もったいないとは、何がもったいないのですか？

モノがもったいない
お金がもったいない
時間がもったいない

”何” がもったいないの？

モノとは、
使っている物、まだ使える物、使わなくなった物。現代社会では、多くの人々が不必要なモノを買い、使用可能なモノを簡単に捨てる傾向がありますよね。

資源としては、電気、水道がもったいないとか。食べ物にも、もったいないとよく使いますね。

お金とは、
無駄遣い、浪費、ギャンブルが真っ先に浮かびます。必要以上に高価な商品や食事などそうですね。金融好きの私は、投資してない現金は、もったいないと感じます。大きな機会損出しているので、もったいないです。

時間とは、
無駄な時間、何も生み出さない時間、ダラダラ過ごす時間、こんな表現をすることは時間の価値を強調しているからでしょう。一度失った時間は二度と戻らないから、時間の浪費は特に大きな損失です。

今日は、何かがもったいないから気をつけることを論じたいわけではありません。その逆で、もったいない事を重視しすぎる行動が、生活レベルを下げたり、目標から遠ざける行為になってないかを考えてみたいと思います。

その行動は目的ですか？　手段ですか？

優先順位を常に意識する事が、この対策の全て。手段としての、もったいないに意識を向けすぎると、目的と手段を間違うことになります。

先日、部屋の鍵のプラスティック部分が外れてしまいました。アロンアルファがあれば、簡単に修理できます。家のどこかにあるはずのアロンアルファを探しますが見当たりません。あなたならどうしますか？

行動１：絶対にあるのだから見つかるまで探す
行動２：Amazonでポチる
行動３：鍵ごと修理に出す

私は少し探して、すぐ諦めて、
行動２：Amazonで買う判断をします。

私がその選択をした背景は、

・探すのに時間がかかりすぎるから
・見つかっても固まってて使えない状態の可能性があるから
・買っても安い物だから
・急ぐ物でもないし、明日には届くから

これが鍵を直すという目的達成のために優先順位です。

しかし、妻は違います。

絶対にあるはずだから探しまくります。それに、時間がかかってもいといません。１時間後に見つかって、使い物にならない状態でも、それで満足するタイプです。探すことが目的となっています。鍵を直す目的はすでにありません。

「もったいない」の価値観の違いがこの行動パターンの違いに出ました。

優先順位の違い

私は時間がもったいないことを優先します。１時間も探すなんて、それも、それ以上かかる可能性だってあるのに、無駄な時間を費やしたくないと考えます。

妻は使えるモノがあるのに、探さないなんてもったいないと考えます。引き換えに、時間がもったいないは優先順位が低いのでしょう。

ちなみに、私は退職者で時間がたっぷりある生活をして、妻はパートや習い事などで、私と比べると時間に余裕がない生活をしています。

逆なら、わかるのですがね。
だからこそ、目的が違うことで説明がつくんだと思います。

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優先順位を天秤にかけてみると、

例①：優先順位：時間＞お金
限られた時間を有効に使いたい。1分1秒を無駄にしたくない。時間がもったいないから、タクシーで移動する。
これは、お金で移動時間短縮を買っています。

例②：お金＞欲望
とても欲しいモノがあるけど、お金がもったいないから節約する。
これは、欲望を抑え込んで我慢しています。

例③：使えるモノ＞空間
まだ使えるモノを捨てるのは忍びない。今は使わないけど、いつか使うかもしれない。捨てるのはもったいないから取っておくこと。
これは、貴重な部屋の空間を占領していることになります。

例④：食べ物＞体調
食べ物を残して、捨ててしまうのはもったいない。だから無理して食べることにしている。これは、暴食により体調不良になることを容認しています。

モノ、お金、時間の観点から「もったいない」と感じる瞬間は、何かと何かを天秤に測っています。例として４つ挙げましたが、全ての例に逆もありえます。

何かがもったいない、無駄だと感じるとき、犠牲にしている対象があるはず。その優先順位を瞬時に決めて、選択する行動をとっているはずです。

これらの物資や資源を無駄にせず、大切に使うことはとても大切なことです。

しかし、何かの優先順位を下げていることも同時に意識すると、この優先順位が正しかったのか冷静な判断が下せるように気がしています。

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