【1日1事例】回復期リハビリテーション病棟における人間作業モデルに基づく介入がもたらした重度認知症者の行動・心理症状の変化 #認知症 #人間作業モデル #BPSD

参考文献:回復期リハビリテーション病棟における人間作業モデルに基づく介入がもたらした重度認知症者の行動・心理症状の変化
筆者:青栁 翔太, 篠原 和也, 鹿田 将隆, 野藤 弘幸
発行日:2020年
掲載元:作業療法 39 巻 (2020) 1 号
検索方法:インターネット
キーワード:認知症, BPSD, 人間作業モデル, 回復期リハビリテーション病棟, 意味のある作業

【抄録】
・回復期リハビリテーション病棟に入院する重度認知症者に対し,人間作業モデルに基づく介入がもたらした変化と要因を提案する.
・Mini-Mental State Examination,認知症行動障害尺度短縮版,機能的自立度評価法,人間作業モデルスクリーニングツールを入棟1週目,介入2ヵ月後,それ以降1ヵ月毎に測定した.
・自宅退院に必要な日常生活活動への介入と,興味や役割の情報と人間作業モデルスクリーニングツールの結果から計画したちぎり絵やキャッチボールといった介入を約4ヵ月間実施した結果,各評価法の評定は入棟1週目よりも全て改善した.
・従って,人間作業モデルに基づく介入は,対象者の認知機能と行動・心理症状の良好な変化を導いたと考えられた.
【メモ】
・BPSDの改善には、対象者にとって意味のある作業を用い、活動に参加する役割の獲得が有用であると報告されている。
・また、対象者の興味に基づく作業を選び、その難易度を調整した介入が、酸化促進や喜びの喚起につながると報告されている

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jotr/39/1/39_102/_pdf/-char/ja

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