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あなたをつまんで新宿に落とす

・北が右に向いているのは、倫理にそむいているのではないですか ・地図の折り目の一番谷間がわたしの家です ・こんなに長い距離あるいたら、きっと靴ずれしちゃうよ ・スワイプであなたの家まで ・この道路が土かアスファルトかまではわからない ・等高線の本数だけ長生きできる ・碁盤の目も農道もだれかが唸ってつくったんだよ ・東京ドーム1/1000個分 ・足で測量してないなんて偽者だ ・コンパスの揺らめきに身を委ねる ・あの日のラーメン屋まで案内を開始します ・もう

    • はい、お待ちください

      ・これは電話番号出ないタイプの固定電話 ・おはようとお疲れが切り替わるタイミング ・わたしは朝からお疲れなのです ・お疲れ様を返さない人録 ・星の数ほどの回線の中から ・白く良質なるこの筐体 ・わたしが親機 ・スイッチ、スイッチ、ボタン、スイッチ ・受話器を置く部分の曲率を求めよ ・バトンパスにトラブルを載せて ・ドラマのごとき対岸の火事、コーヒーによく合う ・電話線の先端にはかえしがついていて、たぶん抜けないので ・お疲れ様です お疲れ様です 何度も

      • +4

        薄れゆく記憶のなかで

        • +2

          図面のビート

        あなたをつまんで新宿に落とす

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        記事

          +3

          窓的

          +3
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          たまごに関する一考察

          たまごに関する一考察

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          かまきり

          窓の外にかまきりが。大きいやつが。 いる。心配だ。どうしよう感が出過ぎている動きをしている。 路面電車でよかった。むしろだからこそよくなかったのかもしれない。振り落とされて軟着陸のほうがまだ。 窓から上にいった。いまは足だけが。でもそうだ、窓枠に足をかけてこう、なんとかなるじゃないか。 ロッククライミングでいうところのあの掴むやつだ。 視界にいなくなってしまった。 いまごろは子どものゆめであるところの列車の上で決死のたたかい中であろう。 風とかと。

          かまきり

          やや酔

          ドロまではいかない。 すこしふらふらはしています。 そういう感じで電車に揺られて、明日こそは会社から温泉が出て、全従業員がやむを得ず出勤停止を命じられてしまうのだ。とかを考えている。 いま気づいたがわたしと同機種のガラケーでワンセグを見ているおじさんがいる。そんなことができるのか。 帰りの電車はとてもさみしくて、そしてとてもおかしいのだ。めろめろふらふらだと、そんなことにも気づくのだ。 ほら、とてもいいでしょうやや酔。 乗り換えの時間です。また車内にてお会いしましょ

          やや酔

          ハンドクリーム

          手が乾く。昨年に比べると5倍は乾いている。もしくは、手がかさかさすることに昨年の5倍耐えられなくなっている。 基本的にべたべたの方が耐えられない人間である。夏は春秋冬より圧倒的に憎い。かさかさするほうがいいじゃないか。でも最近ほんとうに手が乾いていることに耐えられない。 そもそも手が乾くことの何が嫌なのか。今まさに手が乾いているからこの文章を書いているので、手に集中して感覚を向けてみる。 気づき1:手を動かしていなければかさかさしてない 気づき2:ものに触ってもかさか

          ハンドクリーム

          家がみえたら

          家がみえたら

          黒猫似のおじさん

          黒猫似のおじさん

          きみのベッド

          きみのベッド

          ラムネのミラージュ

          ラムネのミラージュ

          自由研究

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          チョコレート夕暮れ

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