痩せたくて仕方ないみきと
痩せたくて仕方ないまいがいました。

二人はレストランで働いていて、毎朝の仕事の一つである掃除が大っ嫌い。
特に掃除機をレストラン中かけないといけないから朝から憂鬱。

特にこの人が今日の掃除機をしてっていう決まりはないから
お互い相手がやってくれればいいのにって不満をいだいてました。

そんなある日

痩せたくて仕方ないみきが急に率先して掃除機をしたがるようになりました。
それを見て痩せたくて仕方ないまいはラッキーって毎日思っていました。

時がたって、まいはみきが少し瘦せてきていることに気が付きました。

「これはいかん！きっと掃除機を毎朝かけてるせいで運動になってそれが少しずつ効いてきてるんだ」

ってまいはみきが痩せていることに嫉妬するようになりました。

それからまいは少し朝早めに来て掃除機をかけるようになりました。

それを見たみきは、
「まい！掃除は私がするから大丈夫よ！休んでていいよ！」

まいはそれに対して
「いいよ大丈夫！私するからみきが休んでて！」

二人はそれから毎朝どっちが掃除機をかけるかの奪い合い。

まいから掃除機をさきに取られた日は、みきは他の仕事をせかせか動き回って、なるべく歩くように、なるべく動いて脂肪を少しでも燃やせるようにがんばりました。

いつのまにか、大っ嫌いだった二人の「掃除」が「痩せるための運動」に変わったのです。笑

自分のやってるいやーな事、人はしてないのに何で自分だけがって思ってやっている事、

少し見方を変えるだけで、まったく別の物になる。

ネガティブに嫌だなって思ってることも見方を変えたらポジティブなものになる。

今のどうしようもない嫌な状況も捉え方が変わると全くちがうものになるかも♪

これが人生を楽しむ秘訣なのかもしれない

終。

私に過去に起こった実話でした。笑