【1日1文献】自動での座位側方重心移動運動で頸部・体幹の立ち直り反応は起こるのか#立ち直り反応#バランス#重心移動

参考文献:自動での座位側方重心移動運動で頸部・体幹の立ち直り反応は起こるのか
筆者:岡川 修士1,2),岩田 晃1),上田 顕丈2),亀本 理美2),宇山 享介
発行日:2015年
掲載元:Vol.42 Suppl. No.2 (第50回日本理学療法学術大会 抄録集)
検索方法:インターネット
キーワード:自動運動・重心移動・立ち直り反応

【はじめに,目的】 
・臨床において,座位で重心を側方へ移動させ,頭部と体幹を垂直に保持するよう指示する運動が頻繁に用いられている。
・これは, 座面が傾斜した場合や,腕を側方へ引かれた場合に,頭部と体幹が地面に対して垂直を保つという立ち直り反応が根拠になって いると考えられる。
・しかし,これらは自動運動ではなく,他動的に座面が傾斜した場合や,他者から外乱を加えられた場合に見 られる反応であり,自動運動において出現する反応であるのか明らかにされていない。 
・そこで本研究は,健常者において,自動での座位側方重心移動運動で,頸部と体幹が垂直を保つような反応,つまり立ち直り反 応が出現するか否かを検証し,この運動の臨床的意義を見直すことを目的とした。

【考察】 
・座位における立ち直り反応は,頸部・体幹が座面の傾斜に関わらず地面に対して垂直を保つと報告されている。
・しかし,課題① の頸部・体幹傾斜角度はともに 34.4̊,課題②の頸部傾斜角度は 25.9̊,体幹傾斜角度は 27.4̊ であった。
・つまり,両課題とも頸部・ 体幹が垂直を保つような立ち直り反応は出現しなかった。 
・ただし,課題①と課題②の比較から,移動側への骨盤の傾斜を強調させると,頸部・体幹傾斜角度は有意に低値を示した。
・また, 課題①と課題②の比較から,課題②の頸部・体幹の立ち直り角度は有意に低値を示し,その値は 0̊ 以下であった。
・つまり,自動 での座位側方重心移動運動で頸部・体幹の立ち直り反応を促す場合は,骨盤の傾斜を強調するべきだと示唆された。

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2014/0/2014_0461/_pdf/-char/ja 

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