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みんなに感動を与える復活劇

白血病の発覚後から治療のため第一線から姿を消していた池江選手。
お茶の間に感動を与えてくれました。
「池江選手本当におめでとうございます。」
私自身が、がんのリハビリテーションに携わっていることもありとても感動しました。リハビリテーションに従事していると、この復活劇は、奇跡としか言いようがないくらい凄いものです。

骨髄移植からの競技復帰の難しさ

抗癌剤治療と骨髄移植により痩せてしまった体を元に戻すにはたくさんのリハビリが必要です。アスリートの白血病としてアルビレックス新潟の早川選手がいますが、ピッチに復帰するまで3年7カ月かかったと言われています。

そう考えると、池江選手が2年くらいでオリンピックの舞台まで戻ってくるのは驚異的と言えます。早川選手の復活劇も漫画になっているようですので、池江さんの復活劇は映画化されるかもしれませんね。

白血病治療の大変さ

白血病治療及びがんリハビリでキーになるのは、やはり治療に伴う骨髄抑制でしょう。毎日のように食事を管理しながらトレーニングを重ねていたアスリートが突如治療を開始し、副作用が出現し食事コントロールが困難になる。また、感染リスクのコントロールにより活動が制限されてしまいます。そのような中血液データーを見ながら維持をしていくのですが、アスリートの体型を維持する事が不可能です。実際池江さんもインスタグラムで練習復帰した際の体型の変化に驚かれていたようです。

ここからのトレーニングを考えると、本当に想像を絶するトレーニングと、医学的なサポートがあってのことだと思います。

サバイバーの希望の光に

新型コロナウイルス感染症で東京五輪も開催が危ぶまれていますが、ぜひ世界の舞台で活躍し、がんサバイバーやケアギバーへ希望の光を与えて欲しいと思います。



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