🔰はじめての富士登山
日本一高い山と言えば富士山
人生で一度は登ってみたい!
富士山どころか登山初心者がご来光目指して行ってきました
◾️楽しめた度
★★★⭐︎⭐︎(一度は経験してよかった)
私、本当に体力がないのです
小学生の時の持久走タイムは1km5分
もっぱら室内遊び派
大人になっても運動習慣はなく、通勤の片道徒歩10分が唯一の運動という始末
下山中はいろんな感情渦巻いていましたが、
一度経験した身としては「次があるならしっかり準備をして臨みたい」
が正直な気持ちです
ただ、準備ほぼなしでも山頂に辿り着き安全に帰ってくることができましたので
挑戦する方がいれば背中は押したいです
◾️当時の知識レベル
・登山は低い山ですら一度もしたことがない
・登山に何が必要かもわからない
「お山の上でおにぎりをぱっくんぱっくんぱっくんと食べたい」という思いだけで登ることに
◾️この知識もあった方がいい
・富士山に登るルートは4つある
初心者は「吉田ルート」で
初心者向きとよく説明されていますが、本当に初心者にとっては充分ハードな登山でした
「初心者向き」の言葉に騙されて準備を怠ってはいけません
・登山のイメージ
「登山」はほぼ「岩登り」です
・呼吸
酸素が薄くなっているので、登山開始すぐでも普通の呼吸では気づかないうちに酸欠になっていることも
意識的に大きく息を吐くと逆に息を吸うこともできるようになります
(吸うことに意識すると息が出ていないので吸えないらしい)
登り始めてすぐにヘロヘロになっていたところ、富士登山レスキュー(有志)みたいな方が見かねてアドバイスをくれました
あのアドバイスが無かったら山頂まで辿り着けていなかったかもしれません
・山の上に水道はない
標高が高いところは水が貴重です
ペットボトル500mlで400円
トイレは使用料100円がかかります
そんな環境では歯磨きやシャワーなどもちろんできませんので、代替え品が必要です
歯磨きシート、ドライシャンプーなどがあるとさっぱりできます
◾️ご来光を見る登山スケジュール
理想的なスケジュールがこちらです
体力を考えて私たちは山小屋出発を少し早めましたが、初心者でもほぼこの時間通りに登ることができました
◾️実際の持ち物
持ち物はこちらのサイトを参考にしました
登山靴は少しお高いですが、岩肌を歩くときや滑りやすい道を歩くときに足を捻る心配がなく安定して歩くことができます
登山靴以外はワークマンでお安めに揃えました
防寒着と雨具は兼用として、上着としてずっと雨具を着ていました
さらに山小屋で数時間寝て夜中に山頂を目指すスケジュールでしたので、
・歯磨きシート
・ドライシャンプー
も持って行きました
◾️これも持っていった方がいい
・トレッキングポール
登山用の杖です
足腰に自信がない方にはおすすめです
岩肌を登る道では邪魔になってしまうので折りたためるものが尚よし
山頂は想像を絶する寒さでした
夏に真冬の寒さを思い出すのは難しいですが、山頂を楽しむためにもカイロなどの防寒対策グッズを持っていけば良かったなと思いました
◾️レポ
登山は初心者2人と経験者1人の3人で登りました
経験者の方はよく登山をしている方で、私たちと一緒に行く前日にも富士山へ
その時の感想がこちらです
登山経験者でもこの感想!
登山までにスクワット頑張ると言いつつサボった私は震えながら荷物の再チェックで防寒を増やしました
登山当日、お昼12:00頃に富士山5号目に集合して富士山パンなどを食べながら薄い酸素に体を馴染ませます
14:00いざ登山開始!
まずは入山料を支払いお札をもらってゆるやかな坂道を歩き始めました
割と序盤に2人はスタスタ歩けるのに私だけ進むのが遅くて歩幅を合わせてもらうことに
これ厳しいのではと思い始めたところに救いのアドバイス
「息を深く吐くことに意識して」
ボランティアらしき人が登山中に高山病などになってしまった人を助けている様子
このアドバイスを実行したら2人の歩調に合わせて歩くことができるようになりました
ボランティアの方、本当にありがとうございました
こまめな休憩、水分補給、塩分補給、糖分補給をしながら歩き続け、山小屋がある度に立ち寄ります
山小屋に寄る理由は2つ
トイレと焼印です
登山開始前に5合目のお土産屋さんで木の杖を買いました
各山小屋でオリジナルの焼印があり、その焼印を杖に入れてもらいます
山小屋にもよりますが、焼印はひとつ200円ほど
ただしこちらの杖、時々邪魔だなと思うことがあったので次回行く時は杖ではなく木札とかに入れてもらいたいです
杖として使えるのでもちろん支えとしてお世話になるシーンもありました
登り始めて2時間ほど、登山楽しい♪と思っていましたが、本当の登山が始まったのはここからでした
ここを登って行きます
道幅が狭いので後ろの人に迷惑にならないように平均的なスピードで手を付きながら登ります
ひらけたところに出た時はすかさず休憩
17:00頃、私たちが泊まる山小屋に辿り着きました
夜ご飯を食べたり景色を眺めてゆっくり過ごし19:00前には就寝
23:00から山頂目指してあと2合を登り始めます
ヘッドライトで足元を照らしながら再度ほぼ岩登り
朝4:00ラストスパートを登り切って山頂へ
最後は本当にモモが上がらない、辛い、しんどいの思いが強かったですが周りの「あと100m」の声に励まされ気力で登りました
(絶対あと100mではなかった)
ご来光を待っていたのは少しの時間ですが動くのをやめた途端、ほんっっっとうに寒かったです
山頂で売っていたおでんを食べながら体を温めたり
一応持ってきていたアルミシートを体に巻きつけたりして暖をとります
無事、ご来光を見ることができました
ご来光を見た後は寒さも吹っ飛び(陽が出たからだけど)
山頂でおにぎりを握って食べることができました
(水だけでお米が炊けるものを準備していました)
山頂には神社があり、本当はそこへも行きたかったのですが歩き出したところで脚が限界を迎え断念
膝が大笑いしておりました
山頂を充分に楽しみ、6:00頃下山開始
下山はひたすら砂利のような道をジグザグに降りて行きます
傾斜はゆるやかで岩場が少ないですが、
とにかく距離が長い
砂利のような道が滑りやすい
と、行きとはまた違う大変さがあります
登りの時はご来光を見るという目標があったのでアドレナリンも出ていたのかもしれませんが
帰りは少しずつ近くなる地表以外あまり変わり映えのしない景色に気力も切れ、
たくさん休憩させていただきました
あまりにも長すぎて、帰り道で本当に登山が嫌いになりそうでした
というか嫌いになりました
帰宅したら登山靴捨てたろうかとか色々思いながら10:00頃、5合目に戻ることができました
私は「もう膝上がらない!」となっていましたが
一緒に行った初富士山の友人は緩やかな坂道をダッシュしていました
体力がすごい
最後は近くの温泉に寄り、疲れを癒して解散
温泉に浸かっている間に、また富士山に登って今度こそ神社に行きたい!という気持ちに切り替わりました
ご来光の景色と温泉の癒しは帰りの苦痛を遥かに上回る威力がありました
◾️さいごに
登山途中には高山病になってリタイアしている人をたくさん見かけました
自分のペースで登るのが本当に大事です
一緒に登っている人のペースが早い時は遠慮せずに言ってペースを落とす、休憩をこまめに取ることを心がけてください
(私のペースに合わせてくれた2人は遅すぎて嫌だったかもしれないけれど本当に付き合ってもらえて感謝です)
7月からだんだん富士山に登ることができるようになります
週末は混み合いますので5、6月から山小屋の予約など準備を始めましょう
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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