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【読書感想文】絵本は心の糧(1215字)

毎日絵本を読んでいます。週に5日ぐらい図書館に行くのですが、まず図書館の中で良さそうな絵本を1冊見つけて読みます。それから2冊程度借りて家で読むので、1週間で10冊以上の絵本を読んでいることになります。

絵本の良さはいろいろあります。童心に帰れる、心が和む、すぐ読めるといったところが、私にとっての絵本の良さです。他には、笑える、じーんと感動する、心が洗われるといった良さもあるでしょう。

絵本は場所をとる、高額であるといった短所もあります。でも、このことは気にならないです。図書館で借りて読めばいいと思います。私のよく行く図書館には山ほどの絵本が置いてあり、読みつくすことはなさそうです。図書館に行ってたくさんの絵本を見るたびに、これは宝の山だと思ってワクワクしています。

ここからは最近読んで良かったと思う絵本の紹介と感想です。まず、『こたつ』です。これは福音館の(日本傑作絵本シリーズ)の一冊で、作者は麻生知子さんです。この本はもう図書館に返却したのですが、いつか購入したいと思っています。それぐらい好きになりました。

大晦日から元旦までの家族の情景を描いた本で、読みながら懐かしい気持ちになりました。面白いのは、上から見下ろす絵になっていることです。ちょうど天井にカメラを取り付けて、家族の動きを撮影した感じになっています。

年賀状書きや年越しそば、鍋といった日本人には、馴染みの深いものが次々と出てくるので、読みながらほっとした気持ちになりました。これが典型的な日本の年始年末の情景でしょう。お父さん、お母さん、おばあちゃん、ぼくと家族のみんなが出てくるので、にぎやかな雰囲気があります。家族の温かさも本の中から伝わり、いつまでもこの絵本の世界に浸っていたい、と感じました。

次はいわむらかずおさんの『ふうとはなとうし』です。童心社から出版されています。うさぎのふうとはなが野原に遊びに行って、そこで牛のお母さんと出会います。大きな牛なので、ふうとはなは驚きますが、牛のお母さんさんは優しく接してくれて、自分のことを話してくれます。

パステル調の繊細なタッチの絵が載っていて、読んでいると心が和みました。牛のお母さんの優しい目が、心に残ります。伯父が牛を飼っていたので、私は牛の目を実際に何度も見たことがあります。この絵本のように優しく穏やかな目をした牛が多かったです。牛のお母さんのお腹にもたれて、ふうと花がお昼寝をする場面はなんとものどかで、微笑ましい気持ちになりました。

絵本はこれからも読んでいくので、また読み終わったものを紹介します。私にとって絵本が心を癒してくれることは多くて、気が滅入っていても図書館に行って2、3冊の絵本を読めば、明るい気持ちになれることが多いです。自分ではこのことを絵本セラピーと呼んでおり、絵本は心の糧だと気づきました。

図書館の除籍本として頂きました。有難かったです。


大きな牛のお母さんと、ふうとはな



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