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Movie Songs 3

去る2023/12/19 、ハルヲちゃん【minim (Clothes) & The DarkRoom (Club)】主催の映画音楽/サントラ等の縛りでのParty " JEUX INTERDITS"
本当に楽しかった!!!です!
お客さんの映画音楽リテラシーは勿論、音楽愛に溢れた一夜でした。何よりハルヲちゃんがAll That Jazzを全て歌えていたのは感服しましたw

本来はイベントに向けてnoteだったのですが、2010'sまで間に合わずで心残りだったし、書き足りないので続行します!
意外に色々な方からの反応,反響があったので嬉しい!

アタシ、続けるわ !!
90'sの続きから行くわよ!!!


90's Movie Songs 2

・GOHST DOG (ゴースト ドッグ 1999年)

アメリカ、ドイツ、フランス、日本の合作映画。
ジム・ジャームッシュ監督作。フォレスト・ウィテカーを主演に迎え、孤独な殺し屋の戦いを描いた異色アクション。「武士道といふは、死ぬことと見つけたり」の一節で有名な日本の江戸時代の書物「葉隠」を愛読し、伝書鳩を通信手段にしている変わり者の殺し屋ゴースト・ドッグ。命の恩人であるマフィアの幹部からある殺しの指令を受ける。その指令から行き違いが生じ、ゴースト・ドッグはマフィアとの抗争に突入していく。
音楽担当はWu-Tang Clanの頭脳/ボスのRZA。音楽がドチャクソ渋く、ジム・ジャームッシュの乾いた質感の映像と淡々と無常に進むストーリーにとにかくマッチ。
また、葉隠の一節がチャプター毎に入り、その言葉が日々の生活や人生の心構えとして響く。
間違いなく、自分的生涯映画Top 10に入る名作。

RZA - Samurai Showdown
オープニングはインスト、エンドロールはラップ入りで使用。無機質なRZA節全開でとにかくCool。
ちなみにサントラは輸入盤と国内盤で内容がちょっと違う。国内盤の方がボリューム大て感じ。サントラはWu-Tang / RZA節炸裂で渋カッコいい。

Ghost Dog - Fight Scene
音楽ではないが印象的なシーンを。シーンの最後に葉隠の一節が胸に響く。"直茂公の御壁書に「大事の思案は輕くすべし」とあり。一鼎の註には「小事の思案は重くすべし」と致され候"
現代で簡略した訳をするなら"大きな事には心を軽くし、小さな事には心を重くするべし”です。

・MY OWN PRIVATE IDAHO (マイ・プライベート・アイダホ 1991年)

ガス・ヴァン・サント監督・脚本による『ポートランド三部作』のひとつ。
リヴァー・フェニックスとキアヌ・リーブスが主演した青春映画。売春、同性愛、ドラッグ、近親相姦、ナルコレプシーといったショッキングな設定ながら、ストリートで暮らす若者達の痛み・切なさ・葛藤を詩的な映像美で表現した。
完成された映画としてはリヴァー・フェニックスの遺作なる。キアヌとリヴァーは大親友であり、キアヌはリヴァーからもらった靴を今だに補修して愛用している(泣)

Eddy Arnold - The Cattle Call
オープニングで使用されてるメインテーマ的な役割。1955年のフォークソング。明るい曲なんだけど、本作の映像も相まって寂しさも感じる。阿蘇のミルクロードとか建物が無い田舎道を運転する時はコレをPlayすると、勝手にリヴァー・フェニックスになれるんでオススメです(?)

・The Jackal (ジャッカル 1997年)

1973年の映画『ジャッカルの日』のリメイク。
FBIの手入れで弟を殺されたロシアン・マフィアのボス、テレクは、謎の大物暗殺者ジャッカルを雇い、復讐のため米国要人の暗殺を依頼。その動きを察知したFBI副長官プレストンは、ロシア情報局のコスロヴァ少佐と協力してジャッカルの足取りを追う。
サントラ内容は見ての通り、超豪華。

Massive Attack - Superpredators
オープニングテーマ。曲タイトルもスーパープレデターズてカッケー。
重厚で不穏な空気を漂わせた本作にピッタリな楽曲。出てくる文字がブラピ主演のセブンのオープニングに似てた。あと、ちょい前にダークルームでカッちゃんがこの曲Playして思わず叫んだw

The Charlatans- Toothache (Chemical Brothers Remix)
イギリスのバンド、シャーラタンズのケミブラ Remix。こちらは間の挿入歌として。Noisy & Low Tempoでこちらも重厚感のある楽曲。

・SEVEN (セブン 1995年)

デヴィッド・フィンチャー監督作の猟奇殺人を描いた1995年のサスペンス / スリラー映画。
キリスト教の「七つの大罪」をモチーフにした連続猟奇殺人事件と、その事件を追う刑事たちの姿を描いたサイコ・サスペンス。先鋭的な映像センスと、ノイズを活用した音響により、シリアスかつダークな独特の世界を描いている。
スリラーの金字塔。終始暗くて陰鬱で雨のシーンばかりが目立つ。
ブラット・ピット / ケヴィンスペイシーの出世作。ケヴィン・スペイシーは出演時間は超短いが存在感が凄い。サイコパス顔が似合いすぎ。後のユージュアルサスペクツも堂々のサイコパス演技でアカデミー助演男優賞をゲット。ブラット・ピットはイケメン爽やか俳優からの脱却に成功し、
演技派イケメン俳優に格上げされて人気青天井 & 確変タイムが今だに続いてます。ちなみに、これを機に奥さん役のグウィネス・パルトロウと付き合う。

Nine Inch Nails - Closer (Precursor)
OPで使用。映画ではヴォーカル無しバージョンだが、最後のシャウトだけは使用。「You get me closer to God」とシャウトしてるけど、直訳すると「君が私を神に近づけるのだ」です。冒頭中の冒頭である意味、伏線張ってるのスゲ〜。
オープニングの映像だけは監督のフィンチャー作ではなく、カイル・クーパーというオープニングクレジットを専門で作成する「タイトルデザイナー」という職人の方が製作。
ちなみにこの方は、ローグ・ワン、X-MEN : フューチャー&パスト、アイアンマン1,2,3、スポーン、スパイダーマン(トビー・マグワイア版)1,2,3、等とんでもない仕事量。日清のカップヌードルのCMも手がけてます。

日清カップヌードル CM カイル・クーパー作
おまけで貼りました。前衛的過ぎる。美味さとかお手軽さとかの商品の事をガン無視するスタイル。なんか狂気じみてるし。

・あとがき

映画音楽のテーマで、主題歌や挿入歌で印象残った作品をピックアップしてますが、テーマを抜いての話になると年代問わず名作は数多有ります。
90's Movie、他のも見て欲しい作品をいくつかタイトルだけでも。

・エニィ・ギブン・サンデー (アメリカ アメフト スポ根系 1999年)
 "無駄に生きるな、熱く死ね"の名言でお馴染み。
・ファイト・クラブ (アメリカ スリラー/アクション 1999年)
 
ブラピの肉体美を遺憾無く楽しめる作品。
・スリー・キングス (アメリカ 湾岸戦争 アクション/コメディ 1999年)
 監督とクルーニーが殴り合いの喧嘩。
・鮫肌男と桃尻女 (日本 アクション/コメディ 1999年)
 タランティーノ風味の良作。山田が裏主人公。
・悪魔を憐れむ歌 (アメリカ スリラー 1998年)
 ローリング・ストーンズの曲が題名。悪魔は不滅。
・アメリカンヒストリー X (アメリカ サスペンス/ドラマ 1998年)
 自分的映画Top 5に確実入る名作。観た後、落ち込みます。
・エリザベス (イギリス 歴史ドラマ 1998年)
 豪華絢爛の美術映画。
・スネーク・アイズ (アメリカ サスペンス 1998年)
 伝説の冒頭ワンカット13分の長回し撮影。ニコラス・ケイジ流石。
・トゥルーマン・ショー (アメリカ ドラマ 1998年)
 
"会えない時のために、こんにちは、こんばんは。そしておやすみ"
・エスケープ・フロム・L.A (アメリカ アクション 1996年)
 最高のB級映画。
・シャイン (オーストラリア 伝記ドラマ 1996年)
 ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を弾くシーンは圧巻。
・ショーガール (アメリカ / フランス ドラマ 1995年)
 主役の座を巡る、女性vs.女性の仁義なき戦い。もはや日活ポルノ。
・ショーシャンクの空に (アメリカ ドラマ 1994年)
 全人類、観るべき映画。
・ナチュラル・ボーン・キラーズ (アメリカ クライム/アクション 1994年)
 タランティーノ原案。アイアンマンことダウニー. Jrさんも出てます。
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア (アメリカ ファンタジー 1994年)
 
イケメンパラダイス。トム・クルーズが特に優勝。
・スーパーマリオ 魔界帝国の女神 (アメリカ アクション/コメディ 1993年)
 歴史的大コケ作品。俺は大好き。良い意味でハリウッドの悪い所満載。
・シティーハンター (香港 アクション/コメディ 1993年)
 全く冴羽獠じゃないけど、ジャッキーの超絶アクションで万事OK。
・デモリションマン (アメリカ アクション 1993年)
 スタローン vs. スナイプス。小ネタも多い。気を抜いて観れる映画。
・ハード・ターゲット (アメリカ アクション 1993年)
 ジョン・ウーのハリウッド進出作。無駄なアクション満載。最高。
・パーフェクト・ワールド (アメリカ サスペンス/ドラマ 1993年)
 イーストウッド監督作。悲しい涙出ます。
・七人のおたく (日本 アクション/コメディ 1992年)
 ウッチャンがジャッキーばりにアクション。
・ダークマン (アメリカ アクション 1990年)
 安心安全のサム・ライミ監督作。渋い映画。

てな感じ。中々サブスクとかでは発見しにくいけど、いつかは観て欲しい。
次は2000's いくわよ!!バイ。


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