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晴れてるのに雨のやつ

今朝天気は出ているのに雨が降っていた。
クイズを出す前のような緊張感とワクワクで街が染まっていた。

そんな晴れてるのに雨のやつが数年に1度くらいある。僕は関西で過ごしていたのでその現象を名付け呼ぶとしたら「狐の嫁入り」。大学で東京に出てきて「天気雨」と呼ぶことを知った。
晴れてるのに、雨。雨降っているのに晴れ。不思議な現象。

人間は天気を単なる自然の現象と呼ばずに、物語に落とし込んで語る。そのため、関西では狐が嫁入りしたと表す。不思議な空の模様を狐に騙されていると考えたわけだ。とても面白い考えだと思う。僕はこの世の科学者に手紙を書こうと思う。

汗をかきながらこの世の謎を解明している科学者の皆様、いつもお疲れ様です。あなたたちのおかげで医療が発達し、交通が発達し、生活が豊かになっています。いつもありがとうございます。
ただ、1つお願いを聞いてくれませんか?狐につままれた思いで聞いてくれたら嬉しいです。全てを科学的に解明したとき、世界が空っぽになると思うんです。何においても正論だけの世界なんて誰も欲しくない。どこかメルヘンでオカルトで妄想が膨らむ余地をまだこの世界に残しておいて欲しいと思っております。なのでほんの小さい謎だけ残していってくれませんか?トイレットペーパーの境目が分からなくなってクルクル回し続けるあの時間とか残しておいてください。分からないことがあることも豊かな世界だと思っています。

この記事を書くために、この晴れているのに雨現象がなぜ起きるかという科学的理由を知ってしまったが敢えてここでは書かないでおく。
みんなには大きい狐が笑っている顔を想像して欲しい。

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