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空き缶たまりすぎ問題

残暑がまだまだ厳しい今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

わたしは今日この頃は、家から徒歩10分の郵便局へと赴いては、すでに汗がポタポタで、横の自販機で120円の三ツ矢サイダーをポチり、その場でガブ飲み。

そこから10分くらい歩くと、やはり汗がダクダクで、近くの100円自販機で水をポチり。やはりその場でガブ飲み。

この時、空き缶を捨てようとするも、自販機の周りに缶を捨てるゴミ箱がない。先に飲んだ三ツ矢サイダーのペットボトルに加えて、空き缶をと空きペットボトルをエコバッグに突っ込んだまま歩く。

そして5分も歩くと駅に着いて、汗はそこまででもないが、なんとなく缶コーヒーが飲みたくなって駅のコンビニで買う。そしてホームのベンチで飲む。

なんともなしに、その空き缶もエコバッグに入れる。この時点でもう、空き缶をエコバッグに突っ込むという作業がルーティン化しているのである。

こうなってくると、何かドリンクを飲み干すたびにエコバッグに空き缶が増えていく。特に、水分補給をしょっちゅうする真夏などは、夜になって帰宅する頃には、少なくて2~3本、多くて5~6本がエコバッグの中でジャラジャラしている。

それに気づくのがまた、帰り道で最寄り駅に着いた頃だったりするので、駅のゴミ箱に全部ガバッと捨てたりする。

いや、あの、駅のゴミ箱というのは基本的に駅構内で買ったドリンクの空き缶を入れるべきであって、よそで買ったものをなんでもかんでも突っ込むのはマナー的によろしくないことはわかっているのですよ?……わかっているのですが、だって邪魔なんだもん。

最寄り駅なら家まで持ち帰れよという意見もあるでしょうが、それは後でめんどくさい。いやなんかもう本当にすまん。

しかしながら、元はといえば、空き缶を捨てられるところが少なすぎるというのが問題なのだ。いつからだろう、こんなに極端に減ったのは。

ひとつのゴミ箱に、これでもかとムリヤリ空き缶を突っ込んでいるのを、街中でよく見かけます。もうゴミ箱がパンパンで、穴が完全に塞がれていて中に入れられないから、フタの上や周囲の地べたに捨ててある。

これではむしろSDGsに反しているのでは?と思うのですが、日本政府はそこのところ、どうお考えなのでしょう。ゴミ箱の周囲の地べたに捨てるのだって、実質的にポイ捨てと変わらんしなあ。風が吹いたら路上に飛ばされるわけだし。

減らすには減らすだけの理由があったはずですが、そのおかげで街中の空き缶のポイ捨てが少なくなったとは到底おもえない。

とはいえ、いったん撤去したものをまた設置しなおすというのも莫大な予算がかかるのだろうし、自販機の横のゴミ箱なんてあくまでサービスでやっているだけであって、たぶん運営サイドからすれば、そこに経費を削ぎたくないんだろうなあ。

いっそ、缶そのものを無くしてみてはどうだろうか。いや、もちろん、今すぐにという話ではない。現代の科学ではまだ難しいであろう。

しかし、人類は日進月歩、時代は信じられないくらいに変化していくものなので、あと30年くらい先には、車は空を飛び、人間も宙を舞うのが当たり前の日々が訪れるかもしれない。無重力状態の日常。

食べ物や飲み物はフワフワと浮かび上がり、宙を舞う人々はそれを口で捕まえて食べる。まるで海水魚のような食べ方だが、常識など社会が変われば自然に変わっていく。飲み物だって、スライムのようにウネウネしながら、部屋の中で渦巻いている。

食べ物や飲み物をストックしておくための包装や、盛り付けるための皿やコップは全く要らなくなるので、SDGsに則しているし、皿洗いの手間も省ける。

しかし……。

なんかイヤだ、その社会。

個人的には、食べ物が宙を舞うよりも、飲み物がスライム化して宙を舞うほうがイヤだ。液体がグニュグニュとしているだけでもうダメ。

もともとウイ○ーinゼリー的な、液体をチューチュー吸う系統のものが生理的に無理な自分には、とうてい耐えられそうにない。

そもそも、缶がゴミになってしまうからいけないのであって、缶そのものの存在は別に悪くない。飲み終えた瞬間に缶がなんらかの形で消滅してくれれば、それで良いのである。でもそれは物理の法則からすると無理で、2020年代の科学では、やはり現状に甘んじるしかないのか。

現代では空き缶はリサイクル品として再利用されますが、アルミ缶の場合は、ほとんどが新しい缶を造る材料となるのだそうです。空き缶が出るたびに新しい缶が生まれるという無限サイクル。

対してスチール缶は、自動車の部品、建物の鉄骨、鉄道のレールなど、様々な用途があるらしい。スチール缶を積極的に飲むほうが、多方面のリサイクルに協力できるということか。

ペットボトルはさらに多岐に亘ってリサイクルされ、洋服なども作られるらしい。現時点ではペットボトルがもっとも効率が良くエコであるとされているみたいですね。ちゃんとみんなが空のボトルを飲料のゴミ箱に捨てていればの話ですが。

そうこう書いているうちに、缶コーヒーを2本、三ツ矢サイダーを1本すでに消費し、エコバッグには2本の空き缶と1本のペットボトルがあるのです。

日中は暑いとはいえ、夜は涼しくなってきたので、久しぶりに公園で缶ハイボールを1杯やりたい気分でもあります。すると空き缶が3本に増えます。

さらに、飲み終える頃にはたぶんほろ酔いなので、エコバッグがジャラジャラしていることを忘れている可能性が大。今日は電車を使っていないので、駅のゴミ箱にも立ち寄らず、訪れる予定の公園にゴミ箱はない。

どうしたものか。……とりあえず、角ハイボール買いに行こうっと。

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