【1日1文献】抑制を必要とする患者が病棟で落ち着いて生活できるために ~回復期病棟における集団活動の効果~#回復期リハビリテーション病棟#集団活動#BPSD 12 wataru 2023年6月30日 08:20 参考文献:抑制を必要とする患者が病棟で落ち着いて生活できるために ~回復期病棟における集団活動の効果~筆者:坂田 知穂(OT),石田 千尋(OT),北垣 敏樹(OT),安原 弘子(OT)発行日:2019年掲載元:第39回近畿作業療法学会検索方法:インターネットキーワード:回復期リハビリテーション病棟,集団活動,BPSD【はじめに】・当院回復期病棟における認知症や高次脳 機能障害を呈した患者様の BPSD 軽減や介護者負担 感の減少を目的とした集団活動を通して,病棟生活に 変化がみられた事例 A 氏について考察を交えて報告 するメモ・集団活動前後で A 氏の BPSD 軽減と介護者 負担感の改善を認めた.BPSD への介入には,能力を 維持するための課題への介入と環境面への介入,そし て介護側のコミュニケーションの改善等が効果的であ るとされている(加瀬裕子ら,2012).・そして集団レ クリエーション介入により第一段階として BPSD が 改善し,その結果として BPSD に由来する介護者負 担感が減少する可能性が示唆されている(坂本将德ら, 2017).・A 氏が無理なく取り組め且つ集中しやすい作 業の選定と,他者との交流や役割活動を促進する集団 の設定,さらに多職種からの A 氏に対する肯定的な 関わりは,A 氏にとって病棟生活の安定と安心を保 障し無目的な徘徊等 BPSD の軽減に繋がったと思わ れる.・それに加えて安定と安心が得られる環境により A 氏が主体性や自発性を発揮できるようになった事 で,介護者側からの A 氏への理解が促進され介護者 負担感の軽減に寄与したのではないかと考える. ・今後は,在宅生活においてデイサービスへの参加を 拒否していた A 氏の退院後の環境を保障する為に, 回復期病棟での集団活動の様子や作業種目,環境等の 情報を在宅で関わるスタッフと共有し,活かしていき たいと考える.参考URL:http://kinot39.umin.jp/pdf/abstract/O1-2.pdf ダウンロード copy #認知症 #作業療法 #高次脳機能障害 #回復期リハビリテーション #文献 #BPSD #集団活動 12 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート