【1日1文献】腰椎肢位の変化における腰椎回旋について#体軸内回旋#運動連鎖#腰椎

参考文献:腰椎肢位の変化における腰椎回旋について
筆者:大平 功路斎藤 雅也山村 俊一
発行日:2010年
掲載元:第45回日本理学療法学術大会 抄録集
検索方法:Google Scholar
キーワード:腰椎体幹回旋運動連鎖

【考察】
腰椎の回旋角度は腰椎伸展位より腰椎屈曲位で大きくなることが示唆された。腰椎の回旋は主に椎間関節と各椎体と椎間板の間で行われる。腰椎の椎間関節面は水平面に対して直角に傾斜しているとされている。このため腰椎を屈曲すると椎間関節面が水平面に平行になり、逆に腰椎を伸展すると椎間関節面が水平面に直交する。椎間関節面が水平面に平行になることで回旋運動は起こりやすくなり、腰椎屈曲位では回旋運動が起こりやすいと考えられる。さらに、椎間関節面の角度が上部腰椎は下部腰椎に比較して水平面に対して直角に傾斜しているという特徴を持っている。このことから、腰椎屈曲位では、伸展位に比べ上部胸椎の椎間関節面は水平面に平行になり、回旋運動が起こりやすくなると考えられる。つまり、腰椎屈曲位と腰椎伸展位では上部腰椎の可動性に変化があることが推測される。

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2009/0/2009_0_A4P3051/_pdf/-char/ja


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?