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有料noteを書いてみた感想(※この記事は無料です。)

先日、初めて有料noteの記事を出しました。

『みんな最初はアツかった。』
という、理学療法士の仕事に関する葛藤と希望について3部作にまとめた物語です。


今回の記事では、
・『みんな最初はアツかった。』の概要
・なぜわたしがこの物語を有料化したのか
・有料noteを出してみた感想
について書いていきます。

『みんな最初はアツかった。』の概要

まずは、なぜ『みんな最初はアツかった。』(長いし“みんアツ”って略しちゃおう)を書いたのかを少しだけお話します。

普段は『理学療法士×well-being×物語』という、理学療法士のやりがいにつながる実体験を元にしたポジティブ物語を書いているわたしですが、過去には「この仕事をこのまま続けるのだろうか」と不安になり、職種を変えようとしたこともありました。

また、同じような考えから退職したり、理学療法士をやめていった仲間も見てきました。

理学療法士になった頃の「困っている人の役に立ちたい」というアツい想いは、日々の忙しい業務や思い通りにならないことの連続で薄れてしまうのです。

これも“理学療法士のリアル”だと思います。

その一面を描いたのが『みんアツ』です。

『みんアツ』の主人公は、とある回復期リハビリテーション病院に同期として入職した3名の理学療法士です。
彼らは5年目になり、仕事への想いに差が生まれます。それぞれが理想と現実の葛藤に悩みながらも、仲間との対話や自身を振り返ることで前向きになり、3名が別々の道を進んでいく、という物語です。

では、ここからは概要に少しだけ触れていきます。

〜憧れの専業主婦〜

1人目は毎日忙しく働くことに虚しくなり、やりがいを見失ったことで婚活に力を入れ始めた女性の理学療法士です。彼女はいい出会いがあり、結婚を機に退職、理学療法士自体もやめてしまう決意をするのでした。


〜孤独な頑張り屋〜

2人目は、非常に勉強熱心で「脳卒中のリハを極めたい」と意気込む男性理学療法士です。しかし、今いる職場に彼と同じ熱量を持って働く者はいませんでした。孤独を感じた彼は、同じ熱量を求めて脳卒中専門の自費リハビリ施設へ転職活動にいきます。


〜楽しいだけじゃダメですか?〜

最後は「楽しく働ければそれでいい」と考えるちょっと控えめな女性理学療法士です。真面目な性格で新人教育を任されますが、業務が多く、しんどくなっていました。しかも、同僚からの仕事のフォローはありません。そんな彼女がひょんなことから上司と2人で話すことになり、意外な提案を受けるのでした。

これら3話はすべて100円の有料記事ですが、途中までは無料でお読みいただくことができます。

なぜわたしがこの物語を有料化したのか?

次に、なぜ有料化したのかについてです。

この答えは簡単で、これを原案にして電子書籍化するためです。

電子書籍は有料で世に出すため、その原案もやはり有料にしようと考えました。

あと、1度どこかで有料noteを経験しておきたかったので、このタイミングがちょうどいいかなとも思いました。

有料noteを出して見た感想

率直な感想は

「やっぱり、読まれへんなぁ」

です。

これまでの記事より、閲覧数も“スキ”も少ないのが現実です。

もちろん、サムネやタイトルのセンス、物語の内容にそもそも興味を惹かないという問題はあるかもしれませんが、それでも少なかった。

少し恥ずかしいですが、今現在のダッシュボードの状況です。赤線が物語記事です。

ダッシュボード引用

閲覧数の上位は、物語ではなくレポート記事や、わたしの仕事への考えなど“物語以外”なので、確かに物語記事は閲覧数やスキを集めるのには弱いのだと思います。

それでも、閲覧数100を超える記事も中にはある中で『みんアツ』の閲覧数は40-50
日々少しずつですがフォロワーが増えていることを考えると、やはり今回の有料note『みんアツ』は、客観的に見て、読まれていないのが現実です

物語は「今すぐ誰かの役に立つもの」ではありません。別に読まなくても、仕事や生活の上で支障はないですし、色んな動画が無料で観れる時代に「文章を読む」ことはハードルが高いのが今の世の中でしょう。

しかも、わたしは社会的には無名の理学療法士で、文章のプロでもありません。

そんな奴がさらに有料にすると…
やはり読まれなかったか。

と言った具合です。noteは数字で振り返って分析ができるのでいいですね!

では、読まれないなら無料にして、読んでもらうハードルを下げればいいじゃないか?

そういう考えもありますが、今回は敢えて有料のまま電子書籍化まで持っていきます。

その理由は、

①note界隈に理学療法士が少ない。

数えたわけではないので、たぶんです。でも少ないとは思います。
先ほど、物語は読んでもらうのが難しい、と書きましたが、だからこそ“誰に”、“どんなメッセージを”届けるかは重要です。

今回は、理学療法士のリアルについて書いているので、やはり“現役の理学療法士”に届いてほしい。
だから、そこが共感できる内容になっています。

そして、そんなリアルの中にも、やりがいや楽しみは必ず存在する、というメッセージを届けたいのです。

note界隈には、その“現役の理学療法士”の数が少ないので、『みんアツ』の数字が伸びなかったのではないかと考えています。

電子書籍化して、他のSNSや友人・仲間と広報すれば、そちらの結果は変わってくる…と信じています。

②無料のデメリット

やはり時間とアイデアを捻出して書いた作品ですから、それなりの価値を受けて欲しいのが正直なところです。

無料にすると、どうしても信憑性や価値としては薄れてしまいます。


さて、わたしが今後noteを有料化していくかと言うと、答えは“基本的にNo”です。

やはり、読むハードルは下げたいですし、閲覧数やスキは間違いなく、書くモチベーションを上げてくれます。

今回、冷静に分析している感を出していますが、やはりヘコみましたよ。

ただし、電子書籍化する記事や物語もnoteで原案として出していくので、それについては有料化する方針でいます。

有料も無料も、自分で軸を持って使い分けて、noteを楽しく活用しようと思います。

おわり。

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