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仕事の先出しは危険な話

「明日できる仕事を前もってやる必要はない」
僕が翌日やればいい仕事を前もってやっておこうと少し残業しようとしたときに”仕事がデキる先輩”から言われた言葉だ

”仕事がデキる”人ほどそうしたことを心掛けていると思っていただけに少しびっくりしつつも素直にそのまま帰宅

が、帰宅後にPCを開いてこっそり仕事を前もってやってしまう
明らかに終業時間後の時間帯で上司に資料を送付して
そのまま就寝

翌日上司から
「前もってやってくれてありがとう助かる」
という返信を見て
”やっぱりやっておいてよかった”と安堵した。ところがその翌日

「これもお願いするね。余裕ありそうだし」
って新たに仕事を渡されて
”えっ…業務量多すぎないか…”って感じつつも
そのまま受け取った

当然”+@”のお仕事なので普段の業務に上乗せする形だ
残業しないと確実に間に合わない

なんとか間に合わせるも
「ハイ、次コレ」
って渡されるのがこれまた”+@”

流石に連日の疲れからか
「すみません間に合いそうもありません」
って連絡すると
『遅れた理由を報告して』
と、自分からすると”理不尽”なやり取りを強要されるように

しかもその期の評価が下がるという結果に意気消沈
自分はただ”翌日の仕事を先出し”しただけで
本来は評価されるべきなのに、逆に評価が下がってしまった

「よっ」
肩を叩かれ振り向くと冒頭の先輩だ
「最近あんまり調子よさそうじゃないって聞いたから声かけてみた。言った通り、仕事の先出しは止めたほうがいいよ。なぜなら…」そのあとに説明してくれた内容は…

上司からすると
『こいつはもっと仕事ができる』
『まだ余裕があるんだな』
って思われるし、さらに悪いことに本来は”+@”の仕事なのに
それが全うできないと不思議なことに
”こちらがお願いした仕事をできない人間”として判断されてしまう

「もっともっと肩の力を抜いていい。余力を残してこそ急なトラブルにも対応できるものだよ」

その話を聞いて首がもげるほど頷いた

「減点主義」の会社や上司なら、サボるわけではなく適度に力を抜いて
先だしの仕事をしないことも”仕事がデキる”という評価につながることもあるという大切な学びになった話

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