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ピラティス プログラム

こんにちは。STUDIO RのKeikoです
言わずと知れたピラティスの効果。
ではどんなプログラムが
より効果を引き出せるのか。
そんなテーマでいきましょう

身体はもちろんのこと、ストレスから解放され
心理的にも効果が期待できるとされるピラティス

身体的な面では筋や骨格に注目されがちだが、
結果的に神経システム、内臓・脈管など
あらゆる器官を動かすことになり、
その人が持つ身体の機能を目覚めさせ、
そして調整していく過程を運動(エクササイズ)を
用いて適切な感覚を養っていくのである
(と思っている)

心理面では呼吸や自己の身体へのフォーカス、
その調整機能を自分のものとして受け入れることで
心身的な安定と不安からの解放、リラクゼーションと
活力を取り戻していく、それを自分自身で気づき、
続けることで穏やかで、
以前とは異なる自分のライフスタイルを見つけた時
ピラティスのおかげ。という気持ちがわく
(と思っている)

インストラクターとしては
己が指導したいエクササイズではなく
その人が身体的にも心理的にも効果を感じれる
ようなプログラムを計画しておくことが
最大のミッションになる

パーソナル(プライベート)でも
グループクラスでも
それは同様に達成できることが望ましい
そうなるとパーソナルの場合はその方の
身体的特徴や生活習慣、動作のパターン、
既往歴や社会的な背景などある程度知っておく
ことも大事になる

グループクラスは多くの人が参加する分
個別の目標を達成することが難関。
大きなテーマ、例えば
「自律神経に効果的なピラティス」
なんて掲げたら、参加者10名なら
それぞれが、その効果を「お~感じる」
となって欲しいものだ

脊柱から出てくる神経はどこへいく

神経システム:著作者:vectorpouch/出典:Freepik

パーソナルの場合
ピラティスを指導するときには、1つ1つの器官や筋骨格を
テストしたり評価する時間を設けていないので
個別の背景、既往歴、姿勢の特徴などから
脊柱から動かすか
四肢から動かすか
呼吸にフォーカスするか
それともハイスピードに動くべきか
そんな事に着目してエクササイズプログラムを立てる

例えば、Aさん

  • お腹が張っていて、腰が痛い

  • 寝不足が続いている

  • 腰椎の前弯が増大

  • 胸椎はフラット、首まわりに緊張がある

と観察したとして、どんなプログラムにしましょうか

上記の図を参考に
どんな器官に不具合を感じていて、どの脊柱に影響があるか
睡眠とストレス/呼吸とはどんなものか
そういった自律神経に基づいた着目点をもって
脊柱に対してプログラムを立てるのも良いのではないか

  1. 自然な呼吸 (仰臥位):脊柱(仙骨含)~頭部の緊張を解放する 

  2. 胸郭の広がり(強制的な呼気はしない)仰臥位・側臥位

  3. 胸椎の回旋(スパイナルローテーション)側臥位

  4. 胸椎の側屈(マーメイド)坐位

  5. ロールダウン 坐位/立位

  6. 股関節と肩・肩甲骨の可動 (サークル)仰臥位

  7. 脊柱の可動(キャット/またはヒップロール)

ここまでである程度のウォーミングアップができただろうか

グループクラスの場合
さて、ここからAさんがグループクラスに参加すると言う
Bさんからは膝が痛いといわれた
Cさんは絶好調!元気はつらつ
全部で10名の参加者だ

さて、皆さんはどんなプログラムでいきますか
新しいプログラムを作る?
パーソナルの場合のプログラムを応用できる?

先ほどのウォーミングアップの7つのプログラムを
例に挙げましたが、これをそのまま使います
但し、与える条件を加えます

1と2は基本的に呼吸法になるので
条件は「自然呼吸」と「ピラティス呼吸」
「自然呼吸」と「強制的に吐く(強く吐く)」

*ピラティス呼吸は各団体で指導されているものでOK
を比較しながら実施していく
どちらが行いやすいか、どちらも可能か、
そして注目ポイントは、実践してみて
「私(インストラクター)の声はまだ聞こえているか」

つまり
情報が多いか、混乱しないかを確認すること
余裕がある、なしをよく観察しておくこと
健康的なCさんの場合、全てを受け入れるかもしれない
Aさんの場合、パーソナルで慣れた方を好むかもしれない
Bさんは、膝の具合をみて選択するかもしれない

こんな形で
条件を加えて、誰もが選択しやすいようにします
それらは、
種類・スピード・強弱・回数・構え(基本開始ポジション)
など様々な条件を与えることが可能です

○○に効果的なを実現するには

身体的な機能の選択と心理的な不安を条件に
よって各人が選択できること

それがパーソナルであっても
グループクラスであっても
基本的には「人」を見ていることに繋がります
エクササイズの筋肉が効いてる、効いてない
感じる、感じないということも
大事かもしれませんが、
自分自身で感じ、選び、調整機能を持たせる
そんな視点でプログラムを立てるのも楽しいです


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