20231003_日記

文筆を得意とした著名人達が揃って「言語化力」は「アウトプット量」に比例すると言っていた。とにかく書きなぐることが大事であり、
そして語彙や言葉遣いよりも思考を深くすることを意識すべきと。
まあそうよな。

最近ことごとく思うが、「言語化できない」は「考えていない」と同列だと思う。正確にいうと「考えとしてまとまっていない・深まっていない」でしょうか。
考えが深くまとまらなければ人に伝わらないし、外部に発言できないからいつか思考の海に漂って忘れてしまう。
「考えをまとめた・深めた回数」そして「発言した回数」は、人生において「思考した回数」と言ってしまってもいいのかもしれない。

少し焦りを感じたので、眠いところがんばって、こうして日記を書いている。
では肝心の「考えをまとめる・深める」はどうしたらいいんだろう。ここで私の推しを例にあげてみたい。

私の最推しでほぼガチ恋状態の女の子、アイドルマスターの菊地真という子がいるのだが、私はこの子が「大好き」だ。
この「大好き」という感情や思考は漠然としていて、私が抱えている感情の機微をそこから感じ取ることはできない。

このようなときには、おそらく2つの視点「深さ」「広さ」で考えるのが良さそうだ。
1つ目の「深さ」は、私が感じた「大好き」という感情に対して、「なぜ?」を重ねていって思考をより深くしていく作業。

「私は菊地真が大好きだ」→なぜ?→「いつも健気で、まっすぐなところが可愛いし元気をもらえる!」→なぜ真っ直ぐで元気をもらえる存在を好きに思うの?→「自分にはない要素を持っているし、今まで他のコンテンツではこんなに元気をもらうことはできなかった」→自分にない要素ってなに?他のコンテンツと何が違うの?→「真は自分の欲求や正義に正直なんだけど、周囲の人たちを常に元気にできるよう、時に我慢をしながら目の前のことに一生懸命アイドルとして取り組んでいるプロフェッショナルな姿を見ていて、社会人の自分でも真似ができることではないし、かと言ってカッコつけることなく自分の感情に素直なところが、自分の人生を生きている感じがしてかっこいい」

最後すごく早口で再生されたかもしれませんが、これが思考を深めるということではないでしょうか。また、なぜ?の文章を書くたびに人間界に溶け込み始めた化け物になった気分でした。

このように「なぜ?」を重ねることで真を「大好き」である深層心理までたどることができるのではないだろうか。

2つ目の「広さ」は、少し視野を広げて考えてみる作業。例えば、菊池真と正反対の人物像を想像したとき、自分はどのように感じるのかを考えてみる。

菊地真:
とてもボーイッシュな性格で運動が得意で活発。
一方で可愛いものには目がなく、自分自身もかわいいアイドル像に惹かれているものの、なかなかそのような仕事が来ず悩んでいる。
真面目な性格で正義感も強い。

逆の場合:
とてもかわいい女の子らしい性格で、運動はあまり得意ではない。インドアであることが多い。
一方で可愛いものに強い興味はなく、自分自身に舞い込む可愛いアイドル仕事は仕事としてこなしている。
基本的にはほんわかしていて、守りたくなる存在。

逆の場合の人物像もこれはこれで面白そうだが、やはり好みではない。
このように対比を考えることによって、真の独自の個性が少しずつ浮き彫りになるように思う。一つ分かったのは、真は何に対しても真剣で、本気で人生に一喜一憂しながら目の前のことと向き合っている。

1つ目の考察と重なったが、私が菊地真を好きな理由は「本気で自分の人生を生きている姿」にグッときているのかもしれない。

ここで思考を終わらせるのももったいない。
ではなぜ「本気で自分の人生を生きている姿」にグッとくるのか。
広く考えてみよう。

そもそもアイドルにも様々な種類がある。
可愛い曲を可愛く歌うアイドル。かっこいい曲をかっこよく踊って魅せるアイドル。面倒なのでたくさん挙げないが、色々ある。

ただ私の好きな菊地真ならびに765プロオールスターズは何より、
見ている人に元気をくれる、という印象が強い。

ここで語ると長くなるので割愛するが、楽曲の多くが前向きな歌詞に明るい曲調。日本を応援してくれるような曲が多いともYouTubeのコメント欄で言われていた。
私自身、やはり「元気をくれる」というところが好きになった大きな要因である。

ただ「元気をくれる存在」といっても、
ただ可愛い女の子が「元気出して!」と言ったところで「お前に何がわかんねん!」と、まあそこまで言わないにしても、そのアイドルに元気を出させるだけの説得力がない。

ただし菊地真の場合、人生を真っ直ぐ素直に生きているところを見せつけられると、「元気出して!」の一言の持つ説得力というか、求心力のようなものが違う。強く手を引っ張られるような感覚。それはおそらく真のダイナミックでアグレッシブな人生観に触れたような気がして、本当に言葉通り、背中を押されたような気持ちになれる。

まとめると、なぜ私が菊地真を大好きなのかというと、
「彼女は本気で自分の人生を率直に生きているから」であり、
そしてその自由で勇敢な人生観に、ファンを元気づけるアイドルとしてのカリスマ性を感じるから、である。

「大好き」からまあまあ深化していけたんじゃないでしょうか。
たまにはこうやって思考を深める遊びをしてみるのもいいですね。
眠いのでおやすみ。


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