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おじいさんとジャングル生活の巻き!【波乱万丈なワーホリ オーストラリア編⑧】


韓国人彼氏とシドニーでお別れして、泣く泣く向かった先はブリスベン。

ブリスベンからさらに飛行機で2時間程行ったところにあるウィッツサンデー島。

Whitsunday Islands


メールでこの日までやりとりしてたオーストラリアのおじさん。
メールのやり取りでおじさんがウィッツサンデーアイランドの空港まで迎えに来てくれるって事だったんだけど、おじさん待ってなかったらどうしよう。誰もいなかったらどうしよう。。もしかしてこれ詐欺なんじゃ。。っていう私の心配がMAX!

空港に着くと白髪のひげじいさんが私に手を振ってたきたから、あ!あれが多分おじさんだ!って事であれだけ心配だったのに詐欺じゃなかった!笑

ひげじいさんはこんな小さな島にアジア人が一人で大きなスーツケースかかえて見ただけですぐあの子に間違いないと分かったであろう。。

ひげじいさんは軽トラで迎えにきてて、車の中はごちゃごちゃで汚いし、自分のおじいちゃんの軽トラに乗せてもらってる感覚と一緒だった。笑

ひげじいさんと一緒に軽トラで走る事一時間以上、空港から大分離れてるしどんどん不安になっていった。田舎にもほどがあるだろうってくらい家が全然見えないし、どんな山奥に進んでいってるんだろう。。わたしこんなところで3ヵ月生活するとかもうすでに無理なんですけど。。

やっと着いたとおもったらどんどん進んでいく竹林の中、あたりは森?ジャングル?ってくらい大自然。

そのジャングルの中にぽつんと中々大きな家。

うわー。私この家にこのひげじいさんと2人で3ヵ月住むの?無理にも程があるでしょ。

しかも私は大の動物嫌いなのに、犬が2匹もいる!!がーん

一匹は黒い中型兼の犬、もう一匹は小型犬でタケって名前。


そお、私が来たのは竹のファームだったの!

しかもこのでかい家はおじいさんの手作りらしい。

ひげじいさんは、ここは竹(バンブー)ファームだからこの子の名前はジャパニーズネームでタケにしたんだよ!

って。。

その日はショックすぎてすぐ就寝。
彼氏に会いたいし、こんなジャングルに独りぼっちで寂しいし、やっていける自信ないし、クマとかに襲ってこないか、他に動物が襲ってこないか気が気じゃなくて、しかも今日は大みそか。世界中の人が楽しい年越ししてカウントダウンする中私はひとりでベッドの中でシクシク(T_T) 年を越しましたとさ。疲れすぎたのもあってそっこう寝たけども。。

次の日はたくましいニワトリ達の叫び声で起床!

昨日は見なかったけどニワトリこんなにいたんだ。。

おじいさんが朝食作ってくれて、おじいさんから私のやる仕事をつぎつぎに教わる。

その中でもわたしがいっっっちばん大嫌いだった仕事。

ニワトリのエサやり!!!


朝起きて朝食食べ終わったら、残飯のかごを持って外に出てただニワトリがいる庭に残飯をまき散らせばいいんだけど、私はニワトリがまず怖い!!!!

残飯を持った私をみたら10何匹いるニワトリ達が一斉に私に向かってくる!

その中にいる雄鶏ボスがまあそれまたデカいし、目つきが怖いし私をいつも睨んでるし、怖くて怖くて、毎朝恐怖だった。。

まき散らすっていうよりも残飯のかごごと投げて逃走スタイル。
後でそっと拾いにいく。

これをおじいさんから見られたとき呆れてブちぎれてた。笑

だって怖いもんはしょうがないでしょ。。



朝昼晩ご飯はバルコニー


その毎朝の恐怖を乗り越えて、日中は竹の仕事。

竹にキャタピーラ(幼虫)が住み着いて竹の葉をくるんとまるめて竹の葉をダメにしていくらしいんだけどそれをハサミでどんどん切っていく作業。

ものすごーく広い敷地だからおじいさんと軽トラでタケも同行して3人?で毎日仕事場に向かう。

場所に着いたら私とタケを残して、自分はまた他の作業に行くから私は一人でもくもくと竹の葉を切っていく。

もーそれは寂しいったらありゃしないわ。笑

誰もいない竹林の中で犬と20歳の私一人ぼっち。

たまーにがさがさって聞こえて私がびびってるとタケが吠えてくれて本当心強かった。いつも私から離れることなく私を守ってるのか、仕事するよう見張ってるのか笑

「おじいさーーーーーーーん」って叫んでも返事なし。
それくらい遠くに行ってるから正直毎回探しに行くのが一苦労だった。
とりあえずおじいさんを見つけるまで歩き続ける必要がある。

昼頃になるとおじいさんがやってきて
「昼ごはんにするぞー」って呼びに来る。

おじいさんとお昼ご飯食べた後は基本ちょこっと仕事してその日の仕事終了。

その後が私は大変だった。
なんせ暇。

竹林以外なにもない。


彼氏との電話くらいしか毎日の楽しみがなかった。笑

夜になると家以外の光りはなくまっっ暗。

懐中電灯なしではそとにも出られないくらいもちろん街灯とかもあるわけない。

私はそれが怖すぎて夜は一切家から出なかったんだけど、シャワー室だけが家から庭をあるいてすぐ隣だけど真っ暗すぎてシャワー室に行くのが怖くて怖くて行けなった。。
だからおじいさんにお願いして私はシャワーは日が昇ってる時に毎日浴びるから!って伝えて夕方4時頃にシャワーしてた。笑




お家全部おじいさんの手作り




そんなある日、おじいさんから

「そういえば、今日シャワールームの壁に蛇がいたから気を付けて入りなさいね。」

えええええ???何メートルくらいの蛇なの?????

「3メートルくらいだろうか」

え。ちょっと待って普通に無理なんですけど。
まずシャワー室一切入りたくないし、そんな蛇に遭遇したら私死ぬじゃん!!!って

おじいさんから生まれたてのヒヨコをこれからあなたが責任持って育てなさいと言われ、勝手に私の仕事になってるし。←ヒヨコさえも怖い動物嫌い
嫌々しょうがなく毎日エサをあげたんだけど、この蛇が出たことからおじいさんが「毎晩ヒヨコはバルコニーじゃなくて部屋の中に入れて眠るよう」言われて、私をさらに怯えさせるっていう。笑

ひよこも食べるくらいでかい蛇なの。。恐怖しかない


3メートルの蛇がいたって毎日外仕事して汚れてるから入らないわけにもいかず。。
私はどれだけ怖い思いをして毎日シャワー浴びたことか。
髪の毛洗うときに目を瞑ってる瞬間に蛇が来たら困るから目を瞑る瞬間を無くすため極力顔に水がかからない方法で髪洗ったり、シャワー中は私にとってリラックスタイムからは程遠かった。笑

毎日のシャワーに私は戦いにでも行くかのような心構えで行ってた。笑

しかも、いなくなったのかまだいるかもわからず、このおじいさんの家にいる間は毎日この恐怖のシャワーを浴びたのであった。

次の記事ではなぜ私のベッドでカンガルーが寝てる状況になってしまったのかを説明する。



おじいさんと買い物行ったら一応私の欲しいもの入れさせてもらえる。笑


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