている人とは?

操縦士とは、
会社員で言えば、管理職(所長、部長など)
日本国民で言えば、税金で給与をもらう人(国家公務員など)

踏ん反りかえっている人とは、
会社員で言えば、社長、役員
日本国民で言えば、上級国民(政治家、官僚など)

馬車馬は、もちろん私
(もしかしたら、みなさんも?)

私が馬車馬のように働かされてるってことは、社長と上級国民に働かされているってことを意味しています。


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こんなのが一生続くのってしんどいなぁと思って、私は ”荷車” に乗る方を目指したことがありました。なんとか、操縦士の席までは辿り着きましたが、操縦士も所詮、踏ん反りかえっている人の言いなりの存在でした。そもそも出世意欲が強い方ではなく、馬(人)をムチで叩くのは、性に合いません。

私は、かつて馬車馬でした。それでも馬車馬のように働いていた自分はとても楽しかったです。誰かにムチで叩かれて働かされていることもなかったし、前向かって一心不乱に走っていること自体がとても楽しく充実していました。

会社員でしたので、目の前にインセンティブと言う名のニンジンをぶら下げられると、さらにそのニンジンに向かって、どの馬よりも早く走っていました。

操縦士になってからは、いろんなニンジンを作って、たくさんの馬を走らせて仕事に携わってましたが、ムチで叩くように企画は作りませんでしたよw、多分

私自身、だれかに走らされている感覚はありましたが、その走らされている感覚自体が楽しかったのだから、会社員人生に何の後悔もありません。


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私は現在は、馬が生きる場所、本来の牧草地で自由奔放に草を食べてます。

もう走る事はありません。誰かを走らせることもありません。自分から走りたくなったら走るだけ。ただ太陽の元、青空の下、見渡す限り緑の草原の中で、草を食べています。

これをセカンドライフと呼んでいます。


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人には、それぞれの生き方があって、私は草原の中で自由に草を食べている生き方は、本来の自分のような気がしてなりません。

おかげさまで、私はいろんなことができるスキルを身につけた馬です。たまには、里に降りて、困っている人を助けていきたいと思っています。

私は、ウマ年生まれの56歳、ヒヒィ〜ン!

フィリピン、セブ島のNPO法人DaredemoHeroへ寄付します。 私の人生に大きな転機となった団体で、里親支援を続けています。 子どもたちの大学卒業までの学費支援等、教育資金に活用させていただきます。 ホームページ→ https://daredemohero.com