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ぷちくん
2017年6月24日 06:09
遥か遠方に聳える塔は人類の塔なり、積み上げた進化の証は天空を貫く、しかしそれが天へ届くことはない。ここに一人、星をみる男がいた。毎夜毎夜、望遠鏡を覗いては、星を感じて手を伸ばす。彼は屋根に上り、灯台へ上り、山へ登った。しかし星を掴むことはできず、彼は飛行船に乗った。しかし星には届かず、男はまた地面の上から星を見た。ここに一人、空をみる女がいた。毎朝毎朝、天を見上げては、広がる虹へと走っ